15,000年モノのバームクーヘンを愛でる
さて、今日はコレ。太古の記憶、大地の年輪、伊豆大島がジオパークたる有名な観光スポット『 地層大切断面 』を見ていこう
と、言うワケで大島の南部に位置する『 野増 ( のまし ) 』エリアをぶらぶらしたいと思います。地層断面前だけだけどね ww
島一周道路を走っていると、その道沿いにでで〜んと現れるので伊豆大島へ行ったなら必ず目にする事になるだろう。
そもそもこの地層断面は『 一周道路 』を作る時に、山の斜面を削ったらたまたま出て来たものなんだってね ww
観光雑誌なんかで写真は見た事あったから、最初はこの位の規模かと思ってたんだけど・・実際来てみたらその長さに驚いた。
高さは約30m、横幅は600mもあるんだよね、うねうねした道路に沿って波打つ地層が永遠と続く。こんなに長かったんか ww
反対側にもまだまだこんなに続いている・・凄いよね、こんな島一面を覆う様な噴火が何度もあったワケだからねぇ・・
この日は朝方ちょっとだけ青空が見えてたのに、すぐに薄雲が空を覆ってしまった・・イマイチ写真がシャッキリしないね
こんなふうに地層の形が虹みたいに湾曲しているから『 バームクーヘン 』という愛称で呼ばれている。
この地層の湾曲は地形が隆起して出来たワケではなくて、元々の地形に幾重に火山灰が降り積もって出来たものらしいよ。
観光スポットだから専用のバス停があったんだけど、これもバームクーヘンになっていた・・フォークまで刺さってる ww
名前もいいよね『 地層断面前 』・・何かいいよ www バスで来なくても一応路肩に車を停めるスペースは用意されている。
でも駐車場というワケでもないので、小型車2、3台くらいしか停められない。混んでたら近くの集落でもぶらぶらしよう
レンタカーを停めて道路脇の歩道を端から端まで歩くことにした沼おじさん夫婦。同じ様で地層の模様は結構違う。
これはさっきの地層を正面ら見た所。ここが地層の説明するのに一番分かりやすい・・パッと見、全部茶色に見えるけど・・
よく見ると黒い層と茶色い層が交互に重なってバームされているのが分かるだろうか・・看板に説明が書いてあった。
黒い層は『 スコリア 』と言う黒い軽石で、その上の茶色い層は空中で風化した『 火山灰 』なんだって。鉄分が錆びるのかね
このスコリアと火山灰を1セットで『 単位層 』と言って、一回の大噴火を示しているんだとさ。何回大噴火してんだって話
一番下に分厚いスコリア層があるけど、コレは15,000年も前のモノだそう・・やたらと分厚いから相当な大噴火だったんだろう
ここは上の方はなだらかに波打ってるけど、下の方が何だかおかしな事になってるね・・バツンと斜めに地層が走っている。
正面から見ると斜めの地層が反対側にもある・・元々は真っ直ぐ繋がっていた地層が真ん中でボキッと折れたみたいだよね・・
山崩れでもあったのかもしれない・・って言うのも一周道路のすぐ横は高い崖になっているんだよね、下を見るとこんな感じ。
下の森の木々がこんなに小さく見えるほど高い崖だ。何度も大噴火を繰り返していれば崖がズリッといく事もあっただろうね。
部位を切り取ると不思議な感じ。ココだけでも単位層が幾つあるよ・・だいたい平均で百数十年おきに噴火してるんだってさ。
途方もない大地の記憶がこうして足元の下に刻まれている。面白いもんだよね、こんなのが道路工事で出てくるんだから ww
場所によってはボロっと崩れてしまっている所もあった・・普通だったらこんな風に土を剥き出しのままにはしないからね。
たまたま出てきた地層が学術的にとても貴重なモノだったから、コンクリートで覆わずにそのまま大切に管理しているワケだ
