『 うなり島 』に到着 〜 阿寺渓谷遊歩道を歩く#4
今日は『 阿寺渓谷遊歩道 』の続きをぶらぶら行きましょう・・『 うなり島 』と言う変な呼び名のエリアを目指しますよ・・
しかし前回のヒノキ林を抜けてから道はガラッと姿を変えて、苔むした気持ちのいい林道になりました。この変化が嬉しい ww
地面は木の根っこで覆い尽くされ、道の真ん中にボコボコと突き出た倒木の名残は、全て苔で緑に染め上げられている・・・
そんな倒木の株は五枚葉の可愛い植物を全身に纏っていた・・その鮮やかな緑で倒木ですら生き生きとして見えてくるね ww
一言で『 苔 』と言ってもよく見ると狭い範囲で色んな種類の苔が混ざっている・・こんだけ密になってよく共存できるな・・
苔は根っこがなくて体全体で水を吸うみたいだからこんな事が出来るんだろうね、根があったら絡まって絶対喧嘩になる ww
林道をハイキングしていて好きなのが明暗の混在する景色・・薄暗い道を歩いている時に林の奥に見える明るく輝く木々・・
奥の方が明るく見えるからどんどん先に進みたくなったりするのかなぁ・・な〜んて思ったりもする沼おじさんです・・
きっとハイキング好きな方ならなんとなく共感してもらえるのではなかろうか、木々の隙間からチラチラ見える感じね ww
なんて事を言ってると下にチラチラ見えてきましたよ『 阿寺ブルー 』が・・このチラ見せの焦らし加減がたまらないんだな
全貌の見えないワクワクと明暗差が合わさってブルーの川がより魅力的に見えたりするね ww でもまだ川は少し崖の下だ・・
しばらく行くと また道標が現れた・・背の高い木々に覆われて薄暗かった林道も、川が近づくにつれ明るくなってきたよ・・
もうちょっとだ、ココから川へ下っていく。次第に足場が土からゴロゴロとした岩に変わってゆく、そして開けた視界の先に
めっさ綺麗な阿寺ブルー、『 うなり島 』に到着です。全然島ではなかったけどゴロゴロ岩の広い河原が開放的で気持ちいい。
川辺に降りられる所はチラホラあったけど、こんなにノンビリ出来る場所はなかった・・川の青さも際立っていて最高 ww
と言う所で今日はここまで・・また終わるんかい!ちゃんと到着はしたからね ww 次回しっかり『 うなり島 』を見ていこう。
しかしゴールに向けてしっかりテンションを上げていってくれるからいいコースだ ww それでは〜 つづく。
視界を埋め尽くす棒景色 〜 阿寺渓谷遊歩道を歩く#3
さて今日は『 阿寺渓谷遊歩道 』の続きを歩いていきましょうかね、大きな岩の横を通って細い山道を登って行く所から・・
このコース、アップダウンはあるんだけど景色もいいし距離も短いので全然苦ではないね、むしろもっと長くてもいい www
道の左手には小川が流れている。この川が前回の『 六段の滝 』に繋がってるのかな、川沿いを更に登って行くと橋が現れた。
丁度この辺りが中間地点くらい、橋を渡ると後は降って行く感じだったかな・・旅行ついでにちょっと散策ってのには丁度いい
しかし山の上から常に水が流れ出てくるワケだから、山はいったいどれだけの水を溜め込んでいるんだって話だよね ww
橋を渡ってしばらく行くと目の前が棒だらけになった ww ここは『 檜 ( ヒノキ ) 』の植林をしているエリアみたいだ・・・
この檜林の中ををグネグネと降って行くんだけど、これが見渡す限り全部ヒノキだからちょっと面白い景色だったんだよね ww
今までとは打って変わって一種類の木しか生えていない人工的な植林地・・ドライブ途中の山道で杉林とか通る事はあるけど
その中を歩く機会はあまりないから新鮮な気分。やっぱり周りに一種類の木だけが大量に生えているのは不思議な光景だ ww
若い檜だから幹は細いけどすらっと背が高く、葉っぱのついた枝は遥か頭上の先・・目の前はだたひたすら茶色い棒景色 ww
