『 光の教会 』クトナー・ホラの聖母マリア大聖堂
今日はチェコ・中央ボヘミア州にある都市クトナー・ホラの『 聖母マリア大聖堂 』の中をぶらぶらしましょうかね・・・
都市と言ってもこの辺りは郊外というか、かつて銀鉱山で栄えた旧市街から歩いて3、40分ほど離れた場所にある田舎町だ。
このセドレツ地区はホントのんびりした感じで他に何もない町なんだけど、そんな雰囲気とは不釣り合いな程立派な教会だ ww
プラハの『 聖ヴィート大聖堂 』もそうだけど、建物を上から見ると十字架の形をしている。大聖堂ってそういうものなのかな
前回は入り口の彫刻のことだけ書いて終わってしまったので・・今回はちゃんと中に入りましょうね・・・ www
入場にはチケットがいるんだけど、このすぐ近くの『 墓地教会 ( セドレツ納骨堂 ) 』と共通チケットを買っていた沼おじさん。
個別チケットがあったみたいなんだけど・・納骨堂で良く分からずに買わされたチケットがそんなチケットだったのだ ww
もしそのチケットを買ってなかったら入らなかったかもしれないが・・他とは全然雰囲気が違って教会巡りに幅が出た気がする
さて、この大聖堂は『 光の教会 』と呼ばれている・・建物全面の巨大な窓を見てもらえばなんとなくその理由も分かるね ww
ただ想像と違っていた部分は、いわゆるステンドグラスは無くて、窓の縁にさりげなくカラーが添えられていただけだった。
光がぶっ飛ばないように撮らないと窓の模様が見えなくなっちゃうので、実際はもっと明るかったと思います ww 多分・・
必要以上の色を排除して一面を覆うクリーム色の内壁を際立たせているんだろう。それが『 光の教会 』と言われる由縁かな。
だからチェコで見た他のゴリゴリの石造り巨大教会やゴテゴテ装飾の教会とは違って、もの凄くシンプルな出で立ちだった。
でもシンプルと言っても、長い直線と控えめな曲線を巧みに組み合わせ自然と受け入れられる飽きのこない複雑さを有している
一面のクリーム色の中に、ここぞと置かれた装飾品や絵画がもその存在感が際立つ。これは主祭壇の脇だったかな・・
側廊の壁際には聖人の彫像なんかが並んでいたり、こんな木彫りのオブジェが置かれていた・・何なのかは分からないが ww
椅子もふんだんに手彫りの彫刻が施されていた。この教会は旧市街の聖バルバラ教会とセットで世界遺産に登録されている。
歴史も古く元は 1300年ごろにこの場所に最初の教会が建てられた様だが、1421年に『 フス戦争 』で焼け落ちてしまった・・
その後2世紀もの間、廃墟のままだったけど 1700年頃に現在の『 バロック・ゴシック様式 』の教会として再建された様だ。
なんか最古のバロック・ゴシック建築の一例って書いてあった・・何も知らなかったけど結構重要な建築物だったんだな ww
内装が綺麗なクリーム一色でシンプルだから新しくも感じるけど、細部を見れば深い歴史のある教会なんだなと感じるね。
朝早かったので沼おじさん夫婦以外に観光客らしき人は一人いただけ。ここは側廊かな、人が居るとスケール感も分かるよね
海外旅行となるとスケジュールとか色々あるだろうけど、やっぱり実際入ってみないと外観からは想像できない景色があるなぁ
左側の側廊にあった副祭壇・・副祭壇って言うのかどうかは怪しいが・・赤ちゃんキリストの絵画が飾られた祭壇のようだ。
もう一つ同じ様な副祭壇が反対側の側廊の端っこにもあった。でも、よく見たら構成が違っていた・・・
こちらはマリア像の祭壇だね。とても美しい祭壇だったので、よく見ようと近づいたら中央のマリア様に明かりが灯った。
個人的に教会に来た時なんかはこう言うミニ祭壇でお祈りとか懺悔するのかね・・でもなんで副祭壇が二つあるんだろう・・
神社みたいに参拝する順番とかあるのかしら・・そんな作法は全然知らない沼おじさんは、ただただ造形美に唸るのみだ ww
頭上を見上げれば、ドーム状の天井に壁画が描かれている。側廊の天井はこんなドームがずらっと並んぶ構成になっていた。
でもこんな壁画が描かれているのは装飾品が置かれた一部の天井だけだ。下の方はシンプルな直線が多いんだけど・・
上の方へ行くほど柱から伸びるアーチが結びついて、幾何学的な模様を描いているのも見ていて飽きがこないんだよね ww
光の教会といっても、暗めに撮影しても凄くいい感じに仕上がる。壁一面クリーム色だから面の陰影が凄く引き立つんだよね。
だからモノクロとの相性も凄くいい。今回は全体レビューだからモノクロはやめたけど、単体だったらモノクロにするね ww
