廃線と木曽の水鏡 〜 阿寺渓谷を歩く #7
随分と長くなってしまった『 阿寺渓谷シリーズ 』も今日でラストです、一周1.2kmと短い散策コースながら景色が良すぎて
テンションが上がり過ぎていたんだな、普段ハイキングに行ってもこんなに写真を撮る事はないからね www
さて『 中八丁吊橋 』を渡って阿寺川の側道まで出ると、また凄い苔ゾーンがあった。この渓谷はホント苔が綺麗だ・・・
最初の駐車場に向かって側道を歩き始めてすぐ、傍に無理くり川へ降りられそうな道があったので降りてみた沼おじさん。
足場が悪かったけどここもかなりの絶景だ・・もう少し明るい時間帯だったらかなり綺麗なブルーに見えるだろうな ww
吊橋のちょっと下流で、うなり島と同じ様に傾斜がおさまって流れが穏やかになっているから川底までくっきり見えるね。
とてもいい場所なんだけど、くつろげる様な河原が無いのが残念・・崖の淵に転がるデカい岩の上で撮影していた感じです・・
浅く見えるけど、落ちると膝上まで浸かるくらい深いんで気をつけてね。なんで深さを知っているかは想像にお任せするよ ww
反対側に目を向けると滝が流れていた・・実はこの滝が以前お見せした『 六段の滝 』いつの間にか対岸に来ていたワケだ。
滝の方から見た時はこんなに川幅がある様には見えなかったから、側道に戻って滝の看板を見るまで気がつかなかった ww
気持ち的にはもうちょっと上流まで歩いた気分だったんだけど、直線的にはほんのちょっとしか上流に行ってなかったのね
特に道は無かった気がするが、真ん中に人が居るから滝側からも川辺に降りられる様子・・まぁ、無理くり降りたんだろう
要は行けそうな道を行ってみるとこんな場所もあると言う話、でも足元には十分に気をつけないと膝までびしょ濡れになるぞ!
そして阿寺ブルーに浮かれて河原で握りこぶしサイズの石を拾ったりすると、重しになってカバンもよく沈むぞ!
沼おじさんではないよ、そんなフラグを立てていた人の話だ・・びしょ濡れになると120%浮かれた顔もゼロの顔になる。
それでも感動が振り切っていたからマイナスまで行かないのが阿寺渓谷の凄い所だと思った沼おじさんです www
上の側道に戻り駐車場に向かって歩き出すと、一部ガードレールが鉄骨になっていた・・仮補修したモノかと思ったけど
良く見るとコレ、線路のレール? そう言えば車で来る途中に古い鉄道の橋があったんだよね。あそこのレールかもしれない。
側道を歩いたらあっという間に最初の駐車場に到着した・・山の中を大きくU字に歩いてたんだな、ホントあっという間だった
もう暗くなり始めていたので車に乗り込み宿を目指して阿寺渓谷の側道を下っていくと、鉄道の橋があったので車を停めた。
この鉄道は『 森林鉄道 』と言って昭和40年から廃線になっているようだけど、昔はミニSLとか走っていた様ですね。
結構歴史が古くて明治34年に敷かれた鉄道らしい・・やっぱりさっきのガードレールはこの廃線のレールなんだろうな www
渓谷の麓まで降りてきた、ここで阿寺川は木曽川に合流する・・木曽川にかかる『 阿寺橋 』を渡れば阿寺渓谷ともお別れだが
この澄んだ木曽川の綺麗な事・・緩やかな流れに水面が水鏡になって、景色をクッキリ逆さまに写しこんでいた。
前年に来た時は台風の翌日でこの場所から見た木曽川は増水の泥水状態だったから、なおさら綺麗に見えたのでした www
色々あったけどホントにリベンジしに来て良かったと思う『 阿寺渓谷 』でした。前日の天気も要チェックですよ!
