無人島を見守り続けるお地蔵さん
さて、五島列島の無人島『 野崎島 』シリーズの続きです・・個性的な風貌の木の奥に見えた墓場跡をぶらぶらしてみよう。
ホント独特な風景だよね、ここは野生の鹿が沢山いてサバンナのようだった。とりあえず遠くから見えた赤い煉瓦の所へ・・
大きい石碑だから慰霊碑かと思ったけど、立派な赤煉瓦の塀に囲まれていたのは旧陸軍歩兵曹長さんのお墓だった・・
無人島になってご遺族の事情で中身を移動したものあるだろうし、ここでないとダメと残されたもあるのかもしれないね。
ガイドを頼まなかったので詳しいことを聞けなかったんだけど、墓の中の大部分は移動されてるんじゃないかと思う・・
大半の墓石は寝かされて積まれていた・・荒涼とした状況だけど、不思議とその周りの景色がそうは思わせないんだよね ww
この墓地は岬のような地形の先にあるからぐるりを海に囲まれて、周辺に点在する島々を見渡せるとても気持ちのいい環境。
振り返るとこんな景色だ・・立っているのは正しく日本のお墓なのに背景はサバンナだもんね www・・面白い景色だよね。
お墓で面白がってたら怒られるか・・でもこんな景色は何処でも見られるようなモノではないからしょうがないでしょ www
お墓のすぐ下は岩場の海岸、この岬の反対側の海岸に火山火口跡がみられる展望台もあったみたいなんだ・・見てないけど・・
最初そっち方向へぶらぶらしてたんだけど、イノシシがビュ〜ンと横切って行くのが見えて危ないからこっちへ来たワケ www
そしたらこんなお墓があったのね・・雑然と転がる石は全て墓石だと思う、当時は結構沢山のお墓が立ち並んでいたんだろう。
そんなお墓をお地蔵さんが静かに見守っていた・・お墓だけじゃなくて海岸沿いにも幾つかお地蔵さんがあったなぁ・・
島は台風とか多そうだしそういう意味でのお地蔵さんかもしれない。人が居なくなってもずっと島を守り続けているのだ。
正面へ回り込むと野崎島の独特な山並みが背景に現れる・・山と山の間のクビれている所の浜が『 野首海岸 ( のくび ) 』です。
この日は沼おじさん夫婦以外に二人若い子が居ただけだから、綺麗な砂浜を夫婦二人で貸切状態、最高でしょ www
野首海岸が見えるってことはその丘の上に建つ『 旧野首教会 』も見えるって事か・・全貌は見えないけど屋根は見えるね ww
野崎島はキリスト教信者が多かっただろし、教会の見える場所にお墓を作ったのかもしれないなぁと思った沼おじさんでした。
因みに野首海岸の右側に見える堤防が『 野崎港 』です。港から山の中を通って野首教会を見て浜で遊んで、ここへ来た感じ。
たった数時間の滞在だったけど非常に印象深い体験を幾つもさせてもらった・・一度は訪れるべき島だと思う。
と、いうワケで野崎島のお墓をぶらぶらしたお話でした、もうちょっと写真が残ってるからまだ続きます・・他の島もね ww