柱に埋め込まれていた何かのプレート・・パッと見で読むのを諦めさせる感じの文字だ・・チェコ語だったら尚更読めない ww
通路脇の壁に設置されたイカしたベル。紐を引くと五色の音色が鳴り響くのかな・・細かいところまで凝ってるよね ww
鳴らしてみたかったけど怒られそうなのでやめた・・納骨堂と違って、ここの受付のおばさんは凄く真面目そうだったからね
そして主祭壇、メインの置物は派手派手しくもないのにちゃんと見るべきものが映えるね・・祭壇横にまわってみよう・・
この置物好きだったなぁ、造形が素敵。聖母マリア教会だからマリア様が主役だね、クリーム色の壁と色味も調和している。
天井に壁画がある所が主祭壇の真上。建物が十字架の形だからそのクロス部分ね。縦の線が身廊で横の線が『 翼廊 ( 袖廊 ) 』
その右翼廊の二階にはパイプオルガンが設置されていた。この教会は二階に上がる事ができるんだよね・・・
ヴェレフラトと言う町の聖母マリア教会で、初めてパイプオルガンの演奏を聴く事が出来たんだけど・・凄い迫力だったよ ww
二階に上がる階段はこの反対側、左翼廊にあった。この階段がまた超絶美しい漆喰塗りの螺旋階段だったんだよね・・・
ホントまん丸の渦でしょ、個人的には下から見た方が好きだったけどね。上から見下ろしてもアンモナイトみたいで美しい ww
長くなるので今回はこのくらいにしておこうかね・・次回は二階の様子をみていこうと思います屋根裏とか入れるんだよ。
と言うワケで、クトナー・ホラの『 聖母マリア大聖堂 』へ行った時のお話でした〜 続きはまた今度。それでは〜
ナイアガラフォールズの玄関口をぶらぶら
ここは『 ナイアガラフォールズ 』の玄関口、正面に見えている赤煉瓦の建物は『 VIAレール・カナダステーション 』だ。
手前にはバス・ターミナルの看板もあるね、日本からナイアガラへ行く場合、トロント経由で鉄道かバスで行く事になる。
GOトレイン、VIA鉄道、長距離バス、どれを選んでも到着する場所はココだ。沼おじさんはトロントからバスで来ました。
左の建物がバスステーションね、向かいにはレストランなどあったけどやってるのかやってないのかよく分からない感じ。
でも玄関口だけあって駅周辺はとても綺麗に管理されていた。明るく雰囲気はいいんだけど、若干寂れた空気が漂う ww
まぁ、ナイアガラの滝がある観光市街地までは少し距離があるからね。一旦、市街へ場所を移そう・・・
ここは『 レインボーブリッジ 』の近く。カジノリゾートエリア、シェラトンホテルの前に『 WEGO 』と書かれた看板がある。
さっきのバスステーション前にもあったけど、これは『 WEGO 』というシャトルバスの停留所だ。市バスみたいなモノ。
このバスで市街まで来れるんだけど、沼おじさんは町の様子も見たかったので、ぶらぶら写真を撮りながら歩いて行った。
でも帰りは時間も無かったんで市街地から『 WEGOバス 』で最初のバスターミナルまで戻ってきたんだよね・・・
ホテルのオプションで48時間乗り放題のWEGOパスを貰っていたから、せっかくだから最後に使ってみたのだった。
このバスはナイアガラの各種アトラクションにも停まるので、沼おじさんみたいに歩き回るのが嫌な人には便利だと思う。
乗り放題カードの場合は前の入り口から入って、運転手にカードを見せたか端末にピッとやったかしただけだったと思う。
基本的に日本の市バスと一緒で、降りたい場所の近くに来たら停まるボタンを押して、後ろのドアから降りる感じだった。
さて、またターミナルに戻って来た。でも帰りのバスが来るまでまだ少し時間がある。ちょっと周辺をぶらぶらするか・・
通りに『 ブリッジストリート 』とある。すぐ先にアメリカNY州に渡る『 ワールプール・ラピッズ・ブリッジ 』がある様だ。
その橋はNYからトロントを結ぶ国際列車『 メープル・リーフ 』が走る。だからここが玄関口になってるんだね。
ターミナルの裏側は広い空き地で、立ち入り禁止の標識が立っていた。ここは各都市からやって来るシャトルバスの発着所だ。
時間になるとここにデッカいバスが一杯並ぶけど、何も居ないとただの空き地に見えるね ww 高い建物もないから空が広い。
そう言えばチケット売り場が中にあるけど、トロントで帰りの時間が曖昧だったんで片道のチケットしか買わなかった。
でもちょっと不安だったんでここに到着した時に、やっぱり帰りのチケットも買っておく事にしたんだよね・・・