下手したら通行止めなんて事も実際あるからね、台風の季節なんかは特に事前にサイトなどで状況をチェックしてから行こう。
この後向かった宿はこの直ぐ近くだった、その周辺の景色もとても良かったので宿の話と合わせてまた今度お話しよう。
と言うワケで『 阿寺渓谷シリーズ 』はこれでお終い。ホント一度は行くべき場所だと思いますよ。それでは〜
インセクトフェスティバルが浜松町に
今日はいつもだったら埼玉の大宮ソニックシティでやっていた『 インセクトフェスティバル 』が港区の浜松町で開催された。
大手町の『 インセクトフェア 』とは別の昆虫標本即売会で、そちらは春分の日に延期と言っていたけどそれは中止との事。
ホームページに新会場は大宮の会場より2倍くらい広く、通路のスペースも十分とっていると書いてあったので行ってきた
浜松町駅のすぐ裏で、竹芝客船ターミナルの手前にある『 都立産業貿易センター 』だった。沼おじさん的には近くていい。
流石に来場者もいつもの半分以下って感じだったかな、出店者も若干少なく感じたのは会場が広くなったからだろうか・・
何れにしても虫屋さんも海外には虫捕りに行けないし、これといって目新しい出物がなかったので以前から気になっていた
ターコイズブルーの美しいクロカタゾウムシをゲットしてきました。ちょっと高いんだけどね、タイミングって奴です ww
カタゾウムシはブラックボディにカラフルな模様が多様にあって、ゾウムシファン以外にも結構人気があるんですよね・・
沼おじさんはそれほど綺麗なカタゾウムシには入れ込んでなくて、普段は地味だけど形の面白いゾウムシばかり集めています。
でもコイツだけは2、3年前のインセクトフェアで見てからずっと気になってたんだよね・・青一色勝負ってのが気に入った。
この先も浜松町でやるのかどうか知らないけど・・狭い会場でやるよりいいよね、急に人混みとか行くと気分悪くなるし ww
この即売会は元々大手町のインセクトフェアより小規模なので開催出来たんだろう。大手町の規模だと中止はしょうがないね。
と、いうワケで新しい場所で開催された『 インセクトフェスティバル 』に行って来たと言うお話でした。それでは〜
沼おじさんのパワースポット『 波知加麻神社 』伊豆大島の旅
今日は伊豆大島の千津にある『 波知加麻神社 』の続き・・前回はこの杉林の参道を抜けて境内に入る所までやったので
今回は境内をぶらぶらしましょうかね、この神社はとても雰囲気がいいから要チェックですよ www それでは境内へ・・・
抜けが開放的で適度に明るかった気持ちのいい参道とは一変して、厚い緑に包まれて薄暗い境内・・でもそれが凄くいい www
存在感のある苔むした老木たちに囲まれて、小さな拝殿がポツンと鎮座しているその光景はなんだか異界に来たような気分。
室町時代に書かれた伊豆諸島誕生物語『 三宅記 』によると、伊豆諸島を作った三島大明神には五人のお妃がいて、そのお妃が伊豆諸島の島々にそれぞれ置かれたそうだ。大島には『 波浮の大后 』というお妃が置かれ波浮比咩命神社 ( はぶひめのみことじんじゃ ) に祭神として祀られている。また今度紹介するけど『 波浮 』は大島の南東にある港町です。その波浮比咩命の二人の子供の一人『 二郎王子 』がここ波知加麻神社の祭神なんだそうです。ま、そもそも伝説物語だし看板に簡略的に書いてあった説明を読んでも、あぁそうなんだぁ・・としか言えないね ww 実際は特にそう言う事は知らずに行って、この場の空気感に感動してお参りしようと決めた沼おじさんでした。普段から旅先で神社に入ってお参りするかどうかの判断はそんな感じだね。
ふと上を見上げれば、何処までも苔で緑に覆われている・・怪しく薄暗い境内だけど緑の温もりに包まれている様で落ち着く。
そう言えば賽銭箱がなかったんだけど、拝殿の扉に穴が二つ空いていたので中を覗いてみたら小さな机が置いてあった・・
皆そこに賽銭を置いている様子だったので、前に習えで沼おじさんも中の机に賽銭を置いてお参りしたのでした www
拝殿の奥へ回ってみたら変な形の木があった・・途中でくの字に折れ二股に割れた間に別の木がうまく収まっているね ww
社殿の周りは特に老木が多く、面白い形の木が沢山あるね。そういった老木達がこの独特の雰囲気を作りあげているのだろう。
この奥は谷になっていた・・波知加麻 ( はちかま ) と言う変わった名前も語源を辿るとこの地形に由来しているみたいね。
そりてもう一つ気になったのは、拝殿の横にあった石祠 ( せきし ) 。反対側は見てなかったけど、そちらにも同じ石祠がある。
正面に来ると石祠の奥には二股の老木が立っているから、この木を祀っている様にも見える・・でも何の神様かは不明との事。
