あきる野『 横沢入 』の昆虫話
今日はあきる野市にある里山『 横沢入 』で撮った虫の写真・・目新しい昆虫を発見出来なかったのでサラッと撮った奴です。
この『 カシワクチブトゾウムシ 』はよく撮影してたゾウムシだから、もはや寄って撮る気さえないという・・・
初めて見るゾウムシだったら様々な角度からコレでもかってくらい寄って撮りまくるからね、フラッシュまで付けて www
コレはコナラの木かな・・クヌギとかドングリ系の木や栗の木なんかの葉っぱを探すと良くいる 5mm 位のゾウムシです。
ゾウムシって言うと象みたいな長い鼻( 口だけど )・・があると思いがちだけど、『 クチブトゾウムシ 』はソレがないのね。
他には 3mm くらいの『 ギシギシクチブトサルゾウムシ 』とか何処にでもいるやつしか見てない・・
つっても皆さんはそんな何処にでもいるゾウムシすら知らないよね・・まぁ、ソレはしょうがない、マイナー昆虫だもの ww
さて、見てないだけでちゃんと探せば相当な種類のゾウムシがいそうな環境でした。多分近所に住んで5年くらい通えば・・
ここだけで 100種類くらいのゾウムシを見つけられる気がする・・決して大げさな数字ではないんだよ www
コレもペッと撮っといただけだけど、調べてみたら面白いハチだったので紹介・・『 キスジセアカカギバチ 』と言う蜂です。
いわゆる『 寄生バチ 』の一種らしいんだけど・・ちょっと普通の寄生バチと違って『 二次寄生 』すると言う情報があった
普通は何かの幼虫に卵を直接産み付けて寄生するんだけど、こいつは先ず葉っぱに極小の卵を産みつけるんだって・・
その卵を食べた蛾とかの幼虫の体内で孵化して寄生・・そこから更にその幼虫に寄生している別の寄生昆虫に寄生すると言う。
なんでそんなめんど臭い事になったのか知らないが・・そんな寄生バチらしい www
トンボもいっぱいいたけどなんかお腹が短くて平べったい・・みた事ある様なない様な・・って感じで撮っておいた ww
コレは『 ハラビロトンボ 』と言うらしい。昔の写真探してみたんだけど、無かったから初めて撮ったのかも・・
同じ様なお腹の平べったい青いトンボもいた。どうやらこの青い方がオスらしい・・成熟するとオスだけ青くなるんだってさ。
意外と見たことある様でないのがいっぱい居るんだよなトンボって・・逆に『 ツノトンボ 』なんて言う名前に『 トンボ 』って
書いてあるのにトンボじゃないのも居るしね ww やはり疑わしきは撮っておけと言うことか・・・
こちらは模様がパンダみたいな『 ラミーカミキリ 』こいつも良く撮ってるやつ・・6月のカミキリと言えばコレって感じかな。
この葉っぱは『 カラムシ 』って植物・・この時期この葉っぱがあれば大体いるから、カラムシを探したほうが早いね www
昆虫ではないけど、この前とは別の種類のタニシが水底の泥を這い回って迷路みたいな模様を作っていた・・貝殻が細長いね。
調べると『 カワニナ 』と言うタニシだった・・ここで昆虫に話を戻すと・・このカワニナをホタルの幼虫が食べるんだって。
カワニナも汚い水が苦手らしい・・綺麗な水が流れる田んぼの周辺が蛍の繁殖に大切ってのはそう言うことだったのか・・
この周辺で『 ゲンジボタル 』の成虫も一匹見たからココでも五月末くらいに蛍をいっぱい見れそうね。
そう言えば今年はコロナの外出自粛期間で蛍を見に行けなかったから、来年は横浜のふるさと村じゃなくこっちでも良いかも。
頭上が木の葉の傘でいっぱいになって周囲が薄暗くなってくると『 ヒョウモンエダシャク 』がハタハタと舞い始めた・・
白いから飛んでると蝶々かと思うけど、木に張り付くと蛾だなって感じ、でもよく見ると案外綺麗な蛾だと思う沼おじさん。
逆に蝶々だって羽は綺麗だけど、よくよくボディーを見るとちょっとヤダなって思うもんね www
それに蛾だって以前見せた『 サツマニシキ 』みたいにメッチャ羽が綺麗なのも居る・・先入観で昆虫を見てはいけない。
最後に沼おじさんの好きなハンミョウから・・『 トウキョウヒメハンミョウ 』こいつも沼おじさんにとってはお馴染み。
ハンミョウといったら以前お見せした極彩色の『 ナミハンミョウ 』が有名だけど、その他の種類は皆地味な色で小さい。
形は大体一緒でサイズが小さく地味なだけ・・それでも良く見ると若干ダークメタリックな輝きを放っているのが分かる。
パッと歩いた感じ横浜の寺家ふるさと村で見る昆虫とラインナップが似ていた・・つまり良い場所。
家から20分くらいでこんな場所に行けたらいいのになぁ・・とボヤくものぐさな沼おじさんなのでありました www