案の定、この時チケット売り場を見たら、結構売り切れが多くて先に買っておいてよかったと思った記憶がある。
駅から見えた街の方へ向かうと、レンガの建物の非常階段でお喋りをする男女がいた。こういう古いレンガの建物イカすね。
海外映画でよく玄関先の階段なんかでお喋りしてるシーンがあるけど、実際ブラブラしてるとそんな風景をよく見かけた ww
駐車場には結構車が停まってるけど人が出歩いてる感じは無いね。ラフな格好の親子が町へ向かって行く姿を見かけたくらい。
バックパッカーはいるけど、あまり住民が利用する様な駅では無いんだろう。普通に地元住民のための町って雰囲気だった。
この建物の裏が『 クイーンストリート 』って言う商店街通りになってるんだけど、全盛期は過ぎた様で静かなものだった。
ここに降ろされたからといって、この町に立ち寄る観光客は少ない様子。便利なWEGOバスが仇となっているのかも・・
雰囲気としてはレインボーフラッグや虹色横断歩道などが沢山あって、オタワの街の『 バンクストリート 』に似ている。
バス停の前に残されたショッピングカート・・たぶん商店街から引いて来てそのままバスで行ってしまったんだろう。
奥に見える赤い門はクイーンストリートの入り口。その先に緑が多く気持ちのいい住宅街が広がっている。
ちょくちょくお見せしていたけど、次回はあの門を潜って市街へ向かってぶらぶらしよう・・あまり歩く人もいないだろうし
今回はこの辺で、それでは〜
チェコ - ズリーンの町を歩く
今日はズリーンの住宅街でもブラブラしましょうか・・久しぶりなのでおさらいしますとココはチェコの南東部にある中都市。
靴製造と共に栄えた街で、工場の周りに従業員の為の『 バチャハウス 』と呼ばれる赤レンガ造りの住宅群が立ち並んでいる。
前回はチェコでは特殊な景観の『 バチャハウス 』を見て回ったので、別のエリアを散策してみたいと思います・・・
この高校のグラウンドからスタートしようかな、場所はバチャハウスの並ぶ丘の下の方だから、工場の煙突が近くに見えるね。
この辺は『 Kotěrova 』コチェロヴァ地区と言うのかな、左手の文字が書かれている建物は病院。公共施設が集合してんだな。
バチャハウスに住む人々の為に靴工場を中心に街が出来上がっていったのだろう・・トヨタみたいな・・バチャタウンだね ww
今では靴産業は衰退してしまっているようだけど、この街に靴工場を作ったトーマス・バチャの功績はただならぬものがある。
周りは赤レンガの住宅ばかりだったけど、この辺から漆喰塗りの建物が現れ始めた。でも形を見ると中身はレンガっぽいね。
バチャハウスに漆喰塗ったのかな・・バチャハウスエリアは景観保護されているけど、この辺は保護地域外なのかな・・
何気にパラボラアンテナの主張が激しい・・他の家も結構派手な模様のパラボラアンテナがいっぱいあったんだよね www
奥の遠景に丸い丘が見えるよね・・建物の密度こそ違うけど、いま沼おじさんがいる場所もあんなこんもりした丸い丘の上だ。
工場のある中心街はこんな丘に囲まれているので、中心街以外の住宅はだいたいこの丘の斜面にある感じだ・・
坂道は丘の斜面をジグザグと長くなだらかに登っていくけど、歩いて上の方まで行くのはそれなりに大変だった記憶がある ww
ズリーンは観光地ではない・・その住宅街をぶらぶらしてゴミ捨て場まで記録する・・かなりマニアックな町ブラだ ww
観光地の観光スポットを満喫するのも楽しいけど、その周辺の街の生活風景を見て周るのがそれ以上に楽しい沼おじさん。
まだ赤レンガ建築もちらほらしているけど、建物の雰囲気が変わってきた。手前の白い建物はもうバチャハウスではなさそう。
でもこれはコレで同じような建物が周辺にいっぱい建てられていたので、人口増加で時期を隔てて作られた住宅エリアっぽい。
バチャハウスエリアでは少なっかった駐車場なんかも家の前にあって住みやすそう。道路の上に電線が張り巡らされてるよね
この電線は路面電車のバスバージョンみたいな『 トロリーバス 』の電線。なだらかな丘と言っても車がないと大変だ・・・
でもチェコは路面電車の『 トラム 』や『 トロリーバス 』が街中どこまでも走り回っているから車が無くても移動は容易い。
横断歩道のイカしたマンホール。『 LOBODICE ( ロボディツェ ) 』はズリーンの隣町だが・・細い事は気にしない感じか ww
海外に行ってもご当地マンホは撮り集めてる沼おじさんです。そう言えば、この横断歩道は石畳になってるよね・・・