大島の火山はこの地層断面のおかげで、世界で最も解明の進んだ火山と言われているそう。有りそうで意外と無いモノなのかな
崩れて出てきた部分は風雨にさらされてなかった分、層の色味の違いがハッキリして、薄い単位層が幾つもある事が分かる。
薄いつってもココは島の端っこだからね、こんな端っこまで地層が出来るほどの噴火って結構な大噴火なんじゃないかな ww
上の方は上の方でまたちょっと雰囲気が違う。新しい・・と言っても数百年前なのか ww とにかく黒い層がゴリゴリしてる。
真ん中辺りの層はいかにも溶岩が流れてきましたって感じだ ww まぁ、軽石みたいなモノって言うから砕けやすいだろうし
コレも数千年の時を重ねたら、下の方のスコリア層みたいに細かく密度のある黒い層に変わってゆくのかもしれない。
地層断面にポコポコと着生した植物たちが可愛いんだけど、適当に生えているようで一定の層にだけ並んで生えてるんだよね。
苔も同様で・・水を通しにくい層とか、蓄えやすい層とか色んな要素が複合して、生えやすい場所にだけ生えてるんだろう。
歩道の脇には真っ赤なハイビスカスも咲いている。ホント遠くの島に来た様な錯覚を覚えるけど、ここは東京なんだよな ww
マイナースポットをぶらぶらする方が好きな沼おじさんだけど、メジャースポットを存分に満喫するのもソレはソレで楽しい。
この迫力とスケール感は写真じゃなかなか伝わらないけど、それがいい所だとも思う・・現地での感動を奪わないからね ww
実際に見るとやっぱ凄いよ。んじゃ、車に戻るか・・駐車スペースは反対側の端っこだ・・往復1.2km そこそこな散歩だった。
反対側には太平洋が広がってるし、地層で満腹になったら海でも眺めながら戻ればいいさ ww 三角の島は『 利島 ( としま ) 』
薄っすら『 鵜渡根島 ( うどねしま ) 』も見えてるかな・・晴れてればここから三宅島とか7つくらいの島が見えるみたいよ。
と言うワケで、伊豆大島ではおなじみ『 地層大切断面 』前の側道をぶらぶらした時のお話でした、それでは〜
言葉の少ない世界に生まれたら・・
渋谷のギッシリ詰まった街並み。コンクリートの仕切りを立ててギュウギュウに押し込んだ街をガラス越しに眺める・・
緊急事態宣言延長、そんな時は本でも読もう・・と言うワケで、最近読み始めた本がなかなか面白いので紹介しよう ww
これね、『 ピダハン「 言語本能 」を超える文化と世界観 』みすず書房だからちょっとマニアックで値段も高いんだけど・・
仕事の調べ物してた時にそれとは全然関係ないのに目について・・サラッと紹介文読んでたら面白そうなんで買ってみた ww
最近ほら、言葉使いとかややこしい時代じゃない・・『 ピダハン 』って言うのはアマゾン奥地の少数民族の名前なんだけど
このピダハンの言語が面白いの・・数字も無ければ左右を示す言葉もない。色の名前も無ければ過去や未来を示す言葉も無い。
まさに今を生きる民族で、極端に言葉が少ないんだって・・でもお喋りは大好きでみんなニコニコしているという ww
アマゾンの奥地だからと言って、他の文化との交流が無いワケではない。なのに何故そんな言語文化が継続出来るのか・・・
不思議だよね・・そんな環境で生まれ育った人々しか居ない世界ってどんなだろうって凄く興味が湧いて、買うてもうた。
この本を書いたのは、そんなピダハンの村へ赴いた福音派の伝道師だったんだけど、逆に無神論へ導かれてしまったという。
まだ半分読んだ所だけど思った以上に面白かった。言語学的な小難しい本かと思ってたら半分アマゾンサバイバル談だしね ww
ま、外出もあまり出来ないしそんな本を最近読んでますよ、と言うお話でした〜 興味のある人は読んでみるといいよ。
モクレンが発芽しすぎる件
