観光地を離れ廃墟と戯れる沼おじさん - ナイアガラフォールズ
今日はナイアガラフォールズのポーテージ・ロード編の続きです・・貨物線路の奥に見えたこの廃墟の辺りをぶらぶら・・・
前回の修道院から再び通りに戻って2百メートルほど進むと錆び錆びのタンクの方へ続く脇道があったので入ってみた。
その入り口付近に転がるカラーコーンが水溜りに反射する・・カナダ旅行中は雨の日が多かったから水溜り写真を沢山撮った。
いろいろ億劫にはなるけど・・天気が悪かったら悪かったでそれなりに楽しまなければせっかくの旅行がもったいない www
脇道へ入ると木々の隙間にタンクとレンガの建物が見えてきた。何かの工場かな・・タンクも良いけど周りの植物も効いてる。
左の大きな木はクルミの木かな、こう言う木が沢山生えているからリスが道路まで飛び出してくるワケだ www
日本で工場廃墟がある場所はもっと殺伐としてたり、鬱蒼とした緑に覆われて暑苦しい感じだが・・植生の視的影響はデカい。
この辺は建物も少なく雑草の生えた草むらばかりだけど、その草むらはには色とりどりの花が咲いているから暖かな印象だ。
まぁここに暮らし見慣れてしまえば何も感じなくなるのかもしれないが・・こう言う些細な違和感を楽しむのが旅の醍醐味。
そうやってある意味貪欲に景色を眺めていると、フェンスの有刺鉄線に絡まる蔦でさえ色づいて綺麗に見えて来る www
悲しいかな見ようと思って見ないと、見えないモノが多いんだよな・・目を開けて歩いていれば全てが見えてるワケじゃない。
さて、線路まで来ると丁度その脇にタンクは立っていた・・建物もガラスが割られてるし落書きだらけだからやっぱ廃墟だ。
何処へ行っても悪ガキのやることは一緒。海外で街中の廃墟だと危なくて近づく気にならないが、ここらはそもそも人がいない
ウォーキングデッドかなんかでこう言う場所に立てこもってるヤツらがいたよね www
一旦裏手に回って見たけどフェンスで囲われていた・・タンクも落書きだらけ・・でも色々と要素が重なって良い感じ ww
あと日本の廃工業景と違いがあるとすればゆとりある平地にポツンと佇んでいる所か・・抜けの空が広いのもならでは・・
思い返すとナイアガラフォールズは基本的に広葉樹ばかりで、たまに針葉樹がポツポツと生えてるような感じだった気がする。
人の気配はまるでないけど線路脇から眺めるに留めた沼おじさんでした・・観光地エリアの外側をぶらぶらするのは楽しい ww
こんな廃墟でさえナイアガラの滝と同じぐらい思い出深い旅の風景となった・・この後もう少し先までポーテージロードを進み
『 マリンランド 』と言う水族館のあたりで引き返す事に・・でもどうせならとナイアガラ川沿いを歩く事にしたのだった・・
そこで以前紹介した『 難破船 』を撮影していたというワケだ、適当にぶらぶらしている割にきっちりネタは回収している ww