奇怪な姿と優美な名を合わせ持つキノコ - 『 キツネノエフデ 』
薄暗い林の片隅で・・厚く積もった落ち葉の隙間から小さな卵が顔を覗かせていた。うずらの卵を一回り小さくした感じ・・
さて、今日は面白キノコの日です・・そう、コレはキノコの卵。この前も卵から生える『 タマゴタケ 』を見たけど・・
今回の卵はだいぶ小さいね・・コレを撮るま知らなかったけど、卵から生えて来たキノコは想像の斜め上を行くモノだった。
こんなの出ました〜 ww コレで完成形の成菌。なんじゃこりゃって感じよね・・キノコの象徴とも言うべき傘もないじゃん。
コレ名前も面白いんだ・・『 キツネノエフデ 』って言うんだよね『 狐の絵筆 』って事だろうけど、随分とイカした名前だ。
こっちの写真をみると『 キツネノエフデ 』って名前がしっくりくるかな・・ちょうど墨を付けた筆のような形してるよね
この墨のような黒いベチョベチョには胞子が入っていて、匂いは嗅いでないから分からないけど強い悪臭を放っている様だ。
この悪臭に呼ばれてベチョベチョにハエがたかっているのは見たことがある・・虫を使って胞子を運ばせているんだろう。
筒の部分が透き通っているからどうなってんのかと思ったけど・・一部破れた部分をよくみると内部はすっからかんの空洞だ。
風船が膨らむみたいに伸びるのかな・・そもそも普通のキノコにしたって成長が早すぎるもんな・・成長ではなくて変形か・・
ミカンのネットを引っ張る様な感じで、引き伸ばして大きく成長してる風を装ってるけど幼菌から質量は変わってないのかも。
ただ胞子を飛ばす為だけに生えて来て、一夜にして枯れて消えてゆく・・一体何処に実体があるんだろう・・キノコって www
最後に、絵筆は分かるけど『 キツネ 』はなんだろうね、『 キツネの尻尾 』って事なのか『 化ける = 似てる 』って事なのか
調べてみたけどそこがハッキリしなかった・・何れにしても見かけによらずシャレた名前のキノコだね・・キツネノエフデ・・
似たキノコに『 キツネノロウソク 』なんてのもあるけど、そちらは根元まで赤みがあって根元が白くなってるのは『 エフデ 』
と、言うワケで・・面白キノコ第二弾は卵から生える奇怪な傘なしキノコでした www コレも梅雨時期から生えるみたいよ。
次回は何キノコかな? ・・・つづく