沼おじさんは野キツネを見たんだ
昨日は上野の国立科学博物館で『 大哺乳類展2 』を見て来ました。前回が好評だったそうで昼間行くと混みそうなので
金土限定夕方17時〜20時のペア得ナイト券でそこそこ混雑せずに観て回れました。
こんなナイトサービスがあったなんて知りませんでした。混むのはうんざりって人は二人で2000円とお得だしいいですよ。
沼おじさんは動物好きなので面白かったです。それで今日は哺乳類で思い出した小話を一つ。
帰りのバスまで結構時間があったので、紅葉も見れるし猿ヶ京まで歩いて行こうという無謀な行為に出た。
距離にすれば 8km さほどの距離ではないが山道の 8km は長かった。
結果後悔する道のりだったワケだが、ちょうど道なかば程行くと大きな橋 ( 合瀬大橋 ) があった。その頃にはもはや
景色とかどうでもいいような状態だったんだけど橋からの眺め、更に滝まであってモチベーションを取り戻した。
この滝は不動滝というらしい。別名『 人影の滝 』なんてちょっと怖い名前も付いている。滝の上に松が生えてるのが
見えると思うんですがその右横にちらっと屋根が写っています。この屋根がお寺で合瀬 ( かっせ ) の不動堂です。
ちょっと分かりやすいようにグーグルアースで上から見ると、橋の先が二股になっていますね、確かこの辺で一回道を間違えて
再びこの分岐まで戻ってきたんです・・・もうテンションだだ下がりですよ orz
ところがここで奇跡が起きたんです。上の右側の写真の景色の中にヤツがいたんです!
奥に向かって何かが走っていく姿が見えた。キツネ !!
キツネは先に我々に気づいて逃げているところだったんですね・・・でもそのキツネは不動堂へ入る通路の手前で
ピタッと立ち止まってこっちを振り返ったんです・・・沼おじさんはすでにカメラを胸の前で掴んでましたよ。
でも向こうはすでに警戒心バリバリ。かなりの距離はありましたが少しでも動いたら行ってしまう。そんな気がしました。
まぁ、グーグルアースの写真使ってる時点で撮らなかったってことです。
この時つけてたレンズ 24mmですもん。換算36mmでも撮ったところで小さすぎますね。
証拠写真くらいにはなったかもしれないけど、少しでも長く目に焼き付けました。それもまた一興です。
キツネはすぐに踵を返し不動堂の方へ消えて行きました。
でもこの時はまだ奥に不動堂とかあるの知らなかったので 、キツネを追って奥に入っていったら鳥居が立っている・・・
ちょっと鳥肌が立つでしょ・・・え?・・呼ばれたのかなと・・・
滝の通称を思い出すと『 人影の滝 』平安時代後期に逃げ遅れた2人の武士がこの滝に身を投げた。その霊が岩に現れるそう。
そんな滝の上に建てられた祠が建て替えられ不動堂になったようだ。
お参りしておいて良かった。
いやぁ、野ギツネなんて初めて見ましたよ。写真がないのが残念ですが調べてみるとホンドギツネってやつですかねぇ。
キツネといったら北海道のキタキツネぐらいかと思ってました。こんな所でも見れるのかと感動したものです。
再び帰路に着いた沼いじさん夫婦はさらに野生の猿軍団にも遭遇。そいつらも警戒心が強く
近づこうとしたら逃げてしまった。また写真も撮れなかったけどそのくらいの方が見れて嬉しい感じはあるよね。
どのみち沼おじさんの心の中はキツネで一杯だったしね。www
無計画な行動は迷惑だから気をつけようとこの前言ったけども・・・
時にバカをしたり間違いをおかさないと出会えないモノがあるのもまた事実。
悩ましい沼おじさんなのでした。