縄文杉と並ぶ巨木だったウィルソン株
今日は屋久島篇・・・長〜いトロッコ道が終わったと思ったら急に険しい山道が始まるの縄文杉コースです・・・
そんな山道に入って割とすぐに姿を表すのがこの『 ウィルソン株 』だ・・周囲13m の巨大な切り株。ウィルソンと言う名前は
1914年にこの切り株を調査発表したアメリカの植物学者の名前で、縄文杉が発見されたのはその 50年後だ・・・
この切り株の中は空洞で見上げるとハートマークに見える角度があるってのが有名。今時は観光雑誌にも絶対載ってるだろう。
ただ、ここに到着したのは 9時前だったが・・・株の内側に強い光が当たってしまってハートの輪郭がぼやけてしまった・・
この辺りは天気とか行くタイミングが難しいね、まだ山道は始まったばかり・・光が変わるまで待ってもいられない。
あと、屋久島の写真で困るのがイマイチその大きさが伝わらないって事・・対象物がないと巨大さが分かりにくいよね
ちょうど切り株の中で上の穴を見上げてる人が写ってる写真があった・・このウィルソン株の大きさがなんとなくわかるだろう
この木は切られていなかったら縄文杉とほぼ互角の巨木だったのだ。こいつが周囲 13m、縄文杉は 16m だからほぼ一緒。
こんな木をよく切ってしまったよね・・・切るの大変とか言う事じゃなくて、これだけの巨木を前にしたら特別な畏敬の念が
否応無く生まれると思うが・・まぁ、これを切るに当たっては相当色々な葛藤があっただろうなと想像する沼おじさん。
秀吉が言ったかどうかは定かじゃないにせよ藩の支配下に置かれ、切れと言ったら切らなきゃ切られちゃいそうだもんね・・・
でも結局デカすぎて運び出せなかったとかそんな話もあって・・なんだかなぁと言う感じだ。
さて、縄文杉は保護のためあまり近づけないからここでウィルソン株を間近でみるのは大きな意味があるのだ・・・
これから縄文杉を見に行く人はここでしっかりとその大きさを体感しておこう。