船の階段 - リドー運河
今日はオタワの国会議事堂の横にある『 リドー運河の閘門 ( こうもん ) 』のシステムが面白かったので紹介しよう www
聞きなれない言葉だけど『 閘門 』というのは簡単に言うと『 船の階段 』だ・・まぁ、それは後で詳しく説明するけども・・・
その前に『 リドー運河 』の事もお話しとかないとね・・・一先ず上の写真右手に広がる公園『 メジャース・ヒル・パーク 』へ
シマリスを何匹か目撃した公園・・そこにデデーンともみあげワイルド系の『 ジョン・バイ大佐 』の像が立っていた・・
ワイルドバンチのアーネスト・ボーグナイン的な・・もみあげワイルドな人達ってなんかみんな似た感じに見える www
んな、余計な事は置いといて・・戦時中物資輸送の要である川を封鎖される恐れがあった為こういった運河が沢山建設されていたんだって・・このリドー運河もその一つで、オタワからキングストンまで全長202kmを繋ぐ運河だ・・・
全部掘ったのではなく元々あった川を繋いだ様だ、そんなリドー運河の建設を指揮したのが『 ジョン・バイ大佐 』なんだって
しっかり銅像まで写真撮って、あたかも知ってたふうだけども・・帰ってきて調べて知りました・・
てっきり国会議事堂の方を見て立ってるからそっち絡みの人かと思ってましたよ www
まぁ、こうやって判らないものはとりあえず撮っとけばね・・後で調べてみようってなるからいいよね・・・・
このリドー運河ですが・・結局の所、危惧していた武力衝突も起こらず本来の役目で利用される事は1度もないんだとか・・
でも 1832年に開通して以来、現在でも利用されている北米で最も古い運河として世界遺産にもなっている様だ。
冬場になるとこの戦争で作られた運河は凍結して市民のスケートリンクになるそう・・見たかったけど、めちゃ寒いだろうね。
さて、それでは本題の『 閘門 ( こうもん ) 』へ戻ろう・・橋の上から脇の階段で下まで降りてきました・・・
斜めからこの水路を見ると下にいくにつれ段々と低くなってますよね、下にある大きな川は『 オタワ川 』ですが・・・
運河はこのオタワ川より高い位置に流れているワケ・・オタワ川からリドー運河に入る為にはこの高低差を登らないといけない
そこで登場するのがこの『 閘門 』・・熊みたいな白人男性がこんなサイズに見えるからそこそこデカい水門だとわかるかな
水門の上は渡り通路も兼ねているから歩けるんだよね・・沼おじさんも水門の真ん中に立って撮っています www
こんなデカい水門が幾つも連なっている・・この水門を使って船がどうやって上に登っていくのか・・・
ちょうどこの日、運良く船が入って来る場面に遭遇・・百聞は一見にしかずというからね・・写真を見ながら聞いてください。
手前に来るほど高く段差違いで各エリア水門の淵ギリギリまで水が溜まっています・・そこへ船が入って来た・・・
先ず閘門に船が入ったら後ろの水門を閉める・・次に一段高く作られた前の水門を開ける・・
すると高いブロックから低いブロックへ水が流れこみ、繋がった2つのブロックの水位が少し上がるワケだ・・これを繰り返す
高低差のある2つのブロックを繋ぐことで 少しずつ水位をあげて船を持ち上げて行く・・まさに『 船の階段 』でしょ www
結構な水圧がかかるだろうから水門は『 く 』の字型に設計されていました・・実際に形にしてしまえばシンプルなシステムだ
でもこういった機構を考えるのは以外と難しいよね、シンプルってことはそれだけ無駄がないってことだから・・面白いね ww
でも手動だから疲れそう、開いてる水門の両サイドの歯車の所に人がいるよね・・レバーをぐるぐる巻いて水門を開く係だろう
この日は朝方天気が悪くてどんより曇っていたけど・・それでもぶらぶらしていた甲斐もあって面白いモノが見れて良かった。
奥に見えるアレクサンドリア橋も白く霞んだ曇り空が似合うじゃないか・・・やっぱり街ブラは歩いてなんぼだね www