夕焼けの港町を歩く - 五島列島・中通島『 奈良尾町 』
今日は五島列島は中通島、階段だらけの港町『 奈良尾町 』散策の続き・・ウネウネの細い階段道を適当に進んで行こう ww
山の斜面に民家が立ち並んでいるから、上下の移動はこんな階段。横の移動はこの階段と同じくらいの幅の細い通路がある。
上のガードレールのある辺りが横の道だね、現役の民家の間で廃屋が緑に還って行く。ここはだいぶ上の方だったかな・・・
前回一番上まで登っていたら道路に出た。そこで町は終わっていたので、少し引き返し横の細道をぶらぶらし始めた所だ。
標高地形図みたいに規則的に段々になってるのかと言うと、そうでもなくて・・場所によっては結構複雑で迷路みたい ww
明日は出港だし夕暮れまでギリギリ散策を続けているけど、流石に暗くなってきた・・どの道を行こうか迷っちゃうね。
何処をどう進んだのかもはや覚えてもいないが、その先に今にも緑に飲み込まれそうなイカしたトタンのお家があった・・
サルスベリの花や家の前の木もいい味を出しているねぇ ww 石垣を覆うシダや蔦も新鮮だから、何かやたらと綺麗に見えた。
塀の上で野良猫がうずくまっていた。島の野良猫は大体痩せている。『 猫島 』とか割り切った場所でないとそんなモンだね。
人が少なければそれだけ餌をもらえる確率も低い。老人はあまり餌をあげないので、おじさんおばさんが多くないとダメだ ww
見晴らしのいい場所から町を見渡す。上の方はホント段々畑みたい。家もチラホラ建ってるけど、実際に畑エリアなのかも。
と言ってもかなり雑草に覆われてるから、今は使われていない様子。上を走っている道路が冒頭で言った中通島を巡る道路。
ここは畑エリアかもしれないけど下の方も同様で、こんな感じの石垣で段々に削られた斜面に民家が立ち並んでいるワケだ。
中には段差の上に無理やり建てたようなお家もあった ww 多分上段の裏側に玄関があって、こちらは裏口階段だろう・・・
こういう場所では裏口があるのは何かと便利だろうね・・石垣だけ残って空き地になった様な場所もチラホラ散見する。
通りすがりに民家の間の細い通路を覗いていると、完全に緑に押しつぶされた廃屋がチラチラ・・廃と居が共存する町だ ww
さて、ピンクに染まる夕焼け空は綺麗だが、いよいよ本格的に暗くなって来た・・でもこの辺は古い家が多くていい雰囲気だ。
もうちょっとじっくり散策したい所だけど、そろそろ宿に戻らないとな・・しぶしぶ階段を下り始めた沼おじさん・・
再び奈良尾港が見えてきた、夕暮れの海はホント綺麗ね。それを狙って来たワケじゃないけど夕暮れの港町はホント素敵だ。
もしこの町を訪れる事があったら夕暮れに上まで登ってみるといい。宿は港の近くで、アコウの木のあった奈良尾神社も近い。
やっと下の町まで下りてきた・・路地の片隅で三毛の子猫が警戒した面持ちでこちらを見ている。やっぱり人慣れしてないな。
この後、親猫がネズミを咥えてやって来たんだよね ww みんな何かとたくましくやっている様だ・・宿はもうすぐ・・
旅館『 つたや 』に到着した時にはもうすっかり暗くなっていた。朝にもう一度外観を撮ろうと思って忘れてたね www
まぁギリギリ分かるかな、見ての通りド昭和な旅館だ。全然嫌じゃないんだよ、むしろこういう宿が大好きな沼おじさん。
部屋のアイテムもホントに昭和で、 数十年前から時間が止まってる様だった。この花柄のゴミ箱とか昔実家にあったよね ww
壁に飾られた絵もおばあちゃんの家に来たみたいだし・・今はどうか知らないけど、下手したらまだ現役で使われてるかもね。
しかし料理は凄く美味しかった。何食べたか覚えてないけど・・浅漬けのピーマンがめっちゃ美味かったのは覚えている ww
おじさんは写真が残ってないと昔のレビューなんて出来ないから・・とにかく料理が美味しかった旅館という印象が残っている
と言うワケで、五島列島は中通島南部の港町『 奈良尾町 』をぶらぶらした時のお話でした。この翌日東京に戻ったんだけど
まだまだ五島列島のお話は残ってるので、今度は別の町か別の島か・・五島列島シリーズは続きます。それでは〜