生きているとか死んでいるとか・・
今日は久しぶりに屋久島は『 白谷雲水峡コース 』をぶらぶらしましょうかね、ここはコースも終盤に差し掛かった頃だ・・
基本的に歩きやすいコースなんだけど、この辺は道幅も狭く足場も悪いため、道に味わいたっぷりの踏み板が敷かれていた。
脇に横たわる倒木は、苔むしてまだその威厳を保っている。屋久島の森を歩いていると嘘みたいに巨大な倒木が沢山ある。
でも、その殆どが強烈な存在感を放っている・・生きてとか死んでるとか、そんな個々の状態に意味なんてないのかもね・・
こんな倒木を苗床に別の木が生えたり、そんなあからさまな循環の景色をこの森で見続けて来たからそう思うのかもしれない。
コレなんかもう、どうなってんの?って感じだしね・・かなりの樹齢の巨木の根元に別の木が無理やり絡まり付いていた。
別の植物に干渉して生きていこうとする木も沢山あるね、この根っこは『 アコウ 』かしら・・別名、締め殺しの木 ww
ちょうど側にこんなイカしたベンチが設置されていたので一休みしながら、この奇形樹を眺めていた沼おじさん・・・
きっとこのベンチもこの辺に転がっていた倒木を利用して、その場で作られたモノだろうな・・森との一体感を感じる ww
いやしかし、すごい角度で纏わり付いてるな・・流石に相手が巨木過ぎたんで、絞め殺せずにヒヨって脇に逃げたのかも ww
それでも必死に食らいつく姿が面白い。関係性はどうあれ様々な要素が干渉しあって世界は作られる。時としてその姿は奇怪だ
何れにしてもまだ若造って感じの木だが、もしアコウなら何処からでも気根を伸ばせるからこの先はどうなるか分からない。
もう何十年もしたらもっと奇怪な姿になっているかもね、家でもガジュマルを育てているけど、本体より気根の成長が面白いの
そういった植物の生の面白さをこれでもかってくらい堪能出来る森・・屋久島ハイキングはホント面白かったなぁ・・
と言うワケで屋久島の奇形樹でした。屋久島の写真はまだまだ沢山あるので、どんどんお見せしていかないとね。それでは〜