あのお守りを貰うため、こんぴらさんへ
階段脇にずらっと並んだお土産やさんの屋根が折り重なって面白い・・・看板に五人百姓ってかいてあるね・・・
そう、香川県といったらこんぴらさんにも行かないとね・・ベタで申し訳ないが一度は行っておきたかった沼おじさんです。
大門の前までやってきたここから神域になるようだ・・・ここまで 365段 一年 365日の数字に合わせたのだろうか・・・
中で五人百姓が飴ちゃんを売っています・・・はっ!!・・・四人しかおらん!
この五人百姓だかけが宮内で販売が出来るってブラタモリで言ってた・・・四人しかいないけど・・・
この黄色・・・なんでも御本宮まで登ると『 幸福の黄色いお守り 』を授与されるそうで・・まぁ買うんだが・・・
妻がそれを欲しがっていたので、これから黄色いお守りをもらいに行くのだ!
鳥居の脇に『 こんぴら狗 』の銅像が・・・昔は神仏参拝だけは許されていて庶民の旅行は禁止されていたんだって・・・
でも江戸とかからこんなとこまで行くのはそうとう旅慣れてないと無理だよね・・だからペットの犬にお金と住所を書いた
木札を首にぶら下げて代わりにこんぴら参りに旅立たせたんだそう・・旅人から旅人に引き連れられて・・・
どれだけの犬がたどり着けたのか・・どれだけの犬が帰ってこれたのか・・どれだけの人々がそれを助けたのか・・・
お金まで持たせて遊び半分でそんなことするはずもないし、このこんぴら狗にはたくさんのドラマがあったんだろうなぁ
昔の犬ってどんな犬だったんだろうね・・柴犬系だったら途中でイヤイヤしてしまいそうで心配な沼おじさんです www
そしてこんな馬の木像が祀られた所もあった・・・なんで馬が・・と思ってたんだけど・・・
本物の白馬も二頭いた・・なんでも『 神馬 』と言って神様が乗る馬として奉納された馬なんだそう・・祭事に活躍する馬だ。
大きな神社ではそんなのがあんだね、でも生馬を奉納できないときは代わりに金属製の馬の像や木製のやつを納めたんだって。
多分上の祀られてたやつは昔生馬の代わりに奉納された馬の像なんだろうね
この後『 表書院 』で円山応挙の襖絵も見ました。虎かわいい。奥書院の若冲の絵も見せてくれればいいのにね・・・
さて、結構登ってきたよ・・・なんかでっかい建物が見えてきたからゴールかなと思ったんだけど違った・・・
628段目・・・これは旭社と言うやつでした。参拝順路的には最後に参拝するところみたいですね・・
この建物は装飾がもの凄く凝っている・・・二階の屋根の裏側に何やら模様が見えるよね・・・
御本宮からの帰路の階段を降りてくるとこの屋根の模様がハッキリ見れる・・絵が描いてあるのかと思ったら彫刻でした。
波かと思ったら巻雲の彫刻らしい・・なるほど、龍の彫刻もある・・荒々しい雲の中を龍が飛んでいるワケだ・・面白いねぇ
この旭社は他にも色んなところに様々な彫刻が施されているからじっくり見て行ったほうがいいよ・・
年季の入った狛犬さんなど愛でながら、一先ず御本宮を目指し石畳の階段を登ってゆく沼おじさん夫婦・・・
ゴール手前で不思議な石を発見・・・『 百度石 』と書かれ、上部に木札が沢山通してある・・・
多分これ御百度参りする人が登った回数を数えるやーつーだね、別の人が知らずに何だコレ?って触っちゃいそうですが・・
やっぱりこう言う『 登る 』って事に特別感のある神社だと御百度参りもしがいがあるよね www
さぁ、785五段目・・・御本宮に到着です・・あんまし神社の全景とかちゃんと撮ったりしないんで後で困る沼おじさん。
でも思ってたより普通に来れましたねぇ・・別に見栄はってるワケじゃないですからね。もっと大変なのかと思ってた。
何はともあれ、神札授与所で『 幸福の黄色いお守り 』を無事ゲットすることができました〜
