インセクトフェスティバルへ行ってきた沼おじさん
どうも、ちょっと忙しくて間が空いてしまいました・・先週末は『 インセクトフェスティバル 』へ行って来ました。
これは沼おじさんにとって大変大事なイベントなんですが、前日の土曜日に仕事をブチ込まれてしまった沼おじさん・・
何とか頑張ったんだけど、深夜4時まで仕事が終わらず・・翌朝10時の開場時間には間に合いませんでしたわ orz
それでも昼過ぎに浜松町に到着し、なかなか面白いゾウムシをゲット出来た。大きい方がブラジル、手前がメキシコの象虫。
共に民芸品の様な模様で渋いよね ww 特にメキシコの奴は見た事のない模様だったので、頑張って行った甲斐があったなぁ
一個事前にSNSに告知されてて狙ってたゾウムシがあったんだけど、流石にそれは誰かに持って行かれてました・・
やっぱり大手町のインセクトフェアと、このインセクトフェスティバルは本気で挑まないとダメだなと思う沼おじさんです ww
さて、この週末は仕事も一段落したので新宿御苑にモクレンを見に行ってきました。樹齢150年の木蓮の大木があるんだよね
今週はずっと暖かかったし、例年よりちょっと早く来てみた。写真のモクレンは満開でしたが、本命の大木はまだまだでした
まぁ、また来週か再来週あたり桜を見に行くのでその時に見れればいいかなと思っています。桜もまだこれからって感じだった
前も撮った木の節穴にお花が咲いていた ww 前回は葉っぱしか生えてなかったけど、こんな花が咲くんだな・・春ですねぇ
これから桜も咲いて暖かくなって、お出かけもし易くなる。楽しみがいっぱいでワクワクしている沼おじさんです。それでは〜
多様性が過ぎるゾウムシの世界
今年の春、久しぶりにお気に入りのハイキングコース『 渋沢丘陵 』を歩きに出かけた沼おじさん。やっぱいいんだよねここ。
以前軽く紹介はしていたけど、せっかくだからちゃんと記事を書こうかと思ったら、ここで撮ったゾウムシの写真が一杯あった
何せ畑に囲まれたこんな道だから、沼おじさんの大好きなゾウムシがしっかり居やがるんですわ、居たら撮っちゃうモンね ww
畑脇に生えた『 ミズキ 』の蕾にこんな象虫が居た。『 カシアシナガゾウムシ 』標準6mm程度。大きそうに見えて小さい。
この個体は多分標準より少し大きいと思うけど、それでも1cmにも満たない小さな虫だ。これでもデカい方なんだけど・・
何となく名前ぐらいは知ってるけど・・って皆さんは 1cm未満の虫なんてアリンコと同じくらい小さいと感じるだろうね。
実際大きめの蟻といい勝負だ ww 因みにゾウムシの大きさに、口の長さは含まれない。口の根元からケツの先までの大きさ。
名前に『 カシ 』と付くのは『 カシノキ 』の樫ね、『 シイ 』とか『 クリ 』とかドングリ系が好きなゾウムシって事です。
でもこいつはミズキに居た・・ミズキも好きなのかな、こんなに大事そうに抱えてるしね ww まぁ、たまたまかもしれない。
一匹ゾウムシを見つけたら、その周辺で他の種類のゾウムシが見つかる・・これはもう確率からいってそういうモノで ww
同じミズキにコイツを発見。『 キアシチビアオゾウムシ 』5mm程度の象虫だった。え?・・どこがゾウムシ?って思うよね
象虫には色んな種類が居て、コイツは『 クチブトゾウムシ 』ってグループに属する。クチブトには象みたいな長い口はない。
さらにコイツの場合はその中でも特殊な顔つきで、大きさの近い『 ハムシ 』のような顔をしているから、尚更分かり難い。
畑で風に揺れる菜の花にゴマ粒が付いていた『 ダイコンサルゾウムシ 』2.3mm 程度の象虫。ここまで小さいとほんとゴマ ww