他の場所でもそんな感じで、横断歩道は歩道の延長みたいな造りなんだよね。滑りにくい様にとかそんな理由もあるのかもね。
車道は基本的にアスファルトだったけど、坂道も石畳のところが多々あった。昔の名残か、滑り止め効果を狙ってか・・・
丘から降りて中心街に近ずくと、建物の雰囲気もすっかり変わったね。屋根も大きく三角になってヨーロッパっぽい風貌だ。
でもこれは民家と言う感じではないかな、窓に落書きされてたりするし今は使われていない建物かも・・横の塀を見ると・・
こんな落書きが・・自動翻訳したら「 私たちにはたくさんの愛があります 」と出た「 みんな愛してるよ!」みたいな事かな
なんか思ってたのと違ったな・・誰々くん大好き!レベルの落書きだと思ったら以外と大きなメッセージだったね ww
この辺は中心街の端っこの大通りだ・・戸建の民家は無くなってテナント入りのアパートみたいな建物ばかりになった。
割とノッペリしてるけど、色使いはカラフルでヨーロッパって感じ。さらに中心部へ行くともっと近代的な建物になる。
近代的といっても割と無機質な四角い建物ばかりで無骨な印象だったかな・・それでも人が多く出歩いていて活気があった。
スーパーとか映画館の入ったデパートや商店街、歴史のありそうな公民館や広々とした綺麗な公園があったり賑やかだ。
でも中心街の写真を撮ってないんだよね・・中心街は仕事の範疇でぶらぶらしてたから写真を撮ってる暇がなかったんだな
時間ができるとまだ歩いていない場所を散策したくなるので、中心街の周辺の写真ばかりになってしまったのでした・・
と、いうワケでもうちょっと周辺を散策しよう・・緊急事態宣言でどうせやる事ないだろうし長くなってもいいよね ww
赤い屋根に突き出した長方形の煙突。こういう屋根がプラハの方でもよく見たけど、標準的な建築ってイメージがあるかな。
それほど移動してないけど、別のエリアではまた違った雰囲気の建物群が見られた。エリア毎に色んな建物があって面白いね。
ヨーロッパの建物は長屋みたいにつながっていたりするから、ある程度まとまったデザインの建物がグループ化して見える ww
入り口が可愛いかった・・でも側が広い割にメイン扉はちっちゃいのな ww でも実際は全体がデカいので十分大きな扉だ。
この辺は緑道があったり緑が多くて気持ちが良い・・バチャハウスの方は日当バツグンだったけど、ここは木陰が多い感じ。
庭に木々も多く温室で何か育てているお家もあった、いい庭だね。奥に凄い立派な滑り台もあるけど、公園じゃないからね ww
緑道の葉っぱにテントウムシがいた。模様を見ると日本のナミテントウとよく似ている・・案外一緒なのかな・・・
欧米ではテントウムシは幸運を呼ぶ特別な虫・・沼おじさんにとっては植木のアブラムシを食べてくれるありがたい虫だ ww
緑道脇の建物群はくっついているけど、坂道だから屋根が段々になっていた。こういうのってどうやって建ててるんだろう・・
中身の骨組みが繋がってるのか・・それとも一軒ずつ壁をくっつけて建ててるだけなのか・・そもそもなぜくっつけるのか・・
坂道を下った先には教会が見えた。町の小さな教会って感じ・・立派な教会だけど、もっとデカいのを一杯見たからね ww
前を通ったらちょうどミサでもやってる感じだったので中には入らなかった。でっかいヤナギみたいな木も良く見た木だ。
チェコは陽が長く20時くらいまでは余裕で明るいので、足が棒になるまで散策出来る。まだまだ行くぞ ww
再び坂道に戻ると両手に買い物袋をぶら下げた綺麗なグレーヘアのおばあちゃんが、しっかりした足取りで坂道を登っていた。
思い起こせば、横の道以外は全て坂道って感じの街だった・・だからトロリーバスがあんなに走り回っていたのかもしれない。
きっとシニアは無料で乗れるとかそんな感じなんだろうな・・まだまだ散策は続くけど今日はこのくらいにしておこう・・
と、いうワケでズリーンの住宅街をぶらぶらした時のお話でした。続きはまたいつか・・それでは〜
チェコの列車旅 #3 プラハの入り口
さて今日はチェコの列車旅シリーズ・・前回はクトナー・ホラから出発して『 プラハ・マサリク駅 』に到着した沼おじさん。
本当は『 プラハ本駅 』に到着予定だったんだけど・・乗る電車を間違えて、何故かここマサリク駅に降り立ったのでした ww
ここは終着駅だから電車から降りると、今までとはまた違ったタイプの電車が色々停まっていた・・真ん中のヤツは古そうだね