今日は去年の10月に『 ハクモクレン 』と『 コブシ 』の種を植えたんだけど、今年の3月ごろから一斉に発芽し始めた。
ちょくちょく色んな記事の中で報告はしていたんだけど、今日は発芽の様子を写真と共に見ていきなさいよ ww
コイツが一番最初に生えて来たヤツ。この小さな鉢で何個も発芽してしまったので、一個ずつ鉢を分けたんだよね・・・
土から出てくる時に種の殻や皮が全部剥がれて出てくるヤツは良かったんだけど、皮を被ったまま出てくるヤツがいた。
ほっといたら勝手に皮を破って葉が開くだろうと思ってたんだけど、一向に皮は破れずそのまま腐ってしまう芽もあった。
この皮は濡れるとフニャフニャに柔らかくなるけど、乾燥するとすぐ硬くなるし、案外分厚いんだよね・・・
仕方がないので爪楊枝を使って慎重に皮を剥ぐ事にした・・剥いだ直後はシワシワ状態だけど、直ぐに伸びて葉は開いた。
外の皮以外にも葉と葉の間にも接着剤のように白い皮があって、それも除去しないと開かない様だった・・なかなかムズい
でも上手くいったのか綺麗に子葉を広げ、4月には本葉も生えて来ました。土から葉っぱの状態で出てきたヤツも綺麗に育った
多分、土が乾きにくい鉢に植えるべきだったんだな・・土が乾燥しやすいと地中で皮が柔らかい状態をキープできないワケだ。
まぁ、皮を剥がしてやれば何とかなるんだけど、上手くいかないとこんな風に子葉が腐ってしまう・・それでも本葉はでる ww
なんかねぇ、皮を剥いでもニュルニュルした成分が葉っぱに残ってるんだよね・・これがまた木工ボンドみたいなもので・・
これが残ってると葉っぱが乾燥した時カチカチになって、葉っぱが上手く開かず奇形になって腐ったりするんだよねぇ。
綺麗に洗い流したら洗い流したで腐ったりするし、触りすぎたのか・・そもそも洗い流してはいけないのか・・よく分からん。
5月に入って最初の芽は、こんなに大きな葉っぱを広げている。成長して枝数が増えてくるとその分葉っぱは小さくなる。
沼おじさんは盆栽にしたいから、最初の葉っぱがデカさにはビックリしちゃうんだよね。無事に成長するといいな ww
さて、モクレンが発芽してから1ヶ月ほど遅れて『 コブシ 』も土から出てきた・・と言うか実際のところは土から出した ww
ちょっと種を深く埋めすぎてたみたいで、地上に出てこれなかった様子・・少し土を減らしたら一気に7個飛び出して来たよ。
小さな鉢で大渋滞してたのでコレも小分けに植え直した。皮は剥いでやったけど綺麗に子葉が開いて本葉の芽も出始めている。
そのうちモクレンと見分けがつかなくなりそうだから、鉢に名前を書いておいた。そして発芽したものがもう一つある・・・
去年枯してしまってかなりショックを受けた『 ロウバイ 』が新たに発芽してくれたのだ。とても嬉しい沼おじさん ww
モクレンは皮の中で葉っぱがクシャクシャになっていたけど、ロウバイは綺麗に巻かれた状態で土から出てきた。
ゆっくりとほどけて、もの凄く肉厚な子葉が開いた・・本葉は全く形の違う細長い葉っぱなんだよね、種類によって色々だ。
何個植えたか忘れたけど前回は1個しか芽が出なかったのに、今回は4つ出た。これくらいあると少し安心できるな ww
ハクモクレンは30個種をまいて18個が本葉を生やしている。コブシは種10個中 7個が発芽した・・結構生命力高いね。
皮を剥いだりしなかったら4つくらいしか育ってないと思うけど、ちょっと手助けしただけでよく育つものだ・・
今は小さいからいいけど、これだけ沢山あると夏頃には手に負えなくなりそうだ・・置き場を何か考えないといけないね ww
と言うワケで、モクレンの種を蒔いたら予想以上に発芽してベランダが大変な事になりそうだというお話でした。