サルゾウムシと名前に付くヤツは沢山いて、どれも同じくらいの大きさ。チビとかサルとか名前にあったら極小と思ったらいい
中には 1.5mm の超極小象虫もいる。逆に日本で一番大きいのは『 オオゾウムシ 』だが、大きな個体でも3cm に満たない。
でも最小と最大で20倍もの差があるんだから多様性が過ぎるよね ww 超極小でも拡大すればしっかり甲虫してますよ ww
そしてコチラ、長い口があるからゾウムシだと思ってしまう人も多いだろうけど、こいつは『 チョッキリ 』という昆虫だ。
ゾウムシ上科の仲間ではあるんだけど『 オトシブミ科 』に分類される。触覚が L字じゃなかったり見た目もちょっと違う。
枝を切り落とす習性があるからこんな名前 ww よくドングリの付いた枝が落ちてたりするでしょ、アレはチョッキリの仕業。
コイツは小さい方なので枝は切れないかもしれないが、この新芽なら切れそうだ・・卵を産みつけたりして切断するんだね。
葉っぱの写真を撮り忘れて何とも言えないが、羽の点刻が深いので多分『 カシルリチョッキリ ( 2.7mm 程度 ) 』だと思う。
散策路脇の木製ベンチで花の蕾と戯れている象虫がいたので、カメラを向けるとレンズの前まで踊り出て喧嘩を売ってきた ww
肉眼だと粉を吹いたように白っぽい青緑に見える『 コフキゾウムシ 』だが、拡大すると虹色に輝く鱗片に覆われた美しい象虫
大きさはだいたい5mm前後なんだけど、個体差が激しく小さいのと大きいのとでは二倍くらい差があるんだよね。
クズの葉があればどこにでも居るので象虫の中で一番発見率が高い。見た事ある人も多いだろう、象虫と分からないだけで・・
どこだったか忘れたが・・都会の駅のエスカレーターで、前に立っていた小綺麗な女性の後頭部を這い回っていた事もある ww
こちらは名前が可愛い『 イチゴハナゾウムシ ( 3mm程度 ) 』・・花ゾウムシと言うだけあって花の蕾に産卵するゾウムシだ。
こいつはイチゴとかバラが好きみたい。園芸家が『 バラゾウムシ 』と言って毛嫌いしているヤツの一人かもしれない・・
でも、大体それは『 クロケシツブチョッキリ 』と言うチョッキリだ。まぁ、何れにせよゾウムシ全般は害虫扱いされがち。
こんなのも居る。色も形も何かに似てるね・・こいつは『 カツオゾウムシ ( 11mm前後 ) 』だ。たしかに鰹節っぽいよね ww
コイツも畑や田んぼが多い場所では良く見る。象虫は太かったり細かったり、丸かったり平べったかったりシルエットも様々。
こいつは新鮮な個体だったから粉を吹いてしっかり赤茶色なんだけど、年季の入った個体は粉が取れて真っ黒だったりする。
そうなると近似種との区別がつかなくなって、途端に判別が難しくなったりする。多様性に富んでいる分、似たものも多いのだ
何せ日本だけで1300種類、発見されて分類待ちが数百種類控えているし、未発見の極小ゾウムシもまだまだ沢山いるハズだ・・
研究者とゾウムシの数が釣り合ってないんだろう ww だから名前は付いていても図鑑に載ってないようなゾウムシが山ほどいる
最後にもう一匹・・『 ヤノシギゾウムシ ( 3.5mm程度 ) 』木の葉っぱに付いてたんですが初めて見る象虫だったので
下に降りてもらいました。コロッと落ちると、もう発見出来ない・・初めての遭遇の場合必ずそいつの居た葉っぱも撮る。
頑張って調べて多分『 ムクノキ 』かなぁと言う所・・ここに同じゾウムシが何匹か付いていたから、ホストの木だと分かる。
さっきも言った様に似たモノが多いので、こうやってホストとなる植物を撮っておくと名前を調べるのに役にたつのだ・・
図鑑にヤノシギゾウはエノキに付くと書いてあった。ムクノキはエノキと近いようだから不安な名前検索に信憑性が増す ww
