伊豆大島『 波浮 』の集落を歩く - あんこ猫
今日は伊豆大島の南東部にある『 波浮 ( はぶ ) 』の集落をぶらぶらしよう、この辺りは古い港町の景色が残っていて面白い。
伊豆大島旅行では3泊した。その最初の2泊は波浮の古民家宿に泊まったんだよね、手前の黒い建物が宿の受付だ・・・
さっきまで降っていた雨は止んだけど、依然空はどんよりして薄暗い。でも雨に濡れた地面や苔むした石壁は魅力的だ。
たい焼きの看板が出ているね、この『 東京梵天 ( ぼんてん ) 』と言う宿はたい焼きカフェも兼ねている ww
この裏に車一台分の駐車スペースがあるのでそこにレンタカーを入れて、このカフェの中でチェックインを済ませた・・
小さなカフェだけど、宿の朝食で食べたたい焼きと明日葉オレは美味しかったよ。もちもちの冷やしたい焼きも美味かった。
ここの一棟貸しの古民家宿はとても良かったので、また別で紹介したいと思います。今回は波浮の集落をぶらぶらしよう ww
もう16時を回っていたけど、夏だったからまだ行ける。店先で猫にゃんがお見送り ww この猫は宿の猫と言っていいのかなぁ
『 あんこ 』と言う名前の看板猫だ。店の裏にある古民家宿の方にも、しょっちゅう顔を出す人懐っこくて可愛い猫だった。
宿の周辺にはなまこ壁の石蔵や屋敷があって、この『 旧甚 ( じん ) の丸邸 』は自由に見学できる。宿の隣だからついでどうぞ
江戸時代はこの辺りが綱元の拠点として栄えていた様だ。このエリアは高台にあるんだけど、階段で直ぐに波浮港へ降りられる
下にある波浮港は大昔に火山の噴火口の一部が決壊し、海が流れ込んで出来た港。だからこの場所は火口の淵に当たるんだね。
蔦で覆われた石蔵も・・こんな古い歴史が感じられる町並みは波浮にしかないので、大島旅行では最低ここで一泊はしたい所
沼おじさん的には 3泊ずっとここが良かったんだけど、最終日だけ予約が取れなかったんで一番栄えた元町でも一泊した・・
それを踏まえてもやっぱりこの波浮の町で3泊したかったなぁ。知らなかったけど他にも古民家宿やゲストハウスがある様だ。
港に降りる階段があると知ったのは後の事で、一先ず宿の裏手へ進む事にした沼おじさん。町ブラするのに地図など見ない ww
こんな道があったら行くしかないでしょ、木に覆われて薄暗い小道だ。雨に濡れた石畳と緑が木漏れ日に照らされて艶めく。
小道を抜けると少し開けて平屋の民家が集合していた。そんなに新しくもないが普通の民家が多い。ふと上から視線を感じ・・
見上げると野良シャムが見つめている。多分こいつは『 あんこ 』のお母さんじゃないかな・・だとすれば名前は『 メイプル 』
よく覚えてないんだけど、宿のご主人に特徴や名前を聞いてたのかなぁ・・こいつを見つけた時にそう思った事だけ覚えている
さて、その下の塀がイカす。明治 大正とかそんな時代を感じるね。家は改築されてもこう言った塀とか石垣は長く残りがちだ。
この家は島っぽいね・・島旅をしているとよくトタンで覆われた屋根のお家を見かける。台風被害が多いから修理し易いらしい
平屋が多いのはそう言う理由もあるのかもね。当たり前の様にそこにあるから、ただ歩いているだけでは気がつかないけど・・
土地によって暮らしの風景は微妙に違うものだ・・よくよく考えるとその景色にはそれなりの理由があるんだろうな。
高台の傾斜地だから強風を受け易いのか・・木が多く植えてあるのもこんな高い石垣の塀も、全部台風対策なのかもしれないね
この石畳が敷かれているのは旧甚の丸邸周辺だけだが、ちょっと歩いただけでも風情を感じられて歩き甲斐のある町だ。
今回は宿の裏をぐるっと一周しただけだけど、まだまだ波浮散歩は続く。次回は別の方向へ行ってみよう・・あんこ可愛いね
伊豆大島で『 あんこ 』と言えば『 あんこ椿 』・・あんこ椿のあんこは『 お姉さん 』だけどこの子はやい焼きの『 あんこ 』
母猫のメイプルがあんこ好きだった様で、それでアンコになったんかな。最近は『 あんこ猫 』なんて土産人形もある様だが
こちらが本物のあんこ猫だ ww と言うわけで伊豆大島は波浮エリアのプチ散歩でした、それでは〜 つづく・・