モノクロにすると全面棒感が凄い・・楽しくなって沢山撮ってたけど、後で見たらご覧の通り一面棒の写真だらけだった ww
一周 1.2km と短いけど次々と色んな景色を見せてくれるから飽きる暇もない ww 沼おじさんの好きなタイプのコースだ。
でもこのままだと記事が縦線ばかりの写真で埋め尽くされてしまう・・と心配になった頃、木々の間隔が広くなり始めた ww
だいぶ降りてきたからね『 檜林 』もここまで、何気に楽しかったなぁ ww 奥に阿寺川もチラチラと見えて来ました・・・
川に向かって進んで行くと道はT字路に・・目指す『 うなり島 』は右側、左へ行くと帰りの吊り橋がある。ここで注意が必要
この坂道は帰りの吊り橋方向へ道なりにカーブしているんだよね・・目立つ道標はあるけど、分岐を見落としがちだと思う。
って言うのも、うなり島へ行ったらまたこの道を戻って来る。その戻って来た人達が吊り橋の方へスタスタ歩いて行くワケだ
ボーッと前の人の行く方へ付いて行くと絶景を見逃してしまう ww 実際前を歩いていた人は吊り橋の方へ行ってしまった・・
『 T字路 』というより『 Y字路 』か、右手に見える坂道が今降りてきた道ね・・じゃぁ『 うなり島 』の方へ行ってみよう ww
めっちゃブルーな阿寺川はまだ崖の下だけどもうちょっとで到着だ・・また景色がそれっぽくなって来たじゃないの www
と言う所で今日はおしまい、かなかな到着しねぇな・・ま、それだけ写真を一杯撮ってしまういいコースだったとうワケです。
次回こそは『 うなり島 』の阿寺ブルーの川へたどり着きたいと思う沼おじさんです ww それでは〜 つづく。
六段の滝と苔むす森 〜 阿寺渓谷遊歩道を歩く#2
何かレビューを始めると忙しくなってなかなか話が進まない・・さて、今日は『 阿寺渓谷の遊歩道 』の続きを歩いていこう。
目指すは『 うなり島 』と書いてある所なんだけど、一周1.2km の短いコースだから寄れる場所は全部見ていく事に・・・
近くに『 六段の滝 』なんてのがある様だから行ってみようか・・歩き出してすぐギシギシと揺れる長い鉄骨階段が現れた・・
渓谷だからね、川は谷底にある。おじさんになるとこう言う人工物に対する信用が薄くなるから無駄に慎重に降りていった ww
階段を降りて崖の細い通路を進んで行く・・もう滝の流れ落ちる音が聞こえてきたよ、短いアプローチだったけど悪くない。
足元の木の根っこを避けながら進んで行くと、ゴツゴツとした岩場に出る・・滝の近くの独特の冷たい空気、いいよね ww
六段の滝が見えてきました・・どうやらそんなに大きな滝ではなさそう。でも細かく段差で刻まれているから飛沫が激しいね。
ちょうど最後の二段目の滝壺辺りに出たのかな、小さな滝だけど飛沫が沢山飛んできます。浴びたければ真下にも行けるよ ww
滝の直ぐ目の前には『 阿寺ブルー 』の美しい川が流れている・・この滝壺も波紋が無ければ青く見えるという事なんだろうか
阿寺川を見下ろすとこんなに青い、不思議だよねぇ。この時は気がつかなかったんだけど、一応ここから川に降りられるみたい
この写真を見ると簡単に降りられそうに見えるかもしれないけど・・最後の一段もそこそこの高さがあるんだよね ww
滝も近くから見上げる感じだからもう少し引いて撮りたいと思うだろう・・でもここで無理をする必要はない・・
コースの最後に川の反対岸を通るからその時にからこうやって引きで全貌を見れるし川に降りる事もできるんだな・・・
滝はそれでも4段くらいにしか見えないね。どこを一段と数えるのか微妙だけど実際は上の方にもうちょっと段がある様子 ww
ここは最後にもう一度来るけど一応引き絵で確認・・さっきの滝壺から小さな丸い木が生えている岩場までは降りられる様だ。
