かやぶきの里 - 茅干しの風景
秋になると田んぼでこんな景色をよく見ますが・・あれぇ? ・・これは田んぼじゃないな・・・というのも・・・
ここは京都の山奥の美山町・・茅葺屋根の家ばかりが集まる北集落『 かやぶきの里 』と呼ばれるエリアの風景なのだ。
茅葺屋根の材料といったら『 ススキ 』ですよね・・よく見れば一面ぜんぶススキだ・・これがいわゆる『 茅場 』というやつか
鉄砲木ノ頭のススキはだいぶ穂が散ってしまってたけど、ここは12月でもフサフサ。あの山がこんな状態だったら凄いだろうな
よく見ると少量ずつ束ねたものをひと塊にまとめている様だ・・こんな雨ざらしで乾燥できるのかって思っちゃうけど・・
そもそも茅葺き屋根は雨ざらしだもんな ww こうやって円錐形にギュウギュウに束ねておけば中まで雨は浸透しないんだろう
必要に応じた様々な技術があるものだ・・・こんなものをどこか屋根の下に保管となったら相当な場所をとってしまう。
小さく見えるかもしれないけど、この一束が人の背丈以上ありますからね www
白川郷とか五箇山のほうは各家に専用の茅場があると聞いたけど、この辺りもそんな感じなのかな・・・
美山の茅葺きの家は白川郷の合掌造りの家みたいに屋根は大きくない・・それでも相当な量の茅を使うんでしょうね。
屋根の材料以外にも家畜の餌とか様々な利用方法があるそうだけど・・こんな地域のこの時期ならではの風景・・いいですね〜