ナイアガラの滝に流れ落ちる広大な『 ナイアガラ川 』・・一日観光してホテルに入ったら窓からこんな眺めが広がっていた
ナイアガラ川は滝に落ちる前、ココで90度曲がってるんだね・・翌朝この川の右側のエリアをぐるっと周ってみるつもりだ・・
実は今日の主題もココに写ってるんだけど・・判るかな?・・・・
さて、翌日は朝方から雨が降っていた・・窓の外では気温差のせいかカナダ滝からもの凄い霧が立ち上がっていたよ www
でも沼おじさんはそんなこと気にしない・・雨なら雨の街の写真を撮ればいいのだ。さぁ、ぶらぶらしようか・・・
予定通り早朝から川の右側のエリアを散歩。歩き出したら雨は弱まって来たが、どうせカナダ滝の周辺は晴れてても霧雨状態。
あの立ち上る霧はそのまま風下に霧雨となって降り注いでくる・・カナダ滝の近くに行くときはカメラにタオルを巻いていたよ
右側のエリアはけっして観光客が行くような所ではなかったがそれなりに面白い景色が撮れた・・その辺は後々お見せするが
今日は『 ナイアガラ川 』について見ていきたい・・ぐる〜っとブラブラ周ってきて・・・
その帰り道、川沿いに続く『 ナイアガラパークウェイ 』を歩いて、ナイアガラ川を眺めながら戻る事にした沼おじさん。
対岸にビルが見えるけどあちらはアメリカ、ニューヨーク・・めっちゃ広い川だね、この辺りは発電所の施設が一杯あった。
しばらく歩いていると茂みの間に川岸まで降りられる場所があった・・この川は硬い岩盤の上を水が流れている感じかな・・
広い川だけどこの辺はそんなに深くはなさそうだね・・でもとても危険だから入ったらダメ・・・だって・・
もし間違って流されでもしたら、すぐそこにあの滝が待ってるんだから・・そう考えると非常に怖い・・・
川がでか過ぎて引き絵だと穏やかに見えるかもしれないが・・寄ってみると真ん中あたりはソレなりに激しい流れだ。
でもこの川の流れは 1954年に出来たダムによって水量がコントロールされているんだって・・・
奥の方に見える橋みたいなものがコントロールダムだ・・手前の盛り上がってる部分も90度カーブの補強かね・・・
このダムができる前はこの先にあるナイアガラの滝が年間1m も削られて後退していたのが、年間 3cm になったそうです。
水門を調節して『 アメリカ滝 』側に水を逃がしたり、滝の後退を抑制したりとなかなか優秀なダムですね ww
コレが出来る前はもっと流れが激しかったのかもしれない・・てな事を頭の隅っこに置いておいてもらって・・・
川のあちこちには小さな島があって植物も生えていたりするんだけど・・その一つ、ちょっと大きめな中洲を撮影したら・・
ん?・・白い塔の下辺りなんですが・・何か写ってる・・たまたまカメラを向け撮影した所にソレはありました・・・
川の真ん中の中洲に明らかに人工物と思われる物体が・・肉眼だと遠過ぎて分からなかったんだけど液晶で拡大して気づいた
でも最近までコレが何か分からず・・四角く見えるから建物でも沈んでるのかとかそんな風に思っていたら・・・
ネットニュースで『 ナイアガラ川の難破船、初めて動く 』なんてタイトルが目に入った・・難破船?・・もしかしてアレか?
で、確認してみたの・・言われてみたら確かに船だね・・この難破船、何とこの場所に 101年間も引っかかったままだったそう
ソレも凄いけど、101年放ったらかしってのもまた凄いよね ww この1ヶ月後に大雨で流され、1世紀ぶりに動いたって話だ。
船が変な形してるのはこれが『 はしけ船 』だから・・川底の土砂をさらう浚渫作業で泥を運ぶための荷船だったんだろう。
でも、はしけ船は牽引されて進む船・・自力で進む動力がない。この船が流された時、二人の作業員が乗っていたんだって・・
ここがどんな場所か再認識してもらおう・・右手にちょこんとあるのがさっきの中洲、その横に船があるよね・・
もうすぐ目の前には濛々としぶきを立ち上げるナイアガラの滝ですよ・・落差 56m もしこの岩場に引っ掛からなかったら・・
きゃ〜!! 怖すぎる・・( 上の木が生えた中洲の右横にある茶色いのが難破船 )こんな映画みたいな状況が実際あったんだね
滝の淵は浅瀬で岩もゴツゴツしてるから引っかかってるんだろうけど・・当時はダムも無いし水流も激しかったのでは・・・
ただ流されるしかない はしけ船に乗っていた二人にしたら、迫り来るこの眺めは地獄のような景色だったに違いない・・・
でも運良く岩場に引っかかって、その二日後・・ロープを渡して何とか救助されたそうだ・・この二日間も地獄だね・・
100年前だから高性能なヘリコプターとかもないからね・・いやぁ・・まさかそんなものが放置されてたとは驚きだ。
現在もこの船はここから少しだけ離れた位置に転がったような形で静止しているらしいよ・・この先どうなることやら・・
まぁ 一番最初の写真を見てもらえばわかるけど、川の端の方だから大丈夫だとはおもうけどね www
でもこっちから見てた時は難破船の存在には全く気づかなかったなぁ・・そもそも船だと判ったのも最近だし www
よくよく写真を見返したらココにもアソコにも・・・てな感じで写ってたというワケです・・
ココへ来ると滝しか見てないから知ってないと見逃しちゃいますね・・高画素カメラの恩恵を受ける沼おじさんでした ww