実際は3mmあるかないかってサイズだから分かりにくいと思うけど、今まで見てきたゾウムシより口がずっと長いでしょ。
これが『 シギゾウムシ 』と言う種類の象虫。ドングリなどの木の実にこの細い口で穴を開けて卵を産みつけるのだ・・
よく栗の中に入っている幼虫はクリシギゾウムシの幼虫だよ、食べたことあるよね ww 知ればもの凄く身近な昆虫でしょ。
他にも葉っぱで揺籠を作るヒメクロオトシブミ、アシナガオトシブミ、ブドウハマキチョッキリや、アオバネサルゾウムシに
カシワクチブトゾウムシ、チビシギゾウムシの一種、ホソクチゾウムシの一種など、狭いエリアで沢山の象虫を発見しました。
殆どは以前別の場所で撮った事のあるゾウムシだから、あまり深追いはしませんでしたが初見のモノにも何種か出会えて嬉しい
渋沢丘陵ハイクのレビューもそのうちに・・今日は山の日だから最後に丘陵から見た富士山を・・薄っすら天辺が見えるね。
今回は『 渋沢丘陵 』で撮ったゾウムシだけ紹介しましたが、面白い姿のゾウムシの写真は一杯持っている沼おじさん ww
世間との温度差も心得ているつもりなので ww またゾウムシ欲が高まったら他の種類も紹介しましょう。それでは〜
建長寺の虫塚とゾウムシ話
鎌倉の裏路地をぶらぶら・・この辺りは山間にお寺が沢山あるから人力車が走り回っている。今日はここから始めよう・・
分かりにくいけどこの扇ガ谷踏切の手前には用水路が流れていて、その脇の細い小道を右に入って行った沼おじさん。
そのまま真っ直ぐ進んで山に入り、薄暗く情緒漂う亀ヶ谷坂切通を抜けると『 建長寺 』の近くの通りに出るんだよね・・
鎌倉へ来るといつもこんな裏道をぶらぶらする。これから建長寺の『 虫塚 』に来た事があったか確認しに行くところだ ww
大人500円だったか、建長寺は境内に入るのに拝観料を払わないといけない。ちょっと嫌だけど、境内の雰囲気は割と好き。
仏殿の『 地蔵菩薩 』の雰囲気も好き。そしてこの仏殿前の広場に植えられた樹齢 760年と言われる立派な古木も良い ww
この古木は『 柏槇 ( びゃくしん ) 』というヒノキ科の常緑高木で、年を重ねるほど幹がねじれて面白い表情になるそうだ・・
そんな力強い樹形は必ず見るものに何か感じさせる事だろう、そのせいか禅寺の庭にはよくこの木が植えられているんだって。
和名は『 イブキ 』と言うそうで、話の流れから『 息吹 』だったら良かったけど・・滋賀県の『 伊吹山 』のイブキだった ww
さて、仏殿の裏には『 法堂 ( はっとう ) 』と言う建物がある。ここへ来てハッキリと以前来た事がある事を思い出した・・・
その昔、建長寺は僧侶の修行道場だったようで、この法堂に僧侶が何百人も集まって住職の説法を聞いていたんだって・・・
その天井に描かれた『 雲龍図 』は法堂の何処から見てもこちらを睨みつけて来る。これでは僧侶も気が抜けなかったろう ww
沼おじさんもこの雲龍図を見て過去に写真を撮った事を思い出した・・これはその時の写真だ。5年前か・・・
ここへ来ているならば『 虫塚 』を見てないワケがない・・実際に来て見たのか、ネットで見たのか曖昧だったんだよね ww
ここが『 虫塚 』・・うん、やっぱり来た事あるな ww でも何か前と違うぞ・・5年前はもっと閑散としていたハズだが・・
周りに石のオブジェが増えてる気がする・・やっぱりちょっと寂しかったんだろうな。前は写真も撮ってなかったし www
この『 虫塚 』は平成27年 6月4日の『 虫の日 』に、養老孟司さん監修で建立された昆虫を供養する為の慰霊碑だ。