車体番号をみると『 810系 』とある。調べてみたらこいつはディーゼル機関車みたい・・まだオール電化してないんだなぁ。
カナダでもディーゼル列車に乗った。大陸は国際線もあったりするから、行き先によっては電車じゃダメな場合もありそうだ。
スロバキア方面から来てるのかもしれないね・・でも国際線は『 プラハ本駅 』の方だった気がする・・まぁ、いいや・・
何れにしてもゴリゴリの現代的な電車に挟まれて、古い電車ではなくディーゼル列車が停まっている光景はちょっと面白い ww
両脇の電車はモデルこそ違うけど同じ都市間列車で、971系『 シティ・エレファント 』と言う象の名前が付けられた電車。
そう言えば、以前『 オトコロヴィツェ駅編 』で見たエヴァ2号機みたいな電車も『 レギオ・シャーク 』って名前だったなぁ。
他には『 レギオ・パンター 』と言う電車もある。パンターはヒョウの事だから皆んな動物の愛称が付けられているワケだ ww
切符売り場はあるけど、日本みたいにホームから出るのに改札の様なモノは無い。電車内で車掌さんに切符を見せるだけだ。
海外だと予約した電車に乗る時は、QRコードを表示したスマホ画面を見せれば車掌さんが端末で読み取ってくれたりする。
電車好きの人だったら切符がなくても自由にホームに入れるワケで、観光ついでに海外の車両をいくらでも愛でられるね ww
古い時代の名残かな柱の装飾が厳ついね ww 時計を見ると7時半をさしている。朝じゃないよ、外が明るいけど19時半ね。
荷物もあったし一旦ホテルにチェックインして身軽になって戻って来たのでした。別に駅に戻ったワケではないんだけど・・
適当に街ブラしてたらマサリク駅の前に出たんで、ついでに覗いてみた次第。新しい街に到着した時って早く街に出たいから
駅をのんびり見てまわるって事は先ずないよね ww プラハの後はバスで空港へ向かったので駅を見る時間はあまり無かった。
でもちょっと立ち寄って覗いただけでも構内にピアノが置いてあったり、そんな新しい発見が街の情景を豊かにしてくれる。
因みに翌日『 プラハ本駅 』にも行ったんだよね、空港へのバス乗り場が本駅にあったんで場所だけ確認しに来たのでした。
本駅だけあってホームも規模がデカい。構内は思ってたより現代的・・というか80年代くらいが全盛期って感じの新しさ ww
ホームの雰囲気は悪くないんだけど、切符売り場とかその辺がちょっと雑然と暗い雰囲気で好きでは無かったな・・でも・・
正面入り口のフロアだけは円形の吹き抜けになっていて、レトロな装飾が残っている。ここだけやたらと豪華なんだよな ww
入り口の上は大開口のステンドグラスになっているから、光を浴びたクリーム色の壁が金色に輝いてとても綺麗だった。
上を見上げるとドーム状になってる・・つまり外観も古い教会の様なイカした建物なんだけど、正面の外観は見てなかった orz
それを見てたらこの本駅の印象も変わっていたと思うんだけど・・まぁ、全てが上手くいくワケではないと言う事だ www
なんで外観を見なかったかと言えば・・出入り口の目の前にバス乗り場があったからだ。当然といえば当然の話だね・・
道路向こうに見えるガラスドームはバス乗り場のエレベーターで、地下で繋がっている。乗り場があっち側だったらなぁ・・
沼おじさんの乗り場はこっち側だったから、離れて駅舎の外観を眺める事が出来なかったワケだ。そんな話・・
でもプラハの到着駅が『 マサリク駅 』になったのは、間違いだったけど結果として正解だったなと思っている沼おじさん。
本駅は場所が繁華街から少しだ外れている。少しなんだけどかなり雰囲気が違うんだよね、本駅周辺はちょっと寂しいの・・
やっぱりプラハに来たら駅を出た瞬間こんなふうに、レトロな路面電車が狭い通路をぐわ〜んと迫って来たりする方がいい
ここはマサリク駅の目の前の通り。こんな感じでトラムと言う路面電車があっちからこっちへ何台も行き交っているんだよ。
この華やかな都市の喧騒が、うわぁプラハ来たぁ〜ってなるの ww そう言うファーストインプレッションって大事よね ww
ガヤガヤしててもこの街並みだし、むしろプラハにはそんな華やかさを求めているからマサリク駅って凄くいい場所にある。
右手にちょっとかじっているのがマサリク駅ね。この辺りは新市街になるのかな、建物は綺麗めだけど見応えのある街並み。
大まかに言うと、ゴチャゴチャカラフルな旧市街から離れるほど建物は綺麗で現代的な感じになっていく感じかな・・
