伊豆大島の奇景『 泉津の切通し 』
さてさて、今日はこの岩壁と大木を真っ二つに切り裂く様な『 謎の割れ目 』をじっくり見て行きたいと思いますよ www
ここは伊豆大島北部にある『 泉津 』という地域・・岡田港から島の外周一周道路の東側を走ってすぐの所だったかな・・
一周道路から外れ、一本奥の『 椿トンネル 』へ向かう側道に入ると、こんな斜めに生えた大木が道路を覆い始める・・・
この先の道はずっと木々に覆われて薄暗い感じだった・・でもそれがさっきの謎の割れ目をいい雰囲気にしているんだよね ww
因みに椿トンネルっていうのはこんな感じ、この先にもっと長い椿のトンネルがある。この道路沿いはずっと椿が点在してた。
でも花が咲いてないとよく分からないね、民家の庭先や公園でもあまり見上げるほど大きな椿を見たこと無いモンね www
ここの椿は樹齢 200年にもなるような古木が多いから、尚更ピンと来ない ww 花が咲く冬はどんな景色になるんだろうね。
そしてココ、そんな道を走っていると視界を埋める緑の質量がやたらと濃いぃエリアが現れた・・ここが今日の目的地です ww
ここは『 泉津の切通し 』と呼ばれる場所、『 切通し 』ってのは岩山を削って通した道の事で、大体暗い場所にあるし・・
削られた岩肌は常に湿っていて苔がつきやすい。だからココだけ異様に緑が濃いんだな、でも切通しなんて何処にでもあるよね
そこで冒頭の『 謎の割れ目 』の登場・・この道路自体が切通しでもあるんだけど、電柱の裏にもう一つ切通しがあるのね。
岩壁が割れてるでしょ、そしてこの木よ・・ここが実際の所の『 泉津の切通し 』で、その立役者がこの両脇の木なんだ。
この木が無かったら観光スポットにはなってないだろう・・ってくらいこの木が面白いんだ ww ちょっと引いて見ると・・
なにコレ〜って感じでしょ ww 元々木があったのか、後から生えたのか知らないけど絶妙なポジジョニングなのは間違いない
根っこが表に張り出しているから一本の木が裂けた様にも見えるんだよね、根っこが見えてなかっらたら面白くないもんね ww
正面から見ると、無造作に敷かれた石段が奥まで伸びている・・人が一人ゆったり歩けるくらいの狭い切通しだ・・いいね ww
来島初日に来た時は雨が降っていた・・ここの写真は雑誌で見ていたから、雨が降っていても良さそうな場所に来たワケ・・
実際の所その予想は大正解で、濡れた石段や苔のしっとりと重たい感じが雰囲気にピッタリ。むしろ雨の方が好きだな ww
上には何があるんだろうと思って、 一先ず石段を登ってその先の行ける所まで行ってみたんだけど・・特に何もなかった・・
民家みたいなのが一軒あったかなぁ、途中から人が一人ギリギリ通れるくらいの獣道になっていて藪で覆われてしまっていた。
進もうと思えば進めたけど、濡れた藪に入るとびしょ濡れになるから流石にやめた ww 今は使われていない道なんだろう。
大島の東側は山が近く海岸も断崖絶壁で、海風が溜まり霧が発生しやすい。その為か生活圏から外れている様で民家は少ない。
この辺りはまだ北部だからまだ少し家があったけど、この先南部エリアへ行くまで殆ど民家はなかった・・表に戻るか・・
上では一枚も写真を撮ってなかったから、つまりそういう感じだ・・わざわざ奥まで行かなくてもいいかなと思う。
でも気になる人は自分の目と足で確かめてみよう ww それが旅の醍醐味ってものだからね、もっと奥に何かアルかもよ ww
さて、 この電柱・・最初は写真を撮るのに邪魔だなぁと思ってコイツを外して撮ったりしてたんだけど・・途中で諦めた・・
絵が狭くなるだけだし、コイツが無くて出来すぎた絵でも逆に面白くないのかもなぁなんて思うことにした沼おじさん www
狙って造られたワケではない、偶然の産物感がむしろいい ww 観光スポットとは言え看板が出ているワケでもないからね。
標識が出ている『 椿トンネル 』を目指せば見つけられるだろう・・車通りも少ないから車は適当に近くに停めればいい。
妻が上を見に行った所を撮影、ホント傘がよく似合う道だ ww ポートレートなんか撮るのにはいいシチュエーションだ。
でも現場は暗く明暗差が激しいので撮影条件は悪い。あくまでそれは撮影の話で肉眼で見る分には十分明るいよ。
後処理とか小難しい撮影はよくわからないと言う人は、スマホとかで撮ったほうが案外綺麗に撮れるかもしれないね ww
というワケでやっとレビューを始められた伊豆大島シリーズ。手始めは雨の中、一番最初に訪れた『 泉津の切通し 』でした。
霧のせいで楽しみにしていた三原山には登れなかったけど、見どころが一杯だったのでこれからも色々お見せしまようね ww
次回は何処から攻めようかな・・って迷うくらい楽しめた伊豆大島でした。それでは〜 つづく。