去年みたいに5月の強風にやられないよう気をつけて育てたいと思っている沼おじさんです。それでは〜
チェコ - ズリーンの町を歩く
今日はズリーンの住宅街でもブラブラしましょうか・・久しぶりなのでおさらいしますとココはチェコの南東部にある中都市。
靴製造と共に栄えた街で、工場の周りに従業員の為の『 バチャハウス 』と呼ばれる赤レンガ造りの住宅群が立ち並んでいる。
前回はチェコでは特殊な景観の『 バチャハウス 』を見て回ったので、別のエリアを散策してみたいと思います・・・
この高校のグラウンドからスタートしようかな、場所はバチャハウスの並ぶ丘の下の方だから、工場の煙突が近くに見えるね。
この辺は『 Kotěrova 』コチェロヴァ地区と言うのかな、左手の文字が書かれている建物は病院。公共施設が集合してんだな。
バチャハウスに住む人々の為に靴工場を中心に街が出来上がっていったのだろう・・トヨタみたいな・・バチャタウンだね ww
今では靴産業は衰退してしまっているようだけど、この街に靴工場を作ったトーマス・バチャの功績はただならぬものがある。
周りは赤レンガの住宅ばかりだったけど、この辺から漆喰塗りの建物が現れ始めた。でも形を見ると中身はレンガっぽいね。
バチャハウスに漆喰塗ったのかな・・バチャハウスエリアは景観保護されているけど、この辺は保護地域外なのかな・・
何気にパラボラアンテナの主張が激しい・・他の家も結構派手な模様のパラボラアンテナがいっぱいあったんだよね www
奥の遠景に丸い丘が見えるよね・・建物の密度こそ違うけど、いま沼おじさんがいる場所もあんなこんもりした丸い丘の上だ。
工場のある中心街はこんな丘に囲まれているので、中心街以外の住宅はだいたいこの丘の斜面にある感じだ・・
坂道は丘の斜面をジグザグと長くなだらかに登っていくけど、歩いて上の方まで行くのはそれなりに大変だった記憶がある ww
ズリーンは観光地ではない・・その住宅街をぶらぶらしてゴミ捨て場まで記録する・・かなりマニアックな町ブラだ ww
観光地の観光スポットを満喫するのも楽しいけど、その周辺の街の生活風景を見て周るのがそれ以上に楽しい沼おじさん。
まだ赤レンガ建築もちらほらしているけど、建物の雰囲気が変わってきた。手前の白い建物はもうバチャハウスではなさそう。
でもこれはコレで同じような建物が周辺にいっぱい建てられていたので、人口増加で時期を隔てて作られた住宅エリアっぽい。
バチャハウスエリアでは少なっかった駐車場なんかも家の前にあって住みやすそう。道路の上に電線が張り巡らされてるよね
この電線は路面電車のバスバージョンみたいな『 トロリーバス 』の電線。なだらかな丘と言っても車がないと大変だ・・・
でもチェコは路面電車の『 トラム 』や『 トロリーバス 』が街中どこまでも走り回っているから車が無くても移動は容易い。
横断歩道のイカしたマンホール。『 LOBODICE ( ロボディツェ ) 』はズリーンの隣町だが・・細い事は気にしない感じか ww
海外に行ってもご当地マンホは撮り集めてる沼おじさんです。そう言えば、この横断歩道は石畳になってるよね・・・
他の場所でもそんな感じで、横断歩道は歩道の延長みたいな造りなんだよね。滑りにくい様にとかそんな理由もあるのかもね。
車道は基本的にアスファルトだったけど、坂道も石畳のところが多々あった。昔の名残か、滑り止め効果を狙ってか・・・
丘から降りて中心街に近ずくと、建物の雰囲気もすっかり変わったね。屋根も大きく三角になってヨーロッパっぽい風貌だ。
でもこれは民家と言う感じではないかな、窓に落書きされてたりするし今は使われていない建物かも・・横の塀を見ると・・