そう言う意味でこの辺はその中間って感じで、プラハに到着して最初に見る景色としてはかなりいいトコいっているワケだ。
本駅周辺はもうちょっと旧市街から外れているから建物は綺麗なんんだけど、その綺麗さが何か寂しさを呼ぶんだよね ww
このトラムを追っかけて角を曲がると正面に旧市街の黒門が見えてくるんだけど、この時点でかなり興奮していた沼おじさん。
コレはその時撮った写真では無いけどね、でもマサリク駅前のこの通路はかなり印象深い景色として思い出に残っているよ ww
まぁどこから来るかにもよるだろうけど、プラハに列車で来るならば『 マサリク駅 』で降りるといいかもね、と言うお話。
ほんとは『 トラム 』のことも話したかったんだけど、長くなるからまた別でお話しましょうね。と、言うワケで・・・
『 チェコの列車旅シリーズ 』はお終い。でもチェコの写真は山ほどあるからまだまだ別シリーズは続きます。それでは〜
チェコの列車旅 #2 〜 プラハへ向かう沼おじさん
今日はチェコ鉄道シリーズの続き・・『 クトナー・ホラ本駅 』でプラハ行きの列車が来るまで機関車を愛でる沼おじさん。
チェコ鉄道は『 チェスケー・ドラーヒ 』と言う名前で、ここで使われる車両には頭文字の『 CD 』マークが付いている。
これはクトナー・ホラ到着日に見た『 708系機関車 』・・これはディーゼル機関車かな、青と赤のツートンカラーが可愛い。
車両的には奥の方がフロントでボックス部分が長く煙突も付いている。でもこう言うのは進行方向はどっちでもいいんだろうな
この赤い貨車とも相性が良さそう・・ここから翌日、プラハへの出発日。この日も線路の両脇に貨物列車が停まっていた・・
ホームでプラハ行きの電車を待っていると、前回の記事で沢山の車を積んでやって来た貨物の機関車部分が折り返して来たよ。
丸っこくて何とも可愛いシルエットの『 122型電気機関車 』・・こんなに可愛いのに貨物専用の機関車なのかなぁ・・・
ネットで検索しても貨車を引いてる写真しか出てこない、見た目は客車でも引っ張ってそうなレトロな電車スタイルなのにね
その後ろからは先程の『 708系ディーゼル機関車 』に作業員がヤッターマンスタイルでぶら下がって付いて来る www
一旦通り過ぎて行った『 122型 』は更に折り返し隣の線路に戻って来た。別の貨物を連結してまた来た道を戻って行く様だ。
ディーゼル機関車の方はこの駅で貨車を繋いだり、補助作業をするための専属車両なのかもね・・そんな様子を眺めていると
地元の爺ちゃんかな、いつの間にか隣のベンチに座っていた。ヨーロッパの味わい深い爺さんの顔、案外ジーンズが若々しい。
そう言えばチェコの高齢者は目つきの怖い人が多かった・・英語で話しかけると機嫌が悪くなるから尚更怖かったなぁ ww
さて、すっからかんだったホームにも電車の利用者がチラホラ集まりだしていた。もうすぐ電車が来そうだな・・・
駅員さんも反対ホームの駅舎から走ってやって来る・・前回も書いたけどホームの移動に線路を横断するのは新鮮だったよ ww
よ〜し、そろそろ出発の準備をするかとベンチから立ち上がる沼おじさん・・どんな電車が来るのかなぁと待っていると・・
あれ?また貨物列車が来た・・と思ったらコレが客車でした ww コレこそ貨物でも引いてそうな無骨な出で立ちだけどね。
『 インターシティ 』と言う都市間特急列車。大陸だから『 ユーロシティ 』と言う国際列車とか色々なラインがあるみたい。
この『 362型電気機関車 』は最高速度が140km 出るそうだから『 あずさ 』とか『 ロマンスカー 』みたいなもんか・・
確かクトナーホラからプラハまでは1時間ちょっとで乗り換えもせず行けた気がする・・でも乗る電車を間違えたようだ・・
プラハ行きはプラハ行きだったんだけど、買った切符のルートと乗った電車のルートはちょっと違ったみたいなんだよね ww
左が最初に買った切符で右上に『 Km 73 』って書いてあるね、つまり『 73km 』って事で、これはプラハ本駅までの距離。
で、右のヤツは車内で車掌さんの切符拝見の時に追加料金を払ったレシート。その右上には『 84km 』と書いてあるでしょ・・
この差 11km分の差額を払ったワケ・・60歳くらいの車掌さんはチェコ語しか喋れず何を言ってるのかサッパリだった ww
まぁ、レシートにも『 Praha hl.n. ( プラハ本駅 ) 』って書いてあるしこのまま乗ってれば着くっしょ・・多分・・・