この辺りの阿寺川も良い景色だったから滝壺から降りても良いだろう・・でも無理して降りなくても最後に見れると言う話。
コースへ戻ろう。この遊歩道は辺り一面苔でいっぱいだ・・苔は保湿や殺菌効果があるから樹木にとっていい環境なんだろう
さっきの鉄骨階段を再び登って分岐点まで戻った・・そこから今度は『 うなり島 』を目指して歩き始めた沼おじさん夫婦・・
ここから先はしばらく登ったり降りたりウネウネと林道を歩いて行くんだけど、この林道の景色がとても気持ち良かった ww
道を進む度に景色の趣が変わっていくから全然飽きないんだよね、短いコースながら色んな要素が凝縮されたいいコースだ。
こんな登り道だったら登ってもいいかなって思うでしょ ww 思わず両手を上に伸ばして気持ちいなぁ〜と声が出てしまう。
と、言う所で今日はここまでにしておきましょう・・次回は『 ヒノキ林 』を通って『 うなり島 』へ出ますよ〜 つづく・・
阿寺ブルーを求めて 阿寺渓谷遊歩道を歩く
やれやれ、やっと更新できる・・『 寝覚の床 』から木曽路ドライブの本当の目的地『 阿寺渓谷 』へやって来た沼おじさん。
この橋の下を流れる『 阿寺川 』を見に来たかったんだ・・去年は台風で渓谷の道路が封鎖されて入れなかったんだよね orz
嘘みたいなブルーの水が流れる阿寺川、これは絶対見たいとずっと思っていた・・それでリベンジしに来たと言うワケだ www
まぁ川が見れればソレだけでもいいんだけど、渓谷の中間地点に林道を歩ける遊歩道があるからプチハイキングと行こう ww
今日の出発地点はその『 阿寺渓谷遊歩道 』の駐車場から、ぶっちゃけここまで来る間にも綺麗なブルーの川は随所で見れる。
でも細い山道の車道から眺めて歩いてもイマイチ落ち着かない・・だからこの中間地点の駐車場まで車で来てもいいと思うよ。
そこまで広くはないけど駐車場はこんな感じ、バイクで来ている人も沢山いたな・・そのすぐ横から遊歩道への入口があった。
遊歩道は一周 1.2km と大した距離ではない・・でも最初に言ってしまうけどこの遊歩道はとても気持ち良くて最高だった ww
ここまで来たんなら歩く事をオススメする・・入口を降りて行くとすぐ冒頭のつり橋が現れる、橋から下を覗き込むと・・
めちゃくちゃ透明度の高い川、でもそこまで青くないね・・これは見る角度の問題で別の角度から見ると濃さが変わる。
あと川の深さも関係するのかな、多分深い所の方が色が濃く見えるんだと思う・・手前の大きな石が沈んでる方が色が濃いよね
水が綺麗すぎて全体的に浅く見えるけど、これでも実際は大人の膝が完全に浸かるくらいの深さがあるからね www
ホラ、ちょっと橋を進んで逆の角度から見下ろすとかなり色が濃くなったでしょ ww 同じ場所でもこれだけ色が変わるんだな
駐車場の写真を見ても分かると思うけど、この日は薄曇りで青空でもないのにこんなに青く見えるんだから凄いよね www
でもこの角度だと水面が反射してイマイチ色が見にくいな・・もうちょっといい角度があるハズだ・・もうちょっと移動しよう
そう!この色この輝き! これが『 阿寺ブルー 』ですよ、この色を見たくて遥々木曽までやって来たの・・見れて良かった ww
結果、橋を渡りきって反対岸から見下ろしたらいい色に見えたワケだ・・曇りで心配してたんだけど、関係なさそうね・・
雨さえ降っていなければちゃんと綺麗に見れそう・・でも注意点は当日雨が降っていなければいいというモノではないと言う事
この近くの旅館で聞いた話では当日が快晴でも前日まで雨が降っていた場合、濁った山水が流れ込んで綺麗に見えないんだって
まぁ、旅行の予定は少し立てづらいかもしれないけど・・そんな事もあるらしいので一応頭に入れておくといいだろう。
って、まだ入口の橋を渡っただけ ww もっと綺麗に阿寺ブルーの川を見れるポイントがこの先にあるからソコを目指そう。
