トロッコ道を行く - 縄文杉コース#2
さて、今日は屋久島『 縄文杉コース 』の『 トロッコ道 』を進んで行こう、前回の続きでトンネルを抜けた辺りからスタート。
少し周りの木々の密度が増してきたなぁ。早朝という事もあって森の中の薄暗い雰囲気が非日常的な空気を演出してくれる ww
しっとりした森の空気を味わいながら進んで行くと・・放置され朽ち果てたトロッコの残骸が静かに横たわっていた。
廃景好きの沼おじさんにはありがたい置き土産だ ww この辺りからやっと前後の登山客との間隔がいい具合に開き始めた。
おかげで他の人を気にせず歩みを止めてゆっくり撮影する機会も増えて来たというワケだ ww まだスタートして間もないから
わざわざしゃがんで撮ったりしてるけど・・後半そんな余裕は全く無くなる事をこの時の沼おじさんはまだ知らない ww
そんな事をしている間に無情に進んで行く妻・・そう言えば屋久島では雨は絶対降るモノだと思っていた沼おじさん。
妻と同じ防水バックやカッパと色々用意してきたのに・・観光滞在中は全然雨が降らなかったんだよね・・前にも書いたから
もう少し詳しく言うと・・カバンには通気性のいいカッパ上下、携帯トイレ、着替え、昼飯、水、タオル、手袋などなど・・
結構本格的に荷物がパンパンに詰まっている・・沼おじさんはそこに1kg 越えのカメラね・・今回は三脚は置いてきた。
結果的に雨は降らなくてラッキーだったんだけど・・以前お見せしたようにこんな人工的な雨は必ず降るワケで・・・ www
走り抜ければわざわざカッパを着る必要もないが、カメラは濡らさないようにしなければ・・でもカバンに入れるのも面倒。
そこでこんなの防水カバーも用意した『 モンベル 』で買った2L サイズのカメラ収納袋。中にスポンジのクッションもある。
これを常にズボンにぶら下げてました・・急に雨が降ってきたらサッと入れられる様にね・・まぁ、降らなかったけど・・
でもこれは普段使いに便利で、旅行や街ブラでカメラをカバンに入れて持ち運ぶ時に今でも常に使っている便利グッズだ。
あぁそうだ、あとカメラが結露する危険もあるって聞いたモンだから除湿剤も入れてた・・何にせよ用心に越した事はない。
もし雨が降ったら土砂降りの雨になるらしいから、こういった備えをしっかりしておけば安心して撮影しながら登山もできる。
そうして出来た心のゆとりが小さな発見に繋がるというモノ・・線路の敷き板にハートマークがあった www
しばらく同じ様な景色が続くが、たまに川を渡る際に横に見える景色が気持ちを新にしてくれる・・ここも大きな岩がゴロゴロ
線路の横も岩盤むき出しの壁だったりしたから、中身は岩山なんだろうな・・麓のこの辺りはどの川も巨石だらけで面白い。
でも、気持ちを新たにしてくれるのはこんな横の景色だけではなく・・川を渡るという事は当然橋を渡るワケで・・・
橋といってもそもそもはトロッコの橋だから手すりが無い所もある ww この橋は低くて短かったからよかったが・・・
ギリギリといえばギリギリの幅でちょっと身が引き締まる。流石にもの凄く高くて長い橋は手すりもあったけどね・・でも・・
これくらいの長さと高さなら手すりは無い www まぁ、板がびっしり敷いてあるから足元から下が見える事はないんだけど
ここはちょっと怖かった・・これが四国の『 かずら橋 』みたいに枕木の間がスカスカだったら超絶怖くて無理だけどね www
これね・・下まで14m・・このスカスカ感ヤバイでしょ www さて、屋久島に話を戻して・・・
永遠と続くトロッコ道だけど、定期的にちゃんと楽しませてくれるから意外と飽きずに疲れも感じずに進む事が出来たかな。
岩盤から滲み出た大量の山水で地面が潤っているため、線路脇には沢山の苔やシダ植物が色鮮やかに生い茂っていた・・・
右下の大きめの葉っぱの植物は表面にトゲがあって変わってる・・さりげなく見たことのない様な植物もあるから要観察だ。
コレは杉の赤ちゃんかな・・始めはこんなだった杉がこれから目指す『 縄文杉 』みたいになるんだから植物って凄いよなぁ
とまぁ、ここまではまだまだ普通の森って感じだったけど、これから先に進むとさらに森は深くなり異様な景色が現れ始めます
今回はこの辺で終わりにしておきましょう・・つづく。