途中、電車の車窓から見えたどこかの駅施設・・貨物の搬入口かな、壁の色味がいい感じだったんだけど落書きだらけ・・
この時は田舎だからかなと思ってたけど、街全体が世界遺産っていうプラハの街も結構なものだった・・www
風になびく草原にポツンと佇む古いお家・・いつも走る電車の窓から見える景色っていつも後ろ髪引かれるんだよね ww
ここでぶらり途中下車したいって思っても海外だとなかなかそうも行かないからね・・広大な麦畑とかぶらぶらしかったなぁ
呑気に景色を眺めながらプラハ本駅到着を待つ沼おじさん・・しかし到着した駅はなぜか『 プラハ・マサリク駅 』だった ww
そもそも終点が違った・・ここから本駅は歩いてもいけるくらい近い・・到着した時は間違いにも気づいてなかったかもね・・
あまり覚えてないが・・外に出て地図を見てアレ?ってなったハズだ ww まぁ、でも・・もはやプラハ到着、問題なし ww
と言うワケで、クトナー・ホラを出発し電車を間違えるも無事プラハに辿りつけた沼おじさんでした www
ホント変な所に連れて行かれなくて良かった ww 到着した時は荷物もあったし早く街に出たかったので駅の写真は少ない・・
でもせっかくだから次回はプラハの駅の様子もお見せしましょうね、それでは〜 つづく。
チェコの列車旅 〜 田舎町の駅舎を愛でる沼おじさん
ここはチェコの南東部『 オトコロヴィツェ 』と言う田舎町・・それまで滞在していた『 ズリーン 』の隣にあるんだけど
次の目的地『 クトナー・ホラ 』へ向かうのにココから電車に乗った方が手っ取り早かったので、トロリーバスでやって来た。
チェコは日本より寒いと聞いてたので薄手のジャケットも持っていったけど、この温暖化のご時世では特に変わりはないね・・
五月末だったけど長袖どころか半袖短パンでもいいくらいだった ww 地元の人に聞いたら昔より大分気温が上がってるそう。
さて、さっきも写っていたこのクリーム色の建物・・今日はこれが本題。パッと見味気のないただの雑居ビルに見えるけど
これが『 オトコロヴィツェ駅 』なんだよね・・右下の小さな入り口がメインの出入り口ですよ www 全然駅感ねぇな・・
オトロコヴィツェよりも大きなズリーンでも何処に駅があるんだかよくわからなかった・・田舎町の駅はこんな感じなんだね
何も知らないで行くとココでいいのかな・・なんてちょっと躊躇してしまう ww 電車の利用者自体が少ないのかも・・
チェコは路面電車の様な『 トラムやトロリーバス 』が街中走り回っていて、隣町へ行く程度ならそちらの方が使い勝手がいい
ここまでトロリーバスで来たのもそう言う理由がある・・さて駅に入ろう、中に入ってしまえばちゃんと駅っぽいんだな・・
小さな駅には似合わないエバンゲリオンみたいなイカした電車がやってきた ww そう言えば田舎街で困る事がもう一つあった
チェコでは若い人には大体英語が通じるんだけど・・5、60歳くらいのおじさんおばさんになると途端に英語が通じない・・
丁度この時そんなおばさんしかカウンターに居らず・・チェコ語以外は全く受け付けないので切符を買うのに凄く手こずった。
でも後ろに並んでいた地元の若い男性が英語で通訳してくれたので助かった ww 一応英語対応のカウンターもあるんだけどね
こういった田舎の小さな駅だと必ずしも常にそこに人が居るとは限らないと言うワケだ・・そんなチェコの駅話・・・
何とかオトコロヴィツェ駅を無事出発してクトナー・ホラへの経由地『 コリーン駅 』に到着、2時間以上かかった・・
乗り継ぎしただけなので正直ここの記憶はほとんど無い ww でもオトコロヴィツェ駅より大分立派な感じの駅だね。
ネットで調べるとこの『 コリーン 』と言う街もなかなか味わいのある街並みで良さそうだった、でも今回は素通りです・・
ここから『 クトナー・ホラ 』は目と鼻の先・・電車で20分も掛からなかったかな、席にもつかず通路で景色を眺めてた。
そして辿り着いた『 クトナー・ホラ本駅 ( Kutná Hora hl.n. ) 』レンガ壁に赤い屋根の可愛い駅舎、これは駅らしい建物だ。
クトナー・ホラは有名な観光地だから駅もそれなりに綺麗にしているんだろう・・でも結構な田舎町だから駅は小さいね ww
ここから『 墓地教会 ( セドレツ納骨堂 ) 』まで徒歩15分くらいだから、長閑な景色を眺めながらぶらぶら歩いて行ったよ。
クトナー・ホラ本駅のホームの景色。周りは木々と畑に囲まれてノンビリとした雰囲気だね。ここからは帰りに撮った写真・・
