ALNEA note

沼おじさんの趣味と興味の世界

ドクロの冠をかぶる者とは 〜 セドレツ納骨堂

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α7RII / FE 55mm F1.8 ZA / チェコ Kutna Hora セドレツ納骨堂 / 2018.5.30

 

さて、今日は再び墓地教会の地下『 セドレツ納骨堂 』へ舞い戻ろう・・・

ドクロと骨盤作られた王冠・・・皇族、支配者の象徴。こんな王冠を堂々とかぶるのはシュヴァルツェンベルク家の紋章だ。

所狭しとギッシリ積み上げられた数万人の骨の前に掲げられたドクロの紋章・・・

 

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α7RII / FE 55mm F1.8 ZA / チェコ Kutna Hora セドレツ納骨堂 / 2018.5.30

 

シュヴァルツェンベルク家がこの全聖人教会のオーナーになってから納骨堂の内装がこんな風になったんだとか・・・

自分の紋章まで骨で作らせたんでしょうか・・・いったいどんな領主だったんだろうねぇ。

こんな紋章を見せられるとこの内装の意味がよくわからなくなってくるなぁ・・

内装を手がけた彫刻家の風刺とかそんな感じに思った方が自然だよね。たとえそうだとしてもそれを面白いじゃないかと

受け入れてしまう豪快さというか・・恐れ慄けと言うようなもの恐ろしさを感じなくもない・・・
 

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α7RII / FE 55mm F1.8 ZA / チェコ Kutna Hora セドレツ納骨堂 / 2018.5.30

 

これが有名らしいんだけど、カラスが兵士の屍から目玉をえぐってる所だって・・・トルコ軍を倒した功績を表してるんだとか

骨で紋章を作る以前にそもそも紋章にそんな絵が描かれてるって事ですからねぇ。

普通だったら比喩表現しそうな所をどストレートの直喩で顕示してしまう感じ・・・何かに似てる・・・

そう、裸のランチのクローネンバーグ監督を連想してしまう沼おじさんでした。www

 

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