屋久島 - 中間集落をぶらぶらしようか
屋久島旅行の最終日・・滞在中奇跡的にずっと晴天だったけど、この日はなんだか巨大で怪しい積乱雲が空に居座っていた・・
でも帰りの船までちょっと時間があったので、初日に外周道路をぐるっと一周した時に一番雰囲気の良かった集落へ向かった。
やって来たのは中間 ( なかま ) 集落・・屋久島の町並みや住宅は案外イメージするような南国的な島っぽさはないんだけど・・
中間集落はこんな古い感じの色とりどりの花が咲くうねうねした石垣の小道があったりして、雰囲気が良かったんだよね。
他に気に入った港町もあったけどそこはまた今度お見せしよう・・今日は中間集落をゆっくりぶらぶら見ていこうか www
早速左手の石垣に気になる植物が・・面白いから撮っておいたんだけど、よく見ると枝先に多肉っぽい萼が開いている。
調べたらやっぱり多肉植物で『 キンチョウ ( 錦蝶 ) 』言うマダガスカル原産の外来種らしいんだよね。寒さに弱い様で・・
沖縄方面では普通に見られるみたいなんだけど、鹿児島のすぐ下にある屋久島でもこんな感じで普通に自生している様だ。
沖縄でも石垣や屋根の上に生えているそうで、石が熱を蓄えて暖かいとか・・何か都合のいい理由があるんだろうね www
他にも石垣にはレンズマメみたいな葉っぱの『 マメヅタ 』が沢山生えていた。そうは見えないけどシダ植物だって、可愛い。
これは何処でも見られるけど『 百日紅 』の花・・でも中間集落で印象的だったのは庭先に花や熱帯植物が多かった事かな。
それが集落の雰囲気を明るくしている気がした。沼おじさんもそんな花に引き寄せられる様にあちこち徘徊してしまうのだ ww
道端に蔦の絡まるいい消火栓を発見。消火栓自体は郊外でよく見るオーソドックスなタイプだけど、蔦の張り付き方がいい ww
消火栓の鮮やかな赤を殺す事なく控えめに、それでいてしっかりと主張する蔦の緑・・なかなかレベルの高いコラボで美しい。
沼おじさんは旅先でイカした消火栓景を撮り集めているのだ・・旅の楽しみに密かな収集を取り入れると案外楽しいよ ww
その傍らに無人販売所もあった。パパイヤとか売っていたけど、確か船で食べようと思ってみかんを買って帰ったっけな・・
そっと置かれた鹿の頭蓋骨はヤクシカの頭か ww この中間集落は西部林道の手前にあるから、裏手の山には鹿も多そう。
集落の横を流れる『 中間川 』はすぐ先の海まで続いている。川沿いには立派なガジュマルが幾つも生えているから壮観だ。
その中でも特に有名なのがこの『 中間のガジュマル 』・・フルーツガーデンの入り口に生える奇形の巨大ガジュマルだ。
まるで門の様に口を開けているのが面白いよね。長くなるからこのガジュマルはまた今度、別記事でちゃんとお見せしますね。
屋久島には他にも面白い奇形のガジュマルがあったんだよね、それも紹介してなかったな・・その時に合わせて紹介しよう ww
さて、中間川の先に広がる海岸はウミガメが産卵に来る砂浜も広がっているんだけど、同時に溶岩の流れた跡も見られた。
屋久島は全体がほぼ山だからね、火山が噴火していた大昔は緑で埋め尽くされた今とはまるで違う景色だったんだろうね・・
集落へ話を戻そう、『 中間のガジュマル 』もすごいけど川沿いの名も無きガジュマルたちも相当な見応えがあるんだよね。
この気根の束とか凄いよね、これが地面まで伸びると幹の様に太くなって奇怪な姿になっていくワケだ www
屋久島辺りはガジュマルと『 アコウ 』って言うよく似た木が同居しているから、葉っぱの形を良く見ないと間違えちゃう・・
葉っぱが丸っこいのがガジュマルで、縦長の楕円形だったらアコウという具合。沼おじさんもこの時知らなかったよ ww
さらにぶらぶらしていると畑でこんな不思議な植物が目に付いた・・ホオズキみたいで面白かったので撮っておいたんだけど
調べたら『 ローゼル 』というハイビスカスの仲間なんだって・・この赤いのは蕾の様にも見えるけど、実らしい・・・
白い花も咲いていた・・実はこのローゼルは『 ハイビスカスティー 』の元なんだよね。花ではなくこの赤い実がソレ ww
妻に聞いたら沼おじさんはハイビスカスティーを飲んだ事がある様なんだけど、全然記憶にない ww でも赤いハーブティー。
普通に考えたらハイビスカスの赤い花だと思っちゃうよね・・多分このローゼルはハーブティー用に栽培しているんだろうな
何かいよいよ雲行きが怪しくなってきた・・でもギリギリまでぶらぶらする沼おじさん。電線にまで実がなってるな ww
ハッキリ見えないけど、多分『 カラスウリ 』の実だろう。これも何処でもみられるけど電線に実を付けてるのは初めて見た。
因みにカラスウリの花はこんな感じで、夜に人知れず開くんだよね。この白いクシャクシャの糸がフワァ〜っと開くんだな。
植物の話ばかりになってしまったけど、ソレくらい植物が印象的な集落だった・・今回はそれをまとめてみたと言うワケだ。
そこで見られる植物からも、なんとなく集落の雰囲気や生活が見えて来るモノだ・・と言うお話でした。今回はこの辺で・・
次回はもう少し普通に中間集落の雰囲気を見てまわろうかね・・こんなふうに石垣の石と同化した犬と目があったり ww
ベンケイガニがひょっこり現れるうねうねの裏道を歩いたり・・この後もリミットギリギリまで楽しんだ沼おじさんでした。
最近また忙しくなってなかなか更新できないけど、次回もお楽しみに〜