納骨堂や聖母マリヤ大聖堂、旧市街の街並みや聖バルバラ教会・・たっぷりブラブラを満喫してこれからプラハに向かう所だ ww
駅舎の壁に『 Seehöhe 』と書かれた可愛い表札があった・・何か分からなかったので撮っておいたモノなんだけど・・・
調べたら『 海抜 』だった。『 海抜215m 』って事だね・・ドイツ語みたいなんだけど、チェコでも使われているみたい。
雨水管のメンテ用の蓋だろうか、あまり見た事が無い仕様だ。電車まで時間があったから細部を愛でる沼おじさん www
東京の駅では殆ど無くなったけど、ホームのゴミ箱はちゃんと分別形式・・でもよく見るとタバコをもに消した跡があるね・・
チェコの喫煙状況は20年前の日本って感じで、排水溝を覗けば吸い殻で一杯だし子供が遊ぶ公園で親たちは芝生にシートを広げタバコ吸っている・・一番印象的だったのはプラハのホテルマンが自分の働くホテルの前で一服休憩していて、客が来たら火も消さずにタバコを道路へ弾き飛ばして消えていったシーンだ ww そんな感じの国・・愛煙家の沼おじさんには天国だったけど、嫌煙ブームの国から旅行に行くとビックリしちゃうかもね。まぁ、海外で見るそういう光景はマナーの悪い観光客の仕業か、そもそもそう言う国かのどちらかだと思うが、チェコの場合はその両方だね ww 今では考えられないけどちょっと前の日本と何ら変わりはない。ヨーロッパ方面はその辺ゆるいのかな、このコロナ禍でそんな状況に変化があるのか気になる所だ・・
そんな事をしみじみ考えていると可愛い貨物列車がやってきた・・普通の電車は全然こないけど貨物車はやたらと多い ww
この線路は人の移動というより主に貨物輸送のためにあるんだろうな・・そんな貨物もたまに通るだけだからか・・・
反対ホームへの移動は直接線路を横切って歩いて行く感じだ・・上の写真を見ると手前が道になってるでしょ、そこが通路。
田舎の駅だと特に陸橋とか地下道とか踏切すらないから電車がこないうちに好きに渡れ・・と言う具合だ www
反対ホームへやって来た、沼おじさん夫婦以外人の姿は無い・・両サイドには長い貨物列車が停車して気動車の点検をしている
カナダもそうだったけど普通の駅に貨物列車がいるのって新鮮だよね、日本だと貨物用の線路は別個にあるもんね・・・
『 Vítá vás město Kutná Hora ( クトナー・ホラへようこそ ) 』と書かれた建物・・売店かなと思ったんだけど、違った・・・
開いてなかっただけなのか、特にキオスク的なモノは無い。何にも無いと言えば何にも無いけど、この雰囲気は悪くない ww
沼おじさんは常に貪欲にモノを見ようとしてるから、こんな待ち時間いくらでも楽しめる・・カメラ好きで良かった ww
日本に居てもそうだから、海外なんかに来た日には見るモノ全てが新鮮で嬉しくてしょうがない。スマホなんて見もしないよ
貨物車のフレームに絵画の様な可愛い教会の景色が収まっていた・・平地に広がる畑やシルエットの綺麗な樹木が印象的だった
時間の潰し方は人それぞれだと思うが、周りを良く見ないとね・・せっかく海外まで来たんなら出来るだけ写真を撮っておこう
心のシャッターを押してもおじさんは悲しいくらい忘れてしまうから www まだ写真があるけど長くなっちゃうな・・・
ここで見た貨物の気動車や電車も個性的で面白かった、せっかくだからプラハの駅まで行きたいと思うが今日はこの辺で・・
同じ様な景色が続いてしまうからね・・と、言うワケでズリーンからクトナー・ホラまでの移動を振り返った雑記でした ww
続きはまたそのうちに・・それでは〜 つづく。
仕事納めのクリスマス
今日はクリスマスだから教会の写真でも・・チェコはクトナー・ホラの『 聖母マリア大聖堂 』で見た素敵な聖母子像。
また今度まとめて内部のレビューするので今回はモノクロで・・細工が細かいうえガチ石造りだからモノクロが合うんだな ww
教会内部は全体がクリーム色の漆喰塗りで清楚な印象だけど、こういった装飾はやっぱり盛り盛りで豪華だよね・・
さて、沼おじさんは今日で仕事納め、会社も大掃除して無事お休みに入れました ww でも帰省もできないしどうしよう・・
家でぬくぬくNetflix三昧だろうな ww 年明けは4日から速攻仕事だから出来るだけゆったり過ごそうと思う沼おじさんです。
まぁ時間はあるからブログは進められそう、全然手をつけられていない伊豆大島シリーズも進めたい所・・さぁ、休みだ ww