こんな落書きが・・自動翻訳したら「 私たちにはたくさんの愛があります 」と出た「 みんな愛してるよ!」みたいな事かな
なんか思ってたのと違ったな・・誰々くん大好き!レベルの落書きだと思ったら以外と大きなメッセージだったね ww
この辺は中心街の端っこの大通りだ・・戸建の民家は無くなってテナント入りのアパートみたいな建物ばかりになった。
割とノッペリしてるけど、色使いはカラフルでヨーロッパって感じ。さらに中心部へ行くともっと近代的な建物になる。
近代的といっても割と無機質な四角い建物ばかりで無骨な印象だったかな・・それでも人が多く出歩いていて活気があった。
スーパーとか映画館の入ったデパートや商店街、歴史のありそうな公民館や広々とした綺麗な公園があったり賑やかだ。
でも中心街の写真を撮ってないんだよね・・中心街は仕事の範疇でぶらぶらしてたから写真を撮ってる暇がなかったんだな
時間ができるとまだ歩いていない場所を散策したくなるので、中心街の周辺の写真ばかりになってしまったのでした・・
と、いうワケでもうちょっと周辺を散策しよう・・緊急事態宣言でどうせやる事ないだろうし長くなってもいいよね ww
赤い屋根に突き出した長方形の煙突。こういう屋根がプラハの方でもよく見たけど、標準的な建築ってイメージがあるかな。
それほど移動してないけど、別のエリアではまた違った雰囲気の建物群が見られた。エリア毎に色んな建物があって面白いね。
ヨーロッパの建物は長屋みたいにつながっていたりするから、ある程度まとまったデザインの建物がグループ化して見える ww
入り口が可愛いかった・・でも側が広い割にメイン扉はちっちゃいのな ww でも実際は全体がデカいので十分大きな扉だ。
この辺は緑道があったり緑が多くて気持ちが良い・・バチャハウスの方は日当バツグンだったけど、ここは木陰が多い感じ。
庭に木々も多く温室で何か育てているお家もあった、いい庭だね。奥に凄い立派な滑り台もあるけど、公園じゃないからね ww
緑道の葉っぱにテントウムシがいた。模様を見ると日本のナミテントウとよく似ている・・案外一緒なのかな・・・
欧米ではテントウムシは幸運を呼ぶ特別な虫・・沼おじさんにとっては植木のアブラムシを食べてくれるありがたい虫だ ww
緑道脇の建物群はくっついているけど、坂道だから屋根が段々になっていた。こういうのってどうやって建ててるんだろう・・
中身の骨組みが繋がってるのか・・それとも一軒ずつ壁をくっつけて建ててるだけなのか・・そもそもなぜくっつけるのか・・
坂道を下った先には教会が見えた。町の小さな教会って感じ・・立派な教会だけど、もっとデカいのを一杯見たからね ww
前を通ったらちょうどミサでもやってる感じだったので中には入らなかった。でっかいヤナギみたいな木も良く見た木だ。
チェコは陽が長く20時くらいまでは余裕で明るいので、足が棒になるまで散策出来る。まだまだ行くぞ ww
再び坂道に戻ると両手に買い物袋をぶら下げた綺麗なグレーヘアのおばあちゃんが、しっかりした足取りで坂道を登っていた。
思い起こせば、横の道以外は全て坂道って感じの街だった・・だからトロリーバスがあんなに走り回っていたのかもしれない。
きっとシニアは無料で乗れるとかそんな感じなんだろうな・・まだまだ散策は続くけど今日はこのくらいにしておこう・・
と、いうワケでズリーンの住宅街をぶらぶらした時のお話でした。続きはまたいつか・・それでは〜
うねうねの路地を行く - 屋久島『 中間集落 』を歩く
今日は屋久島の『 中間集落散歩 』のつづき・・集落の中に迷路の様に張り巡らされた狭い裏路地を適当にぶらぶらしようか。
赤や黄色のハイビスカスが咲き乱れたウネウネの路地だ。何処を歩いても鮮やかな花が咲いているから気持ちも明るくなる ww