遊歩道を歩き出すと手のひらより大きな葉っぱが一杯落ちていた・・上を見上げると『 ホオノキ 』が紅葉して綺麗だった。
そう言えばこの辺まで来ると朴葉味噌の飛騨高山も近いから、植生的に朴葉の木が多いのもうなずけるね ww
因みにホウノキはモクレン科の植物だから沼おじさんの好きなモクレンと同じ様な肉厚で大きな花を咲かせるんだよね・・
過去に撮った写真があったから貼っておこう・・あまりイメージないと思うけど葉っぱに負けない 20cmくらいのデカい花だ。
モクレンは冬に咲くけどホオノキの花を見たのは春だったっけ・・また脱線すると止まらなくなるので今日はここまで・・・
まだプチハイキングは始まったばかり、阿寺ブルーを堪能するのもこれから。気持ちのいい遊歩道だったしのんびり行こう ww
それでは〜 つづく
トロッコ道を更に行く - 縄文杉コース #3
ヤクヤモリの話しをしていたら『 縄文杉トレッキングコース 』のレビューが途中だった事を思い出した沼おじさん www
前回の続きでトロッコ道を歩いて行こう・・まだまだコース序盤『 小杉谷橋 』を渡った所から始めようか・・・
この橋の下も巨大な岩がゴロゴロ・・この景色を見てもわかる通り屋久島は岩の島、これが屋久杉が生まれた理由でもある。
土壌が貧弱なせいで屋久島で育つ杉の成長は遅い・・その代わり幹の密度が高くなって腐食に強い長寿の木が育つんだって ww
さて、小杉谷橋を渡ると石垣のエリアに入った・・昔この辺りは林業の中心地だった様で『 小杉谷集落 』があった場所だ。
小中学校もあったみたい・・この石垣はそういった建物があった名残なんだろうね、確かここに休憩所があったと思う・・
トイレはなかったかな・・この先に3つくらいバイオトイレとかあったけど、縄文杉コースは往復で8時間はかかるからね ww
何処でお腹が痛くなるか分からないから『 携帯トイレ 』も持って行った。結果的に使う事はなかったが・・安心感はある。
携帯トイレ用の小さなテントの様なブースが幾つか設置されていたが、なるべく使いたくないからトイレは全て利用した www
バイオトイレは施設維持のチップ制だから小銭などは用意しておいた方がいいね、携帯トイレも島の土産屋などで売ってる。
荒川登山口を出発してからまだ1時間くらいかな、小杉谷集落跡で一休みして再びトロッコ道を歩き出した沼おじさん夫婦。
小杉谷橋を渡ってから木々が鬱蒼とし始めた感じがする、この辺りは小さな橋が幾つもあった。高さはないので怖くない ww
トロッコ道はとにかく長いのでたまにこうやって橋などの人工物が現れるのも気分転換になっていいんだよね www
こうやって小さな橋があるって事はそれだけ沢山の山水が湧き出してくるんだろう・・その水は谷間の大きな川へ合流する・・
小杉谷集落跡の横を流れる『 安房川 』だ・・これが嘘みたいなエメラルドグリーンですごく綺麗だったんだよなぁ。
巨木の切り株の奥にチラチラ見える美しい川の色を眺めながら歩いたんだ・・確かこの川は帰りに立ち寄ったんだよね。
行きは時間が心配だったから先に進んだのだ、帰りはカメラをカバンに仕舞い込んでしまっていたので写真は撮らなかった・・
まぁ、あの川の美しさは現地に行って楽しんでください ww 一部やたらと色が強い所があったりして凄く綺麗だったよ。
更に進んでいくとまた巨木の切り株が・・この辺りからこんな古い切り株が目立ち始めた、どれも『 切り株更新 』している。
屋久島滞在中は全然雨が降らなかったのに、森の中は水溜りが沢山出来ていた・・雨ではなくて湧き水が溜まってるのかな・・
土壌が貧弱でも海風が降らす大量の雨、常に湿った環境が生み出す苔、その苔が保水して木々の乾燥や雑菌を防いでいる。
様々な要因が重なって屋久杉の様な長寿の大木が生まれたんだね・・その巨木は殆ど切り株になってたけど・・・
