チェコの列車旅 〜 田舎町の駅舎を愛でる沼おじさん
ここはチェコの南東部『 オトコロヴィツェ 』と言う田舎町・・それまで滞在していた『 ズリーン 』の隣にあるんだけど
次の目的地『 クトナー・ホラ 』へ向かうのにココから電車に乗った方が手っ取り早かったので、トロリーバスでやって来た。
チェコは日本より寒いと聞いてたので薄手のジャケットも持っていったけど、この温暖化のご時世では特に変わりはないね・・
五月末だったけど長袖どころか半袖短パンでもいいくらいだった ww 地元の人に聞いたら昔より大分気温が上がってるそう。
さて、さっきも写っていたこのクリーム色の建物・・今日はこれが本題。パッと見味気のないただの雑居ビルに見えるけど
これが『 オトコロヴィツェ駅 』なんだよね・・右下の小さな入り口がメインの出入り口ですよ www 全然駅感ねぇな・・
オトロコヴィツェよりも大きなズリーンでも何処に駅があるんだかよくわからなかった・・田舎町の駅はこんな感じなんだね
何も知らないで行くとココでいいのかな・・なんてちょっと躊躇してしまう ww 電車の利用者自体が少ないのかも・・
チェコは路面電車の様な『 トラムやトロリーバス 』が街中走り回っていて、隣町へ行く程度ならそちらの方が使い勝手がいい
ここまでトロリーバスで来たのもそう言う理由がある・・さて駅に入ろう、中に入ってしまえばちゃんと駅っぽいんだな・・
小さな駅には似合わないエバンゲリオンみたいなイカした電車がやってきた ww そう言えば田舎街で困る事がもう一つあった
チェコでは若い人には大体英語が通じるんだけど・・5、60歳くらいのおじさんおばさんになると途端に英語が通じない・・
丁度この時そんなおばさんしかカウンターに居らず・・チェコ語以外は全く受け付けないので切符を買うのに凄く手こずった。
でも後ろに並んでいた地元の若い男性が英語で通訳してくれたので助かった ww 一応英語対応のカウンターもあるんだけどね
こういった田舎の小さな駅だと必ずしも常にそこに人が居るとは限らないと言うワケだ・・そんなチェコの駅話・・・
何とかオトコロヴィツェ駅を無事出発してクトナー・ホラへの経由地『 コリーン駅 』に到着、2時間以上かかった・・
乗り継ぎしただけなので正直ここの記憶はほとんど無い ww でもオトコロヴィツェ駅より大分立派な感じの駅だね。
ネットで調べるとこの『 コリーン 』と言う街もなかなか味わいのある街並みで良さそうだった、でも今回は素通りです・・
ここから『 クトナー・ホラ 』は目と鼻の先・・電車で20分も掛からなかったかな、席にもつかず通路で景色を眺めてた。
そして辿り着いた『 クトナー・ホラ本駅 ( Kutná Hora hl.n. ) 』レンガ壁に赤い屋根の可愛い駅舎、これは駅らしい建物だ。
クトナー・ホラは有名な観光地だから駅もそれなりに綺麗にしているんだろう・・でも結構な田舎町だから駅は小さいね ww
ここから『 墓地教会 ( セドレツ納骨堂 ) 』まで徒歩15分くらいだから、長閑な景色を眺めながらぶらぶら歩いて行ったよ。
クトナー・ホラ本駅のホームの景色。周りは木々と畑に囲まれてノンビリとした雰囲気だね。ここからは帰りに撮った写真・・
納骨堂や聖母マリヤ大聖堂、旧市街の街並みや聖バルバラ教会・・たっぷりブラブラを満喫してこれからプラハに向かう所だ ww
駅舎の壁に『 Seehöhe 』と書かれた可愛い表札があった・・何か分からなかったので撮っておいたモノなんだけど・・・
調べたら『 海抜 』だった。『 海抜215m 』って事だね・・ドイツ語みたいなんだけど、チェコでも使われているみたい。
雨水管のメンテ用の蓋だろうか、あまり見た事が無い仕様だ。電車まで時間があったから細部を愛でる沼おじさん www
東京の駅では殆ど無くなったけど、ホームのゴミ箱はちゃんと分別形式・・でもよく見るとタバコをもに消した跡があるね・・
チェコの喫煙状況は20年前の日本って感じで、排水溝を覗けば吸い殻で一杯だし子供が遊ぶ公園で親たちは芝生にシートを広げタバコ吸っている・・一番印象的だったのはプラハのホテルマンが自分の働くホテルの前で一服休憩していて、客が来たら火も消さずにタバコを道路へ弾き飛ばして消えていったシーンだ ww そんな感じの国・・愛煙家の沼おじさんには天国だったけど、嫌煙ブームの国から旅行に行くとビックリしちゃうかもね。まぁ、海外で見るそういう光景はマナーの悪い観光客の仕業か、そもそもそう言う国かのどちらかだと思うが、チェコの場合はその両方だね ww 今では考えられないけどちょっと前の日本と何ら変わりはない。ヨーロッパ方面はその辺ゆるいのかな、このコロナ禍でそんな状況に変化があるのか気になる所だ・・
そんな事をしみじみ考えていると可愛い貨物列車がやってきた・・普通の電車は全然こないけど貨物車はやたらと多い ww
この線路は人の移動というより主に貨物輸送のためにあるんだろうな・・そんな貨物もたまに通るだけだからか・・・
反対ホームへの移動は直接線路を横切って歩いて行く感じだ・・上の写真を見ると手前が道になってるでしょ、そこが通路。
田舎の駅だと特に陸橋とか地下道とか踏切すらないから電車がこないうちに好きに渡れ・・と言う具合だ www
反対ホームへやって来た、沼おじさん夫婦以外人の姿は無い・・両サイドには長い貨物列車が停車して気動車の点検をしている
カナダもそうだったけど普通の駅に貨物列車がいるのって新鮮だよね、日本だと貨物用の線路は別個にあるもんね・・・
『 Vítá vás město Kutná Hora ( クトナー・ホラへようこそ ) 』と書かれた建物・・売店かなと思ったんだけど、違った・・・
開いてなかっただけなのか、特にキオスク的なモノは無い。何にも無いと言えば何にも無いけど、この雰囲気は悪くない ww
沼おじさんは常に貪欲にモノを見ようとしてるから、こんな待ち時間いくらでも楽しめる・・カメラ好きで良かった ww
日本に居てもそうだから、海外なんかに来た日には見るモノ全てが新鮮で嬉しくてしょうがない。スマホなんて見もしないよ
貨物車のフレームに絵画の様な可愛い教会の景色が収まっていた・・平地に広がる畑やシルエットの綺麗な樹木が印象的だった
時間の潰し方は人それぞれだと思うが、周りを良く見ないとね・・せっかく海外まで来たんなら出来るだけ写真を撮っておこう
心のシャッターを押してもおじさんは悲しいくらい忘れてしまうから www まだ写真があるけど長くなっちゃうな・・・
ここで見た貨物の気動車や電車も個性的で面白かった、せっかくだからプラハの駅まで行きたいと思うが今日はこの辺で・・
同じ様な景色が続いてしまうからね・・と、言うワケでズリーンからクトナー・ホラまでの移動を振り返った雑記でした ww
続きはまたそのうちに・・それでは〜 つづく。