石碑の横にあった石灯篭の中にテントウムシ地蔵みたいな子がいました。コレも以前来た時は無かった気がする・・・
ホント写真撮らないと忘れちゃうなぁ・・そもそも無かったから記憶がないのかもしれないけど、無かった事も覚えてない ww
前胸に十字の入ったゾウムシのオブジェ、コレは無かったと思う。ゾウムシ好きの沼おじさんがコレを見たら覚えているハズ。
十字架みたいで丁度いいじゃんって思ったけど、ここお寺だからどうだろう ww でもこんな模様のゾウムシは実際にいる・・
これは奄美大島へ行った時に泊まった宿で見つけたゾウムシ。前胸 ( 頭と羽の間 ) に白い十字模様がハッキリと見えるよね ww
コイツは沖縄方面で見られる『 ウスチャメカクシゾウムシ 』7〜8mmくらいの大きめ ( これで大きめなんです ) のゾウムシ。
顔つきでクチカクシゾウムシだろうなとは分かっていたんだけど『 メカクシ 』と名前に着くヤツだったから検索に手こずった
クチカクシゾウムシ亜科のゾウムシは大体名前に『 クチカクシ 』が入るんだけど、たまに『 メカクシ 』ってのがいるのね・・
沼おじさんぐらいのゾウムシファンになると、顔つきで大体の種類が判別できるんだけど、それでも名前を調べるのは難しい。
因みにコイツは宿でお風呂に入ってたら天井から湯船に落ちてきた、この宿には『 オオゾウムシ 』も沢山いて最高だった ww
そしてこの金網が虫塚の本体・・建築家の隈 研吾さんデザインで虫カゴ的なイメージなのかな。前はコレだけあった感じ・・
両脇を囲むゾウムシオブジェも無かった。この金網には苔が生える様になってると言う記事を読んだけど、未だ生えずだね。
その中心には金網のオブジェの守られる様にゾウムシの石像が祀られている・・あれ?・・こんなだっけ、コレも変わった?
養老さんは『 ヒゲボソゾウムシ 』を熱心に観察されているから、ヒゲボソゾウムシ風の石像に交換したのかもしれないな ww
そう、前はコレが金網の中にあった・・養老さんの別荘にあったものらしい。でもコイツは海外ゾウムシっぽいからね。
しかし何でこんなにゾウムシなんて馴染みのない昆虫のオブジェばかりなのかと思うかもしれないが、実はゾウムシはとても身近な存在なのだ・・ドングリや栗の中に入っている幼虫はゾウムシの幼虫だし、食べちゃった事のある人も多いだろう ww
郊外の緑地に行けばそれこそ一杯いるけど、東京の街中の街路樹にだってヒレルクチブトゾウムシやスグリゾウムシと言った連中をたまに見かける。以前、都内のオートロック付き新築マンションに住んでいた時に部屋の壁にサビヒョウタンゾウムシが張り付いていた時は流石にビックリした ww でもコレらはいわゆる口の細長いゾウムシの形をしていないんだよね・・・
実際に見てもゾウムシだと分からない様な種類が沢山いるうえ、ゾウムシに詳しくても 1.5mm〜3mm くらい小さ過ぎて見えない種類がまたウジャウジャいるんだな。何たって日本産の分かっているヤツだけで1200種、分類待ちのヤツも含めたら最終的に約2000種くらいになると言われているんだから、身近でないワケがないよね。要は多様性が過ぎると・・面白い虫だよ。まぁ、そんな虫のそんな話だ・・目を凝らせばあなたの部屋にもいるかもしれない www
農薬なんかのおかげで安定して食べられる食べ物もあるし、日常生活の中でもコバエや蚊を殺している。意識しないで踏み殺している虫もいれば、罠を仕掛けおびき寄せて殺している虫もいる。まぁ、たまにはこんな場所でそんな虫達の供養をするのもいいんじゃないかと思う沼おじさんです。
更に奥へ進み建長寺の裏山へ、ここは建長寺の鎮守『 半僧坊大権現 』が祀られる山で、崖には天狗の像が立ち並んでいる。