金刀比羅宮は航海安全祈願で有名だから絵馬殿には船関係の奉納物で埋め尽くされていた。舟そのものとかね ww
連日の雨こそ上がったけどそれほどいい天気ではなかったので景色が曇ってますが・・遠くに見える富士山みたいな形の山・・
妻が香川県だから讃岐富士とか言うんじゃない?・・と道中言っていたが、本当に『 讃岐富士 』でした ww いい山だよね。
そんな御本宮から見える町並みを眺めながら沼おじさんは一人考えた・・・
黄色いお守りをゲットした妻はもう帰ろうと腹を決めているだろう・・・
でも沼おじさんは途中見てしまったのだ・・奥社で『 ニュー天狗守り 』をゲットできると言う看板を・・・
奥社に行きたい・・・ニュー天狗守りが欲しい・・・奥社まではさらに 1km ほど登る事になる。
最初こそ何も言わず付いてきてくれた妻だったが、途中引き返そうと言い出した・・・実際ちょっと引き返したんだけど・・
でもやっぱり旅の締めくくりにそんな中途半端な事はどうしても出来ない沼おじさん・・・
妻を引き止め、その旨を伝えるとしょうがないなぁと付いて来てくれた・・・
ホントは天狗守りが欲しいだけと言うのもバレていたが ww ・・・付いて来てくれた・・・
最後の畳み掛けるような急な階段・・・この辺りからちょっと大変でしたが、なんとか奥社 『 厳魂神社 』に到着!
流石にここまで来ると達成感があるなぁ〜 来てよかった。先に来てた人が数人休憩してました。
この厳魂神社 ( いづたまじんじゃ ) は金刀比羅本教の教祖、厳魂彦命が祭られている金刀比羅宮の守り神的存在の神社だ。
厳魂彦命と言う人は「 死して永く当山を守護せん」と言い残し天狗となって姿を消したと言う伝説があるようです。
横の岩壁を見上げると天狗の面があった・・烏天狗もいるが・・コレは誰だろう・・
まぁ、そんなこんなで『 ニュー天狗守り 』もゲットできて清々しい気分の沼おじさんでした。厳魂神社からの眺め・・・
御本宮から見た讃岐富士と比べると裾野が丸く見えるよね・・・だってあそこから二倍くらい登ったから・・・計 1,368段
やっぱ登るなら一番上まで登らないとね www やれ、長くなってしまいましたが・・最後にゲットしたお守りを紹介・・・
黄色いのが御本宮の『 幸福の黄色いお守り 』 そして右の厳つい黒いのが『 ニュー天狗守り 』です。
天狗守りは紐が赤白の二種類ありましたが、このゴリゴリデザインだと赤でしょ・・と思ってコレにしました。
黄色いお守りも、お守り単品と『 ミニこんぴら狗 』のセットがあります。こんぴら狗のストラップは可愛いのでこっちだね。
このセットの包みがシャレている。黄色はウコン染の黄色なんだけど、包みを開くとウコンの花びらの形をしているのだ。
コレはお土産にもいいね・・・渡す相手が男だったら天狗守りの方がウケるかも
妻が幸福守り、沼おじさんはそれを守る天狗守り。ちゃんと勤めを果たさないとねぇ・・
と言いつつ最近また妻を泣かせたばかりで大反省中の沼おじさんです・・・汗
そう、お土産といえば・・・琴平に入ってからほぼ全ての電柱に『 灸まん 』の看板があった・・もはや洗脳に近い www
こんぴらさんの駐車場は色んなお土産やさんが持っていて、入った駐車場のお土産やさんで
1500円以上買うと駐車料金がタダになるみたいなシステムだった。買わない場合は 500円はらえばいい・・・
でも沼おじさんが入ったお土産やさんは品揃えがイマイチだったなぁ、まぁ買ったけどね・・エビせんみたいなの・・
もう洗脳されてたから灸まんを買っていこうと思ってたんだけど、駐車場の土産屋では売ってなかったのだ・・・
階段の途中に灸まんのお店があったから、たぶんあそこでしか売ってないんだろうな。
さてさて、これでやっと一回りしました。後は面白かった宿など紹介しましょうかね・・・