この神社にはもう一つ『 日忌様 ( ひいみさま ) 』という伝説もあるようだから、そちらの関係の石祠かもしれないね・・
反対側の石祠には何故か歯の神様が祀られているんだって・・しかし、もう一つあるとは気がつかなかったなぁ www
大島をぶらぶらしていると、色んなスポットに石祠がさりげなく佇んでいた・・そう言う場所には何かしらあるんだろうね。
また今度紹介しようと思っている隠し絶景スポットにもこんな石祠が祀ってありました ww やっぱそう言う場所なんだろう。
なかなかのパワースポットだったなぁ・・暗い境内から坂を降りてゆくと、帰り道の参道の景色に再びハッとしてしまう。
最初に鳥居を潜った瞬間から感動してたからね ww 参道も境内も帰り道まで感じ入るモノがあるなんていい神社じゃないか。
行きも良かったけど、逆方向から見る杉林の参道はまた違った趣がある・・ホント来て良かったなぁと思った沼おじさんです。
ご利益がどうこうってのも悪くないけど、シンプルに自分が何か感じるモノがあるならそこはパワースポットだろう www
この前の『 泉津の切通し 』や観光名所の『 椿トンネル 』にも近いし、この『 波知加麻神社 』も立ち寄ったほうがいいね。
きっと何か感じるモノがあると思いますよ、 一周道路から曲がって直ぐなんだけど道標が小さすぎて見えないので注意 ww
一周道路のこんなカーブ道・・ちょうど測量やってるおじさんがいる所から、石垣に挟まれた脇道に入ります。
沼おじさんは波知加麻神社と書かれた道標には気がつかなかった・・でも代わりに曲がり角にこんな石碑を見つけたよ ww
これも目印と言えば目印、何れにしても小せぇ ww ナビがあるならいいんだけど、レンタカーにナビ付いてなかったんだよね
島だから良いかと思ったんだけど、案外難しい場所が幾つかあるのね・・二日目には慣れたけど初日はちょっと大変だったな。
と、言うワケで何も知らずに立ち寄った『 波知加麻神社 』は沼おじさんのパワースポットだったと言うお話でした ww
これで波知加麻神社編はおしまい、伊豆大島シリーズはまだまだ続きます。それでは〜
ルーティーン
タヌキを見た日かな、井の頭公園の片隅で・・椿に混じって数本の松の木が近距離で密集して生えている場所があったんだけど
そこへ自転車で颯爽と現れたおじちゃんは、なんの迷いもなく木の間に入り込むと人目を気にする事なくこの状態なった・・
その一連の無駄のない動作を見るに、毎日この木を利用して独自のストレッチをしているのだろう。パワースポットかも ww
ストレッチと見せかけて四肢全てから大地のピラミッドパワー的な気を取り入れているに違いない www
最近は仕事で全身がバキバキに痛いんだよね、疲れがとれなくて週末も出歩く気力がない今日この頃な沼おじさん・・・
今日で大変な部分は片付いたしちょっとはゆっくり出来そうだ・・このおじちゃんを見習ってストレッチを習慣にしようかな。
でも、ここまでのレベルに達するにはあと20年はかかるだろう ww
熊ヶ淵 〜 阿寺渓谷遊歩道を歩く #6
今日は阿寺渓谷シリーズ最終回・・前回の『 うなり島 』でまったり阿寺ブルーを堪能しているうちに、陽も暮始めていた・・
辺りも薄暗くなって来たし、後は来た道を分岐まで折り返し吊橋を渡って駐車場に戻るだけかと思っていた沼おじさん。
同じ道でも行きと帰りでは視点も変われば光も変わるんだよね・・おかげで飽きもせず写欲が湧いてきてしまうのだ www
当然それだけ良い散策路って事もあるんだけど、しばらくそんな同じ様でどこか違う景色を撮影しながら戻って行った・・
行きは目的地が先にあるから、貪欲にモノを見る沼おじさんでも案外細かい部分は見落としがちだ・・でも帰り道ってのは
名残惜しさもあってか些細な事にも目が向くんだよね ww 行きには気がつかなかった山水の小さな流れを発見したり・・・
味のある苔の小山を見つけたり、その時々の感覚と発見を楽しむ・・そんな些細な寄り道の積み重ねが旅を充実さてくれる。
ま、寄り道しすぎて肝心な所へ行けなくなったりするけど、でも性格的にどうしても無駄な事をあれこれしちゃうんだな ww
さて、最後の『 中八丁吊橋 』までやって来た。ここを渡ると阿寺川の側道に出る感じだ、橋の真ん中に人が溜まってるね。
それもそのハズ・・橋からはこんな綺麗な阿寺渓谷の絶景が見られるからね、ここは『 熊ヶ淵 』と呼ばれる場所みたいよ。
この前の『 うなり島 』の少し下流だね、ここらは流れがそれなりにあるから波紋も立って阿寺ブルーは少し見にくいか・・
でも紅葉も相まってもの凄く素敵な景色。夕暮れ時だから川の水も少し緑がかって見える・・肉眼で見た時はどうだったかな