そんな感じで色々と思いを巡らせながら歩いていると、いつの間にやらソレっぽい景色になって来たじゃないの〜 www
と、言う所で今回はここまで・・ここから先はどんどん巨木が現れてき始める・・コースが大変になるのはまだ先の話しだ。
すっかり忘れていた『 縄文杉トレッキングコース 』次回へつづく・・沼おじさんのつづくは明日という意味ではないよ ww
羽村市に降り立った沼おじさん
先週の秋分の日は久しぶりにプチハイキングでもしたいと思って青梅線の『 羽村駅 』で下車した沼おじさんだった・・・
多摩西部の羽村市は以前ぶらぶらした『 横沢入 』がある『 あきる野市 』の隣・・結局コースはあきる野に入るんだけどね。
今回のスタートはココから・・帰りは一個手前の駅『 福生 ( ふっさ ) 駅 』にたどり着く予定です。んじゃ行きましょか・・
早速道端でイカした消火栓を回収する沼おじさん・・こんなに堂々と歩道の真ん中に鎮座する消火栓は初めて見たな www
この辺りから道が急に下り初めた・・羽村街道という駅から川まで続くメインルートかな・・そのまま坂道を下って行くと
石垣に『 馬の水飲み場跡』があった。昔はこの急斜面の上に畑があり、坂下の農家から農作物などを運ぶのに馬が活躍した。
その馬を労わる為に坂の途中に水飲み場が作られたんだって・・ついでにこの上にあった稲荷神社でお参りしておきました。
神社の階段から坂の下の町並みが見渡せた、川の方までずっと傾斜している。馬が荷車を引いてこの傾斜を登っていたんだね。
こんな調子で寄り道しながら川の方へ下っていった・・もう駅を出た時点でハイキングは始まっているのだ www
これから渡る大きな川の手前に小さな川が流れていた。どうやらコレが『 玉川上水 』らしい、江戸時代の飲料水用の上水道。
羽村市から四谷まで続いているんだって、そして玉川上水を越えるとすぐに長い橋が現れた『 羽村堰下橋 』と言う橋だ・・
この橋の奥に見える丘陵がハイキングコースなんだな・・川向こうはもうあきる野市になるようだ・・さて、行こうかね・・
橋の下を流れるこの川、だいぶ上流だから水は少ないけど『 多摩川 』なんだね・・浅くて歩いて渡れるくらいだったよ ww
この多摩川のあたりを歩いてた時が一番気持ち良かった。お隣の福生市に横田基地があるから軍用機が沢山飛んでたっけ・・
河原でピクニックする人や釣りをする子供がチラホラ・・多すぎず少な過ぎず・・適度に人々が休日を楽しんでいる感じ。
このまま川沿いにある『 羽村市郷土博物館 』を目指して気持ち良い堤防を歩いて行った。博物館の裏に丘陵の入り口がある。
これが入り口・・今回のコースは『 滝山・草花丘陵コース 』と言うヤツです。丘陵ハイクの入り口はどこも似たようなモノ。
四連休の最終日だったし川沿いは気持ち良かったし、久しぶりのハイキングでこの時すごくウキウキしてた・・よし、行くか
さて、このコースがどういうモノかは本で見たから一応分かっているつもりでいた・・でも思ってたのとは違ったんだな・・・
長くなるので今日はこの辺で終わりにするけど、前もって言っておくとこのコース・・完歩しませんでした・・汗
歩くのが大変で・・とかではないんだけど・・途中で心が折れたんだなぁ・・まぁ、何があったかはまた今度と言う事で・・
里山さんぽ - あきる野『 横沢入 』
先週末は多摩地区西部にある『 あきる野市 』まで足を伸ばして来た沼おじさん・・五日市線の『 武蔵増戸駅 』で下車・・
最近この辺にいい感じの里山があると知って、わざわざ東京の端っこ檜原村のちょい手前までやって来たと言うワケだ ww
新宿から電車で1時間半くらいだから、まぁそんなに遠くは感じなかった。駅前に出ると早速野良猫がくつろいでたよ。