この山の上から始まる『 天園ハイキングコース 』と言うのがあって、以前きた時はそこを歩くことが目的だったんだな・・
だから建長寺に来たと言うより、ハイキングの通り道だったと言うワケだ。そのせいで記憶が薄かったんだと思われる www
上まで登ってきました・・半僧坊の雰囲気はとても好き。拝観料にケチを付けてたのを恥ずかしく思うほど楽しませてくれる。
ここから建長寺の境内を見下ろすとタイムスリップした様な気分になるんだよな。空気が霞んでいたのも効果大だね ww
天気が良ければ左の山の奥に相模湾も見えるハズだ・・ここには『 富士見台 』と言う展望台もあって、富士山も見える。
今回は全く見えなかったけど、前回は上の方だけちょっと見えた・・雲がなかったら裾の方まで綺麗に見えるんだろうね。
前回はこの富士山を見た後に『 天園ハイキングコース 』に入ったんだけど、コレが全く記憶にないんだよな・・・
途中でヒゲナガゾウムシを見つけて一生懸命写真を撮ってたのは覚えているんだけど、ハイキングコースの記憶は全くない ww
帰りに何か飲みたくて、建長寺の近くにあった『 去来庵 』と言う古くて立派な和風建築のお店に入った沼おじさん。
敷居の高い日本料理屋に見えるが、実はビーフシチュー専門店 ww この日はコロナもあって飲み物だけのカフェ仕様だった。
鎌倉市景観重要建築物に指定されるほど門構えも立派だから、入るのに躊躇してしまうけどアットホームで居心地のいいお店
古民家の様な店内の一番奥の座敷が空いていたので、迷いなくそこに陣取った。戸が開け放たれていたので足を突き出して縁側に座る。お庭も素敵で最高の居心地だ ww メニューに『 ダルゴナコーヒー 』とあったので「 何ですかコレ? 」と聞くと「 最近流行ってるオシャレなヤツです 」と返ってきた。「 じゃぁ、それで 」と頼んで出てきたのがコレ・・ホントにオシャレやん、こんなの美味いに決まってるやん ww コレも韓国から来た飲み物らしいですね。こんな場所で素敵なお庭を眺めながらのんびりと流行りものをすする贅沢・・ 鎌倉っていいよね ww
去来庵から駅へ向かう途中の脇道にイカした旧車が停まっていた、可愛い車、色も素敵。何気ない景色も絵になる町だ。
裏道を適当にブラブラしてるだけでホント楽しいんだな、山の緑がいっぱいで気持ちがいいし、近くに海もあるしねぇ ww
北鎌倉駅横の踏切。鎌倉の踏切ってなんかいいんだよね、来るたびにカメラを向けてしまうのは沼おじさんだけだろうか ww
今回は鎌倉駅からスタートしたけど、北鎌倉駅から帰ることにした。その逆もあるけど、鎌倉へ来るといつもそんな感じ。
と言うワケで、やたらとゾウムシ話をしてしまった鎌倉散歩『 建長寺の虫塚 』を確かめに行ったと言うお話でした ww
鎌倉はまだ紹介したいお店があるから、またそのうちに・・それでは〜
インセクトフェアが延期になったので・・
今日は『 秋分の日 』ですね・・沼おじさんにとってはとても大事なイベント『 インセクトフェア 』の日なんですけどね・・
インセクトフェアってのは大手町で毎年やってる昆虫標本の即売会・・世界中の昆虫標本が一堂に集まるビックイベント。
でも基本的に会場は人でギュウギュウになるし、来場者の多くが高齢者ということもあって今年は延期となったようです・・
まぁ、中止じゃなくて延期で良かった・・秋分の日から延期で来年の『 春分の日 』にやるようです www
で、上の写真はインセクトフェアで集めた沼おじさんのゾウムシ標本。殆どが海外のゾウムシで日本のは真ん中辺の小ちゃいの
せっかくだから忙しくて手をつけられずにいた去年買ったゾウムシを展足しようと思って乾燥用の箱を取り出したら・・・
