カナダ滝 - ナイアガラフォールズ
ナイアガラフォールズにもう一つある『 アメリカ滝 』は以前お見せしたけど、こちらを出すのを忘れていた沼おじさん www
ナイアガラの滝といったらこの滝だよね、こちらは『 カナダ滝 』という名前。旅行に行くまでアメリカ滝の事は知らなかった
アメリカ滝の方は実際はもう一つ『 ブライダルベール滝 』の二つに分かれるから、厳密に言うと3つの滝がある事になる。
今回は『 カナダ滝 』を見ていこう。引いて全体を写すとデカすぎて逆に迫力がなくなるけど 、寄って見るとやっぱ凄い水量。
落差 56m で幅 675m もあるから実際この目の前で見ると壮観だった。これだけの水量が落ちるから滝壺の深さは 55mもある。
横の断崖に地層が見えるね・・この断崖の上部30m は固い石灰岩だけど、下部は柔らかい土砂や粘土が固まってできた頁岩。
『 頁岩 ( けつがん ) 』って聞きなれないけど『 シェール 』と聞けば馴染みがあるよね・・この柔らかい下の方から侵食されて
巻き上げられた土砂が上の石灰岩を少しずつ削っていくんだって・・今は滝の手前のダムが水量を調節して侵食を防いでいる。
滝の奥に見える橋のようなものがコントロールダム。以前ちょっと書いたね・・カナダ滝の前では記念撮影する人で一杯だった
でもギュウギュウではないから割と落ち着いて見たり撮ったり出来たよ。滝から巻き上がった水は降ってくるけどね ww
カナダ滝の周辺は常に軽い霧雨状態だから、カメラにはタオルを巻いて歩いていた沼おじさんでした。
この辺りは『 テーブル・ロック 』と呼ばれ 18世紀半ば頃から観光地として人気だったんだって・・・
よくアメリカ映画でハネムーンにナイアガラへ行くってネタが出てくるけど、これも 18世紀から続くものらしいよ www
でもコントロールダムが出来る前は年間1m も滝が後退していたって言うから、昔の景色とは全く違うのかもしれない。
滝の横に石造りのイカした建物が・・多分初期の発電所で、裏手を散策した時に近くで見たけど使われていない様子だった。
まぁ、これだけの水量から得られるエネルギーは捨て置けないですからね・・発電所に関する事はまた別で書こうかな・・・
ん〜、いい建物だ・・ここには例の難破船も写ってます・・こちら側から撮ってた時は全然気がつかなかったよ www
それより流れ落ちる水の色がエメラルドグリーンで綺麗ね、結構光の具合で色の印象が変わるからその変化も面白かったな。
あと、虹ね・・常に霧が巻き上がっているから滝壺に高確率で虹が発生する。船が写ってるけどコレにも乗ったんだよね・・
『 ホーンブロワー・ナイアガラ・クルーズ 』っていうアクティビティなんだけどコレが最高だったんだ www
写真の船は青いカッパの人が乗ってるからアメリカ側の船、カナダの船は赤いカッパでした。コースは同じで滝壺に突っ込む。
びしょ濡れになるけど最高に気持ち良い。ソレに関してもまた別で書こう、一眼カメラが使えなかったから写真はアレだが・・
よく見ると二重の虹だね・・それよりアメリカ滝もそうだったけどカナダ滝は立ち上がる霧が更に濃くて写真が撮りにくい ww
しかし滝も見る場所によって横幅の印象が変わるな・・カナダ滝が『 U字型 』なのは知ってると思うけど・・・
この滝はちょうど上を流れるナイアガラ川が90度折れ曲がった所にある・・だから実際ここへ来て『 U字 』の深さに驚いた
テーブルロックの低い手すりのすぐ下には川の水が滝壺に流れ落ちていく側の様子もみれるんだ ww これも不思議な感覚。
日本で滝を見に行ったら大体下から見上げる事が多いもんね・・そもそも滝を見下ろすってのが新鮮だったのかもしれない。
でも結界的に言うと、船に乗ったり滝のすぐ下に出られるトンネルから見上げてみたりしたおかげで満喫出来た気がする。
そんなアクティビティに参加していたら陽が暮れてきた・・陽が傾くとグリーンが濃くなって水面の表情も荒々しく見えるね。
この時間ならまだ水量は変わってないと思うけど、夜間はダムで水量を減らしているらしい。でも夜は夜で見所がある・・・
その辺もまた別で書こう・・ナイアガラの滝には観光からエネルギー事業と色んな側面があるからまとめて書くと長くなる ww
最後に、翌朝ホテルの窓から見えたカナダ滝は水温と大気の気温差で物凄い水蒸気が立ち上っていた・・噴火口みたいね www
そういえばカナダの日の出は日本よりだいぶ遅かったなぁ。日没は同じくらいだったけど、7時くらいでやっとこんな明るさ。
この日は午前中天気が悪かったのもあるが、天気がいい日でもこんなもんだった気がする・・早起きしても真っ暗って感じ ww
さて、とりあえず今度は『 遊び 』の部分、このクルーズの様子でもお届けしましょう。っていつになるかわからないけど・・
と、いうワケでナイアガラフォールズ『 カナダ滝編 』でした。それでは次回 『 ナイアガラ・クルーズ編 』をお楽しみに〜