増戸駅は綺麗になってたけど小さな駅だ、それでも周辺には普通に住宅が立ち並んでいる。郊外の町って感じで好きな雰囲気。
ほんとはハイキングのつもりだったけど、里山は武蔵増戸駅からそんなに遠くないから散歩気分で歩いて行くぞ〜 www
取り敢えずこんな線路脇の道をぶらぶら行きます。民家も直ぐに姿を消し道路脇の石垣に味わいが増して来た、気がつけば・・
だんだんと栗畑や林の緑が増えてきました・・あ、コレさっきから進行方向とは逆を向いて撮ってるな・・後で地図見てね。
だいたい景色がこんな感じになってきたらもう直ぐ里山へ入る横道があります。確かここで進行方向を向くと右手に・・
さりげなくちっちゃい字の標識が立っていました。『 横沢入 』と書かれている方・・ここを右に入っていきますよ。
この先にある目的地の里山が『 横沢入 ( よこさわいり ) 』と言う名前なんですね。もう直ぐです・・・
横道に入ると紫陽花が綺麗に咲いていた、左手にも栗畑があって栗の花に集まる虫達の羽音が重なりブ〜ンと重たく鳴り響く。
夏だね、このアプローチも大事なんだ ww もうこの時点でいい所へ来てしまったなと確信していたけど、その先へ進むと・・
こんな素敵な里山の田園風景が広がっていた。曇ってたんでいまいち写真がシャッキリしないが、とても気持ちのいい景色。
ここが『 横沢入 』と呼ばれる里山で、一旦は放棄された里山を都の保全事業で地域の人々によって復元されたものらしい。
一時期昆虫撮影で横浜郊外にある『 寺家ふるさと村 』に入り浸っていた沼おじさんからすると規模は小さく見えるが・・
その分、ミニマムに凝縮されたこの里山風景はとてもいい雰囲気にまとまっている。一発で気に入りました www
ギュウギュウに小さく区分けされた田んぼの中にはデカい『 タニシ 』が鬼のように沢山いました www
でも稲を食害してしまうジャンボタニシではなく、『 ヒメタニシ 』とか『 マルタニシ 』と言ったいいタニシらしいですよ。
こう言うタニシは汚い水は苦手らしい・・あんなに一杯タニシがいるって事はそれだけ水が綺麗って事なのかな・・
可愛い手書きの里山地図を発見、横沢入は7つの谷戸で構成される里山だった様だ。全てが復元されたワケではないけどね。
さりげなく描かれた昆虫や水生生物の中に気になる絵があった・・左下あたりの4本足のニョロっとした生き物の絵・・
調べてみると『 トウキョウサンショウウオ 』が生息しているようだ・・探せば見れるかもね、でも採取は禁止よ。
本道から脇に伸びる谷戸跡にはこんな看板があって過去の説明文もある。マムシに注意とあるけど、ちょっと行ってみよう。
コレね『 マムシ 』はホントにいるからね・・注意してね・・実際に横浜のふるさと村でもたまに見たことあるから・・・
狭い谷戸へ入って行くといつも緑の明暗差が印象的だ・・奥から湧き水が出ているからこの辺は湿地のようになっていた。
厚く重なる木々の隙間から僅かに差し込む光すら頭上の葉っぱを透過して柔らかく拡散される・・しっとり涼しい空気。
まだ蚊がそれほどいないから気持ちが良かった・・こう言う暗がりの水辺は蚊の巣窟だからね、時期によっては虫除け必須。
奥まで来ると浅い溜池がありました。ここでもまた別の種類のタニシが水底の泥を這い回って迷路みたいな模様を作っていた
オタマジャクシも沢山泳いでいたな・・こう言う所を本腰入れて探せばトウキョウサンショウウオもいそうな感じだね ww
この先は行き止まり、湧き水が流れてくる小川の横でカモが一匹でくつろいでいる・・近づいたらガァガァ怒ってた ww
昆虫や水生生物観察するにはいいですね、条件は揃ってるので楽しみ方はあなた次第といった感じだ。さて、戻ろうか・・
この里山で一番気に入ったのは谷戸の真ん中に生えたあの形の良い立派な木だった・・木の下の丸太のベンチで休憩できる。