一昨年のゾウムシを乾燥ボックスに入れっぱなしだった、しかも白カビが発生している!!・・安いのは安いけど高いのは高い
やべぇ・・動揺を隠しきれない沼おじさん・・思い切って家にあった無水エタノールにドブ漬けしたら一応綺麗になった・・・
でも、カビは他に移ったりしそうだからまだしばらくメイン標本箱には入れられないな・・しばらく様子見であります・・汗
さて、標本に詳しくない人のためにちょっと説明・・標本即売会というのは基本的には一番上の写真みたいに足を綺麗に広げて
乾燥して固まった状態の昆虫が針で止められ、採取日や場所、採取者の名前の入ったラベルが付けられ売られています。
欲しい標本見つけたら買って自分の標本箱にさせばいいだけ・・とりあえず標本を刺せる箱が必要、ソレも会場で売ってる。
値段の中には展足代も含まれていて、大体千円くらい。手間を考えると安いもの・・でも全てが綺麗に展足してるワケじゃない
あ、『 展足 』ってのは乾燥前の標本の脚や触覚を沢山の針で支えてポーズを整える事ね・・どうせその展足を直すなら
初めっから展足してない奴を買ったほうが安い、上の写真みたいにラップで『 パック 』しただけのモノも売っていたりします
安いのは凄く安いし、高いモノはビックリする程高い www 沼おじさんは安いのばっかり沢山買ってます www
最後に標本箱ね・・『 ドイツ箱 』って言うのを使ってるんだけど、桐ダンスみたいに機密性が高くて開けるのが大変なヤツ。
ガラスもUV加工タイプや普通のガラスもある・・沼おじさんは部屋に飾っているのでUVガラスを使っています。
とりあえず一昨年の奴をサブの小さなドイツ箱に入れておきました・・このまま一年くらい放っておこう www
足の先が外れてしまったのも一個・・これは木工ボンドでくっ付ければ大丈夫。売ってるのも木ボン修正してあるヤツはある。
んなワケで一昨年のは一旦片付いたので、去年のヤツをまた一個ずつ夜な夜な展足していこうかという沼おじさんでした ww
春分の日はちゃんと開催されるといいな・・でもコロナで出品者も海外に採取にいけなかったりしただろうし、大丈夫かなぁ
奄美のオオゾウムシ
三度の飯よりゾウムシが好きな沼おじさん。先ず皆さんに知ってもらいたいのはこんな虫が日本にいるという事。
そしてゾウムシってもの凄く身近な昆虫って事。それを知らない人が結構多いんです。
下手したらゾウムシってなに?って人すらいる。
こんな事言ってる沼おじさんも30歳くらいまで知りませんでしたから安心してください。
さて、どのくらい身近かっていうと、例えばドングリの木って近所の公園とかそこにでもありますよね
そしたらそこにゾウムシはいます。そう考えると身近じゃないですか?
でも見た事ないけど・・って思った人、見たことないんじゃなくで見えてないだけです。小さすぎて・・・
日本のゾウムシの大半は5mm以下、2mm、3mm っていうゴマ粒みたいなゾウムシがあちこちに居ます。
別に郊外の山奥になんて行かなくてもそこらじゅうに居るんです・・実は。
でも今回紹介する『 オオゾウムシ 』は大型のゾウムシで 3cm くらい。
ちっちぇじゃねーかと思った人、いやいや日本のゾウムシでは最大なんですよ!バカデカいんですからね日本では。
軽井沢の辺でも普通に居るって聞くんですけど探すといないんですよね
こいつもそうで探すといないんだけど、泊まった宿の入口の手すりにホント普通に沢山いました。
これがオオゾウムシとの初対面だったので拍子抜けしましたけど超嬉しかった。
奄美の海をバックにゾウムシが撮れるなんて最高の奄美旅行でしたよ。
もう一匹初見のゾウムシ見つけたのも宿の中でしたww