路地には南国チックな植物が一杯。蔓植物のオオイタビが巻きついてヤシの木みたいになってるのはドラセナってやつかな・・
植えてるんだろうけど熱帯植物が多いね、やっぱり島に暮らしてるとこういう気分になるのかな ww
路地先の民家に釜戸が付いていた・・昔おじいちゃんの家に五右衛門風呂があって、風呂場の裏から湯を沸かしてくれたっけ。
でもそれは敷地内にあったから、こんなふうにみんなが通る通路で薪をくべるってのも面白いね ww まぁ、昔の名残だろう。
建物の脇を除くと水場があった、なんかこう言う所が凄く味わい深いんだよね ww 下が直で排水溝だから使い勝手が良さそう
集落の中のほとんどの溝はこんなふうに蓋がされていて、簡易通路として使われているようだった。簡易でない所もある ww
別の路地ではまた熱帯植物が無造作に生えていた。さっきのオオイタビが絡まってたのと同じ『 ドラセナ・コンシンネ 』かな
これが本来の姿、茎が細いんだね。適当に路地を徘徊していると、その先にちょっと異質な・・何かいいなぁって景色がある。
さりげないモノもあれば、時にはこんなド派手な景色にも遭遇する・・ゴリゴリのヤシの木にサルスベリやらなんやら色々・・
小さな集落だけど歩いていると楽しい。屋久島と言ったら縄文杉のハイキングだけど、集落散策する事もオススメするよ ww
路地の傍の消火栓。海も近いからかスチロールの浮きの様なものが転がっている・・この横から入る小道が一番好きだった
路地の入り口は斜面になっていたから横のお家の塀も段々で、その上には海か川の丸石がレイアウトされていた。イカすねぇ
この景色はちょっと南の島っぽいね・・入り口でこんな塀を見つけるては、ちょっと入って行ってみるか・・ってなるの ww
するとこんな道が現れるワケだ、歩くのが楽しいって言ったの分かるでしょ ww 道がウネウネしてるのは、すぐ裏が山だから
大量の山水が流れ出てくるんだろう。昔はその水路だったのかな、そこを工事して暗渠みたいに蓋をして道にしたのかもね。
裏路地の様にも見えるけどこちらに玄関や庭の入り口があったりするから、普通に道なんだろうな・・素敵な路地だった ww
と、言うワケで『 中間集落 』をぶらぶらした時のお話でした・・
屋久島では他にも気に入った集落がもう一つあったのでまた今度紹介しましょうね、それでは〜
階段だらけの港町 - 中通島、奈良尾町を歩く ( 登る )
でで〜んとそびえ立つ不気味な容姿の巨木・・ガジュマルに似てるけど『 アコウ 』と言う植物。このブログではおなじみの木
ここは九州西部に浮かぶ五島列島は中通島、その下の方にある港町だ。このアコウの木は根元が割れてるのが分かるかな・・
生えていた場所が『 奈良尾神社 』の鳥居の先・・面白いよね、鳥居をくぐってさらにアコウのトンネルをくぐる参道。
ガジュマルやアコウは枝から根っこが生え、これが地面に達すると太い柱になって枝を支える仕組み、だから奇形になり易い。
邪魔者さえいなかったらどこまでも伸びていける、下手したら移動出来るんじゃないか・・なんて思う沼おじさん ww
今日はアコウを見た後に散策した奈良尾の町をぶらぶらしよう・・と言っても、この町は簡単にはぶらぶら出来ないんだよね。
前にちょっとだけ話したけど、この奈良尾の町は『 奈良尾港 』をぐるりと取り囲む山にへばり付くように出来ている。
だからさっきの奈良尾神社の辺りは辛うじて平地だったけど、一歩奥へ入ればすぐに登り坂になってしまうのだ・・しかも・・
その坂道も最初だけでその先は階段ばかり。ぐねぐね道路を作るゆとりもない程急勾配な斜面に民家が密集しているワケだ。