あそこでお昼を食べたかったけど、しばらく別の人が休んでいたので他の見晴らしのいい場所でお弁当を食べた、ウマウマ。
ソレはいいとして、あの木・・多分『 ネムノキ 』だと思うんだよね、葉っぱが特徴的なヤツ・・木の下へ行って見てみよう。
こんなシダみたいな細かい葉っぱのヤツ・・何となく見た事あるんじゃないかな、この木好きなんだけど綺麗な花が咲くのね
普通の花びらじゃなくてパ〜っと扇型に開いた筆みたいに、細かい毛の赤い花が沢山咲くの ww たまに民家の庭先で見るけど
こんな立派なネムノキは初めて見たなぁ、しかも形がすごく綺麗だもんね・・でも残念ながらまだ花は咲いてなかった・・
ネムノキの木陰、晴れてたら視覚的にはもっと気持ちが良いいだろうけど ・・気温的にはこの時期曇りでちょうどいい ww
田んぼの周りに生える可愛い『 ムラサキツメクサ ( アカツメクサ ) 』・・コレに着くゾウムシを狙ってたけど発見できず・・
こんな環境だから本腰入れて探せば相当色んな昆虫がいるだろう、景色も良いしやっぱ里山に来ると気分が良くなるなぁ ww
今は田植えをしたばかりで眩い黄緑色、里山は田植えの状況で景色がガラッと変わるからその時々の魅力があるんだよね。
さて、昼飯も食ったしそろそろ移動しようか・・と言うところで一旦地図を見てみよう・・
今、地図の真ん中の『 横沢入 』にいる。この里山の奥には『 林道 』が続いており『 五日市駅 』の近くへ出ることが出来る。
多少のアップダウンはあるけど高低差も84m程度なのでそんなに大変な道ではない・・せっかくなのでそこを通って行こう。
横入沢の奥へ進んで行くと次第に藪が鬱蒼として道も狭い・・ちょっと大丈夫かな?と不安を感じつつ進んでゆく・・
でも林道へ入ったら広いジャリ道が続いていた・・林道の横にはずっと小川が流れていいて涼しく気持ちがいい。
この道以外にも石切り場跡や神社を通るルートがあるんだけど、入り口から急斜面になってたので見なかった事にした ww
何と言う事のない林道だが、途中点々と瑞々しい紫陽花が咲き乱れていて綺麗だった・・この辺は都心より開花が遅いのかね
林道を出て『 五日市駅 』へ向かったが、駅のすぐ近くに『 秋川 』と言う大きな川があるのでちょっと寄って行くことに・・
秋川橋から下を覗くと川岸に釣り人が長〜い竿を持って沢山並んでいた・・この川の先の『 秋川渓谷 』も観光スポット。
ソレは檜原村へ向かう途中なのかな・・そこまで行く気力は無いのでとりあえず気持ち良さそうだから下へ降りてみた・・
スロープ横の売店に釣り餌が売ってて『 囮アユ 』って書いてあったから鮎釣りしてんだろうね、みんな装備が本格的だ。
売店の自販機を見たら無性にコーラが飲みたくなり、買ってガブ飲みした ww 歩き疲れた時に飲むコーラは最高 www
しばらく川を眺めて五日市駅に入った・・駅の時計にも鮎釣りの絵が書いてあったんだな・・以前来た時は気づかなかった。
3年前に檜原村方面の『 三頭山 』にハイキングに行った時にこの駅からバスに乗ったんだよね・・
その時は『 横沢入 』の事は知らなかった・・この近辺はいい場所が他にも色々ありそうだね、また近いうちに来るだろう。
少なくとも思い残しがまた一つ出来ちゃったからね・・この『 ネムノキ 』が満開になった姿を見てみたい www
ネムノキの開花は6月〜7月・・最近行った喫茶店の植木のネムノキは満開だったからもう咲いていてもいいハズなんだけど
紫陽花も都心より遅咲きな感じだし、狙い目は7月上旬位か・・参考まで・・と言うより次回に向けた自分の備忘録として。
久しぶりに遠出してみたらいい意味で一日がとても長かった、家に籠ってた時は週末が一瞬で終わっちゃう感じだったモンな
なんとなく行ってみようかな位の気持ちで来てみたら、とってもいい場所、いいお散歩コースで大満足の沼おじさんでした ww