まぁ、いいや・・反対側はこんな感じ。橋の下は少し河原っぽくなってるけど、降りられそうな道は特になかった気がする。
そう言えばこの吊橋は人が通るとよく揺れるんだよね、撮影スポットだから常に撮影し終わった人が歩いて行くワケで・・
撮影している間ずっと揺れてた気がする ww それでもコンデジで撮ったり一眼で撮ったり余念がない沼おじさんでした。
橋を渡りきった所で紅葉した葉っぱが夕暮れの淡い光を透過して、おぼろげに輝いていた・・こんな時間帯も悪くないね ww
確かこちら側にも駐車場があったな。今までの遊歩道を歩かなくても、パッと『 熊ヶ淵 』や『 うなり島 』へ行ったり出来る。
でも遊歩道はとても気持ちのいいコースだったから時間に余裕のある人は絶対に歩く事をオススメするよ ww
ここまでで『 遊歩道編 』はお終いなんだけど、もう一話だけ『 側道編 』をやって阿寺渓谷シリーズは終わりにしようかな・・
ホントは今回でまとめてしまおうと思ってたんだけど、仕事疲れで全部書く気力がないのでもう一話だけお付き合いください。
と言うワケで最高の阿寺ブルーを堪能出来る気持ちのいい散策路『 阿寺渓谷遊歩道 』でした、一度は行って欲しい場所 ww
それでは〜『 側道編 』につづく・・今度は早く更新したい沼おじさんです。
築地モノクローム
今日は旧築地市場の買荷保管所をぶらぶら・・ここはトラックが往来する広々としたエリアだからとても日当たりがいい。
いつも横日が差し込んで光と影のコントラストが素敵だから、気がつくとモノクロで撮影した写真が多いんだよね www
早朝の活気とは裏腹に、点々と風に飛ばされた発泡スチロールケースがガランとした昼間の静けさを際立たせていた・・
買荷保管所の奥へ向かって行くと水産物部の大通路に繋がる・・大通路は屋根で覆われているけど天窓があるから案外明るい。
この雰囲気・・大空間でありながら奥へ行くほどごちゃごちゃの密度が増してゆく感じが好きだった沼おじさんです ww
掃除用か構内には至る所に水道が設置されてたけどね、長年稼働して蓄積された汚れはモノクロにすると味わいが増すね ww
こんな場所を自由に歩けたのは今思えば貴重な体験だったなぁ・・前に勝どき橋から築地跡を眺めたら跡形も無くなっていた。
もはや思い出を辿る事しか出来ないが、辿る思い出がある事が幸せなのだ。行ける場所には出来るだけ足を運びたいモノだね。
デヴィッド・リンチ・コーヒーだと!?
クリスマスに妻がデイヴィッド・リンチ監督の自伝をくれた・・沼おじさんは中学生の頃からリンチ大好きなんだよね。
リンチのユーチューブチャンネルも登録して『 天気予報や今日のナンバー 』と言った謎の動画を見てホッコリしてます ww
youtube やる意欲があるならツインピークス新シリーズの続編をNetflixで作って欲しい・・新シリーズは震えたからなぁ。
さて、本を袋から取り出しそうとすると中にまだズッシリした何かが入っていた・・なんだろうと思って取り出すと・・
あら、コーヒーだ・・・んっ!?・・『 デヴィッド・リンチ・コーヒー 』だと!! まさかコーヒーまで出していたとは ww
コーヒー好きとは聞いていたけど、オリジナルブレンドコーヒーまでプロデュースしてるとは笑った・・・思い返せば・・
ツインピークスでクーパー捜査官に毎回コーヒーを飲ませてたしね、リンチ自身も上司役で出演してコーヒー飲んでたなぁ
どんなもんかと思って飲んでみたら、コレが結構美味いんだよね ww 酸味控えめで苦味の方が強い感じ、沼おじさん好みだ。
ヘビースモーカーのリンチらしいタバコに合うブレンドって感じだね、チョコレートとか甘い物にもよく合うよ ww
ほんのり嗅いだ事のない香りがしたので何処の豆か調べたら、インドネシアと中央アメリカ産の豆をブレンドしている様だ。
普通に挽いてドリップしてもそれなりに美味しいけど、苦味がちょっと強いかも・・そんな時はコレでもっと美味しくしよう
最近、TV番組のプロフェッショナルでコーヒー界のレジェンド、喫茶バッハの田口さんがコーヒーの淹れ方を教えてくれた。
熱湯を注がないとか大体の事は既にやっていたんだけど、豆を挽いたあとの微粉の処理は今までしていなかったんだよね・・
その微粉を取るのにメッシュのカップが必要で、この紅茶用カップを代用してシェイクしたら上手い具合に微粉を除去できた。
今まででも十分美味いと思ってたけど、微粉を取ったらビックリするくらい味がクリアになって喫茶店レベルになったよ ww
微粉を取ると2〜3グラム減るんだけどね・・なのに味が濃くなる不思議・・濃いんだけどスッキリまろやかなんだよねぇ・・
ちょっと洗い物が増えるけど最近は微粉除去して、美味しいコーヒーを楽しんでいる沼おじさんです。それでは〜