適当に迷路の様な細い小道を進んで行くと、こんな急な階段が現れた。町に散見する廃墟は朽ちるに任せている様子・・・
こんな場所じゃ重機も容易に入れないだろうしね、そもそも建てるのも大変そうな場所は幾つもあった ww よっしゃ、登るか
な、なげぇ・・こんな階段を登ると横に移動できる道があって、そこに民家が並んでいる。で、また階段を登るって感じ・・
何て言うか、段々畑に家が建ってる様な町だと思ってくれたらいい。一段上の層へ行くには階段移動。配達員泣かせだね ww
中層あたりまで登ると奈良尾港と町が見渡せた。この町には朝から中通島をドライブして最後にやって来たのでもう夕暮れ時。
ここに宿を取ってたんだよね、五島列島の旅もこの町で最後と言う日だったから日が沈むギリギリまで散策したかったんだろう
心にしみる綺麗な夕焼け空だったが・・「 高齢者の万引きが多発しています 」なんて町内アナウンスが鳴り響いていたので・・
実際は、世知辛いなぁ・・なんて思いながら眺めた景色です www まぁ、それでもホントに綺麗な夕景でしたよ。
さて車道もないし上の方へ行くには急階段を登るしかないから、中層辺りから民家の数は減ってこんな廃墟も目立つ様になった
決して廃墟だらけというワケではないけどね、沼おじさんが廃墟好きだから廃墟の写真が多いだけ ww でも少なくもない・・
石垣や塀、古い民家は『 オオイタビ 』と思われる蔓植物やシダに覆われている。オオイタビはガジュマルなんかと同属だから
葉っぱがポッテリしていて海風にも強い・・椿なんかもそうだけど葉っぱがツヤツヤでポッテリした木は防風林にも使われる。
足元ではブロックが完全にオオイタビの若葉にコーティングされていた ww 侵食している様で案外風化を防いでいるのかも。
トタンの青い塗料の剥がれ具合がいい感じ。五島の港町ではよく青い塗料を塗った家を見かけた、何気にカラフルなんだよね
屋根には網がかけられていた・・漁で使う網を干しているのかと思ったけど、台風で瓦が飛ばない様にしているだけかも・・
だいぶ登ってきたけどまだ上がある・・流石に上の方は民家というより作業小屋のような感じの建物がちらほらしているだけだ
横にも移動して行きたいところだけど今日はこの辺にしておこう・・と、言うワケで急階段だらけの町、奈良尾町の景色でした
まだ散策は続きます・・それでは〜
錆びとザクロ - イカした駐車場 #06
江東区の裏路地をぶらぶら・・下町には町工場がいっぱいあって好き。ここは鉄工場だと思うけど、なんかいいんだよね ww
外壁もシャッターも地面のコンクリートも全て薄っすら赤錆で染め上げられ、白い軽トラがひょっこり顔を出していた・・
別に駐車場ではないけど、いつもここにトラックが停まっているから『 イカした駐車場 』シリーズに入れさせてもっらた ww
もう一つここが気に入っている理由は左手に見える植木だ。これが錆び錆びの無機質な工場景のアクセントになっているのだ
多分もともとは鉢に植えられてたと思うんだけど、いつしか鉢を突き破りコンクリートの隙間に根を伸ばしたんじゃないかな
夏にはこんな感じで元気に葉を広げ、赤い花を咲かせているのを見たコトがある。妻がザクロじゃないかと言っていた・・
たまにここを通ると定点観測みたいに撮影している沼おじさん。同じ場所でも植物が絡むと地味に変化があって面白いのだ。
なんかいいな・・そんな景色をぶらぶら散歩しながら撮り集める楽しみ・・分かるでしょ、分かるよね ww
まだ写真があったので追加・・どんだけ〜 www 夏の花を見たついでに撮ってたようだ。トラックの定位置感がスゴイな ww
そして実も撮ってた・・やっぱりザクロだね。鉄工所のサビを吸って育ったザクロだから鉄分豊富に違いない www